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高校生の時FXで70万円溶かしてわかったこと7つのこと (前編)

 私は、18歳の時からFXを始めていました。日本のFX会社は20歳以上でないと口座開設できないので、海外のFX会社を使ってトレードしていました。
 当時、もともと14歳から株式投資はしていたのである程度の経験はありましたが、FXを始めた時の興奮は全く別感覚でした。私は全財産の70万円をすべて突っ込んだ結果、約2か月ですべてを失いました。
 その後自分なりに猛勉強し、トレーダーの方にコツを聞いて回るなどトレードに執着した青年でした。
 今ではトレードを本業として食べていくことはしておらず、趣味程度でトレードをしています。(なぜ本業にしなかったかはちゃんと理由があるのでまた今度話します。)
 そんな中、今からFXを始めようとしている方には自分の経験が役立つのではないかと考え、このnoteを書きます。長くなりそうですがどれも重要なので、2つの記事に分けさせていただきます。

1."勝ち方"よりも"負け方"のほうが大切

 まず一つめ、これがめちゃくちゃ大切です。
 初心者は、トレードにおいて勝つことばかりに集中しようとします。つまりどうやったら勝てるかどうやった儲けられるかにしか興味がないのです。
 しかし、本当に重要なのはどうやったら負けを小さくできるかです。はっきり言って勝ち方の重要性より、負け方を知っておくほうが2000倍くらい大切です。単純な話昨日100万円負けて今日80万円取り返すのと、二日間何もしないのでは、結果は後者のほうが優れています全く一緒です。
 つまり、「損をしない」ことに徹するのがトレードの基本中の基本です。具体的には苦手な局面でトレードをしない、ちゃんと損切をする、難しいことは一つもありません。

 別の例でいうと、柔道においてはよい負け方の受け身を練習します。一見、負けるための技術を習得するのは弱腰に見えますが、そうではありません。変な受け方をして選手生命が絶たれることを防ぐ、必要なスキルなのです。

 このように、トレードでも損失を最小限に抑えるための”受け身”をちゃんと身に付ける必要があります。逆説的に聞こえるかもしれませんが負け方ばかり考えている人のほうが、長期的に勝ち続けられるのです。
 しかし正直言って負け方ばかり考えてトレードするのは全く面白みがありません。しかしそこで面白さを求めて無謀な賭けを選択するのか、正しいことをしてしぶとく生き残るほうを選択するのかがプロと素人の違いです。

 バケツに多く水を入れるより、バケツの穴をふさぐほうが水は早く溜まります。是非、1日で100万円稼いだ自分ではなく、1週間の損失を資金の5%までに抑えられた自分を褒めてあげてください。

2.テクニックではなく感情コントロールを学べ

 初心者の方は、まず手っ取り早く儲けられるテクニックを探しているかと思います。私も当時はテクニック本を読み漁っていました。しかし、そのようなテクニックは枝葉に過ぎず、状況はちっともよくなりませんでした。

 本当に大切なのはメンタル(感情)です。トレーダーは常に自分のメンタルと戦っています。というのも”悔しい”・”怖い”・”逃げたい”といったマイナスのメンタルがトレードに悪い影響を及ぼすからです。
 例えば「昨日負けて悔しいから今日取り返そう。」考えて、いつもと違うことをしたり、「根拠はないけど連日負けてて怖いから、今日のチャンスはスルーしよう。」とせっかくのチャンスをみすみす逃したりなど感情による悪影響はトレーダーなら誰しも感じたことがあるはずです。

 このような感情にとらわれたトレードから抜け出すことが初心者がやるべき最初の訓練となります。手法やテクニックにこだわる前にどうやったらこの負の感情とトレードを切り離せるかが、トレードの質を大きく左右します。
 トレードとメンタルを切り離すのに必要なことは徹底的な勉強とルール作りです。

ー徹底的な勉強 
 まずちゃんと勉強してギャンブルの本質を理解し、期待値を上げることがトレードの最終結果を上げることを理解しなければ始まりません。そして自分に優位性がある時にきちんとトレードをする(苦手なコースの球にバットを振らない)ことを覚える必要があります。このような内容に関しては、「ゾーン 勝つ相場心理学」という本がオススメです。

ートレードのルール作成
 そしてもう一つは資金管理の方法をルール化することです。
いつもいつも自分の資金の大半をリスクにさらしていてはいつか自分の資産を大きく失います。例えば1/2で資金が2倍になるゲームがあったとしてそのゲームに毎回全額ベットしていたとしましょう。1/2の確率でしか勝てないので100回やればどっかで負けます。つまりどんなに資金が増えようと資金を毎回リスクにさらしていればいずれ自分の資金の大半をしなってしまうことになります。
 こんないつか失敗するとわかっている投資をするなんてアホらしいです。なので無限に繰り返しても自分の資金の大半を失うことがないようなリスクの取り方をしなくてはいけません。ここら辺は特に特別な手法はないので資金管理の基本が書いてある本をAmazonで買って読んでみてください。

3.トレードはアスリートと同様プロの技

初心者の方にはトレードが簡単に見えます。またトレーダーは楽をして簡単に稼いでいるように映ります。しかしそれは全くの見当違いで、トレードは全くもって奥の深い職人芸です。
 やっていることは売りか買いの二択を選んで資金を投入してるただそれだけ。しかしその意思決定の背景には膨大な経験や準備に基づいた思考プロセスが存在します。

 これは包丁を作る様子に似ているのではないでしょうか。外から見ればただ鉄の塊を熱して打っているだけ。でもそこには適切な力加減や熱の調整など膨大な経験に基づいた思考プロセスが存在します。
 そのため包丁職人になるために何年と修行する必要があります。よく考えてみれば鉄を熱して打っているだけです。(バカにしているわけではありません。)
 トレードも全く同じです。表面上の簡単さに騙されず、時間をかけて修行と技術鍛錬をしていく覚悟が必要です。

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