メキシコペソ 1月1週目 #万博中止して被災地に回せ
正月の地震、大阪でも結構揺れました。ただ、テレビ放送をみているとそれほどの死亡者が出るとは思えなかったのですが、日がたつにつれて死亡者が増えていくのは驚きしかありません。自分にできることは寄付なので、来週にでも寸志をと思っています。それと被災地でお金を使うことが地元の人に役に立つなら、夏はバイクで石川旅行します。
年末、年間株価推移を見ながら、大阪万博需要が期待できる建設、カラス土石製品、鉄鋼非鉄や陸運業を注目しながらも、人手不足不況ど真ん中を敢えて選ぶのはリスキーすぎると見ていました。大阪万博も夢洲でガンダムが飛び跳ねて疑似バトルするぐらいの提示物がないと開発費倒れで、結局大阪府民の長期負担。自分の身の回りに万博を支持している大阪府民を見ません。維新も今まで積み上げてきたものを一気に喪失するぐらいなら、一刻も早く撤退の決断をして欲しいです。
個人的な今年のペソ予想
去年は急激な円安の反動で、125円まで急激な巻き戻しが起こると思い込んでいました。それでドル円=125円、ドルペソ=19.00でペソ円=6.8から最悪6.5を想定していました。メキシコの金融機関は、概ねドルペソ=20.00~20.60辺りを想定(2023 年のメキシコ経済に関する 3 つの失敗予測とそれらが間違っていた理由)していたので、結果は大きく外しました。
今年の金融機関の予想は19.00~16.00と予想レンジは非常に大きいです。アメリカの景気後退につられてメキシコも失速しペソも下落傾向と予想するところもありますが、個人的にはアメリカ経済が失速しても、選挙の結果がどうなろうとも、地産地消、アジアからの回帰は継続しかなく、結果製造業の投資と雇用は悪化しないので、下に行く可能性は少ないと思います。
個人的には、ドル円=135円、ドルペソ=17.00でペソ円=7.5~7.8ぐらい。ペソ円だけ考えれば若干下落すると予想しています。
メキシコ経済危機の可能性
ムーディズがメキシコ経済の不均衡は1994年の危機レベルを超えるとレポートしました。メキシコの財政計画が必要以上に内需を刺激し、現在でも内需超過を国内生産が満たせない状況をさらに拡大させ輸入超過、対外不均衡大きな影響を与える可能性があるとのことですが、詳しくは理解できませんでした。話題自体が突拍子もなく、何故にムーディーズがこのような発信するのか謎でした。
ちなみにメキシコ中銀や政府は立場上強気、シティやBBVAも米国景気後退の影響を受ける可能性ありとしながらもGDP2.9%成長と悪くない見通しをしています。
トピック
通貨:
先週16.97から週末は16.88
米国雇用統計で内容の悪さからドル急落
メキシコ株:
週末株価は57.4から55.4
メキシコ中銀:
現在政策金利11.25%:次回の政策金利は2月8日
12月14日の政策金利会合は全員一致で据置
インフレ再発の懸念あり、シティは利下げは早くても3月21日と予測
外貨準備高は12月15日時点で2109億ドル、1995年来の最高水準を更新
INEGI:第3四半期は年率3.3%、10月も年率3.3%
INEGI:11月の経済成長は月次で0.4%、最終的には3.4~3.5%を予想
メキシコ年末経済成長率予想
3.6%・・・JPモルガン
3.5%・・・ムーディーズ、パリバ、メキシコ財務省
3.4%・・・XP、シティ、ゴールドマンサックス、BBVA
3.3%・・・OECD、メキシコ中銀
3.2%・・・バークレイズ、BoA、IMF
3.1%・・・フィッチ
メキシコ2024年末経済成長率予想
3.0%・・・メキシコ財務省
2.9%・・・BBVA
金融:
10月までの銀行利益が2280億ペソ、前年同期17.4%増加で過去最高を更新中
銀行は高金利で記録的な利益を継続
消費者物価指数:
11月の年間インフレ率は4.32%、前月4.26%より0.06悪化
11月の年間コアインフレ率は5.30%、前月5.50%より0.20改善
12月中間の年間インフレ率は4.35%
12月中間の年間コアインフレ率は5.24%
貿易収支・経常収支:
貿易収支 11月:6.3億ドル、10月:-2.5億ドル、9月:-14.8億ドル
輸入額 11月:496.2億ドル、10月:519.7億ドル、9月:511億ドル
輸出額 11月:502.5億ドル、10月:522.3億ドル、9月:497億ドル
11月送金額は49.8億ドル 送金額累計は578.0億ドルで前年同時期より8.7%増加
小売り売上:
メキシコ中銀:メキシコの消費者信用総額1.36兆ペソ、実質年率13.5%増加
ANTADの10月までの累計売上は1兆2110億ペソ、10月単月の売上高は既存店で1.4%減少
INEGI:10月の小売り売上は年率3.4%増加
11月の消費者信頼感指数は47.3、前月1.1%増加
雇用・失業率:
INEGI:11月失業率は2.8%、就業人口が124万人(そのうち非正規108万人)減少
第3四半期の経済活動人口は前月より15万人増加で6099万人
製造業・自動車:
11月自動車生産台数は32.9万台、前月より4.9万台減少
11月までの累計生産台数は356.3万台で前年同期比16%増加
2023年の建設業は過去10年で最高売上を記録。鉄道と非住宅建設が牽引。
12月の景況感は前年同月比54.6%で好況を維持
食品:
エネルギー:
メキシコバスケットは68.54から67.76
フーシ派の紅海船舶攻撃で緊張
USMCA:
エネルギー国有化は引き続き論点
米国遺伝子組換えトウモロコシの使用を禁止するメキシコを提訴
USMCA以外:
イスラエルがイラン挑発、全面戦争の可能性
観光業:
1~10月までの空路旅行客は1700万人で前年同時期比6.2%増加
観光業従事者は476万人、総雇用の9%
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