形のない商品をどうやって調達するのか

さて、
「起業ってまず何をやったらいいの?」
という質問に答えるべく、話を始めたわけですが。

答えとしては、
・商品
・販売方法
の二つを用意できればいいんですよ、
という話になります。

そして前回までで、
・商品
の調達方法の話をしてきました。

それは、
1.形のある商品を自分で作って用意する
2.形のある商品をよそからもってきて用意する
3.形のない商品を自分で作って用意する
4.形のない商品をよそからもってきて用意する
の4つでしたね。

そして、
4→3→2→1の順番で難易度が上がっていくので、
まずは4の、
「形のない商品をよそからもってきて用意する」
から始めるのがオススメですよ、
ということもお伝えしてきました。

形のない商品といってもいろいろありますが、
・労働をせずに済む
・在庫リスクがない
という点で「データ」を商品として扱うと、
非常にたくさんのメリットを得られます。

「データ」を商品として扱うことを、
「コンテンツ商品」と呼びます。

さらに、
「コンテンツ商品を自分で作らずに、他人が作ってくれたコンテンツ商品を紹介したり販売したりすることで、利益を得る」
という方法があります。

それが、
「4.形のない商品をよそからもってきて用意する」
ので用意した商品で利益を得る方法です。

これができるようになると、
・在庫リスクがない
・提供に労力がかからない
・自分で作る必要がない
・売れなくても損はない
・売れたら利益を得られる
と、良いことづくめです。

ほとんどリスクがないのに、
利益はきちんと得られる。

これって最高だと思いませんか?

なので、
これから起業をしてみよう、と思う方には、
僕はこの方法をお勧めしています。


となると次の疑問はおそらく、
「どこで商品を探してくればいいの?」
「どういう商品を選べばいいの?」
というところになってくるかな、と思います。

商品の条件は、
「コンテンツ商品であること」
「他人が作ったものであること」
ですね。

こういう商品は、
「ASP」というところを見に行くと、
たくさん見つけることができます。

ASPというのは、
アフィリエイトサービスプロバイダ
の略です。

あまり話をややこしくしたくないので、
ここでは、
そういうものがあるんだな、程度に思っておいてください。

ASPを見に行くと、
「私が作ったコンテンツ商品を紹介(販売)してくださーい」
という案件情報がたくさん揃っています。

有名なASPは、
インフォトップや
インフォカートです。

ただ、ネットで検索して、内容を見てもらえるとわかるのですが、
正直怪しい商材が非常に多いです。

アダルト系の商品も多いですし、
健康法についての商材も、
これ大丈夫なのかな?
というものが多いですね。

こういう商品を、
自分が誰かに紹介しているところを想像すると、
「ちょっと辛いな」
「やりたくないな」
と思うようなものが多いと思います。

自分でも試したことないような商品を、
いきなり人に勧めたりするのも、
ちょっと抵抗を感じる方が多いはずです。

ただ、
そういうコンテンツ商品の全てが怪しく、
全てがダメというわけではありません。

ただし、
その見極めが難しい、というのも事実なんです。


そう考えた時に、

4.形のない商品をよそからもってきて用意する

これを実現するための商品の選び方は、
自ずとこうなってきます。

・自分自身が興味がある
・自分自身が取り組んでいる
・どういう人にオススメか、ある程度イメージできる

こういう商品であれば、
販売することに対しても
そんなに違和感はないのではないでしょうか?


他人の商品を販売する、というのは、
言ってみればセレクトショップのようなものです。

そこに、
「自分は興味がない」
「自分で触ったこともない」
「誰にオススメなのかもわからない」
というような商品は、
置かないですよね?


そして、
さらに大切なことがあります。

それは、
「成約単価が高いこと」
です。

成約単価というのは、
商品が1個販売された時に、
あなたが受け取ることができる金額のことです。

ASPを見ると、
この成約単価が数千円、下手すると数百円程度のものも少なくありません。

成約単価が低いということは、
あなたが受け取れる金額も少ない、ということです。

ということは、
たとえば30万円稼ごうと思った時の労力がものすごく増えてしまう、
ということになります。

仮に、
成約単価300円の商品を扱ってしまったら、
それで30万円稼ごうと思うと、
1ヶ月に1000個売らなければいけなくなります。

これははっきり言って大変です。
僕でも無理です。

多くの人は、
「商品が安いほうが売れやすい」
と考えます。

なので、
低価格帯というのは、たくさんの商品がひしめき合う状態になり、
また、それを扱い販売しようとする人もたくさんいる状態になります。

つまり、
商品的にも、販売者的にも、
ライバルが多い状態なのです。

「安いほうが売れるだろう」
と思って、商品を選んでしまうと、
後で大変な苦労をすることになります。

成約単価は、
少なくとも1件2万円以上、
可能であれば3万円以上のものを選ぶようにしましょう。

成約単価が3万円ならば、
30万円稼ぐためには、たったの10個を販売すれば良くなります。

「とはいえ、そんなに高いものが売れるだろうか?」

と思うかもしれませんが、
高いか安いかを決めるのは販売者ではなく購入者です。

また、
それなりの価格をつけている商品というのは、
それなりにしっかりとした品質になっている商品です。

安い商品ほど、内容が粗悪で、
かつ、安い商品を買うお客さんほど、
後からクレームをつけてくる確率も上がります。

成約単価が高い商品で、
かつ、しっかりとした販売実績がある商品であれば、
お客さんも値段に納得し喜ばれている可能性が高いし、
高級な商品を買う人につまらないクレームを言う人はいません。

なので、
あなたがこれから、

4.形のない商品をよそからもってきて用意する

の方法で商品を調達するとしたら、

・自分自身が興味がある
・自分自身が取り組んでいる
・どういう人にオススメか、ある程度イメージできる
・成約単価が2万円以上(できれば3万円以上)
・しっかりとした販売実績がある

こういったものを選ぶようにしてください。


ということで、
ここまでで起業に必須な、

・商品
・販売方法

のうち、商品の調達法についての説明が、
ざっくりとですが終了しました。

なので、次回からは、
販売方法についてをお伝えしていこうと思います。

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