メキシコペソ 9月1週目 ペソ円7円超え
ペソ円7円超え
7月末にペソ円が6.5を割れたばかりなのに、140円を超える円安と20.00割れのドル安ペソ高のおかげでペソ円が7円超えしてしまいました。
コロナ禍の2020年2月頃から急落して含み損を拡大していく中で、「もう底だろう」とか、「死なば諸共」と思いながらナンピンした昔が懐かしいです。この頃のポジションも大分整理して、今平均5.1まで上がってしまったのですが、ガチホしていたらとちょっと後悔です。
ちなみに、年末はドル円105~110円、ドルペソ20.40~20.80、ペソ円は5.85円を想定していたので、完全に外しています。
円の考察
メキシコネタが少ないので日本の経済統計を見直してみました。
現在
完全失業率 2.6%
有効求人倍数 1.29倍
参考:マネックス証券経済カレンダーより
小売業販売額 1.9%
消費者物価指数 2.6%
参考: 財務省統計:商業動態統計速報-2022年7月分- 統計表
内容はともかく数字は良く、一般人が経済的に困る数字では内容に思います。
貿易総額
これ一見輸出が伸びていて良さそうですが、数量指数を見るとマイナス。円安で見た目の輸出が増えただけで5ヶ月連続マイナス。増加品目の内訳が、自動車は単なる円安の影響、鉱物性燃料はEUへの転売?とすると微妙。
経済産業省:製造工業の生産計画は、8月、9月を通して回復基調にあるものの、部材供給不足の影響等が生産の先行きに不透明感を与えていることから、企業の生産マインドは弱気が続いていると考えられる。引き続き、供給制約等の影響を注視する必要がある。
このレポートで、半導体製造装置だけが不況やインフレ関係なく競争力が売れるのかなというところなのかという印象。
これ以外に、例えばインバウンドが回復して年間5兆円の収入、邦人海外旅行が年2000万人、平均消費金額が15万円として年2.5兆円の流失、トータルで2.5兆円のドルから円への換金があったとしても全体からすれば大して意味がないと思います。 参考:日本における海外旅行を調べる(JNTO)
景気が上向くと中間財の需要増加で貿易収支は過去レベルにはなると思いますが、来年は厳しそうな気がしてきました。
結論的には、ドル円が110円台に戻るのは非常に難しそうですが、今の円安水準は想定外すぎるので経済指標や要人発言一つで10円ぐらいリバウンドしそうなので、考えてロングしないと火傷しそうです。反対に今ショートするのはトレンドに逆らうので少し待ったほうが良いと思っています。
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