メキシコペソ 8月3週目 ドルは不安定すぎ
ドル高
メキシコ視点では 、FRB が 40年間で最高水準にあるインフレを抑制するために金利を引き上げ続ける懸念からドル高を招いていると報道していますが、イギリスのインフレ率が10%越え、ユーロ圏のインフレ率は過去最高の8.9%となりこのまま欧州も良くない状況なら、劇的にインフレが解消していない限り次回FOMCで0.75ポイントの利上げの確率は高く、それにつられてメキシコ中銀も0.75ポイント利上げの9.25%、その次は状況次第でFRBが利引き上げ継続ならメキシコ中銀は0.75ポイント利上げの年末政策金利10.00%も可能性が出てきたと思います。メキシコはアメリカに追従する政策をとっているので、通貨はぶれることはあっても最終的に20.20~20.80に収まると思います。
ドル円は難しいです。今週ドル円が137円まで戻しましたが、日本の政策は何ら変化なしの無策、円が極端に売られる事象も発表もなしなので、今回のドル高も日本を中心に見ていたら理由がなく、アメリカに振り回されているような気がしてなりません。
明確な円安トレンドの転換点は、アメリカの政策金利下げか日本の利上げ、日本の貿易黒字化、何らかの危機による海外資産の大量引上げ、ウクライナで核か原子力発電所の暴発ぐらいしか思い浮かびません。個人的には、ドル円は105~110円の印象が強く、転換点が来たら一気に円高に動くと思っているので来年が勝負、それまでは損してもいい範囲で、しょぼくやっていくのが正解だと思っています。
CPTPPと太平洋同盟
今週、ネタがないのでコスタリカのCPTPP加入申請について。
この件、何故か気になって米州機構(OAS)のホームページを覗いてみました。
すると 03 agosto 2022:Alianza del Pacífico:
Costa Rica solicitará inicio del proceso de negociación para incorporarse a la Alianza del Pacífico (8月3日、コスタリカは太平洋同盟加入交渉の開始を要請)とあるのですが、CPTPPの記載はどこにもありません。新聞のが誤報とは思いませんし、タイムラグかもしれませんが、メキシコのニュースになってないし、適当にコスタリカの経済誌を検索しても結果なしでした。
CPTPPの記事は2年間で5回も見た記憶がないのですが、CPTPPってどう機能していくのか、何がかわってどんなメリットあるのか、その存在感のなさに正直疑問です。
コロナの後遺症
感染者の68%が半年後に後遺症。
記事によるとサルバドール・スビラン国立医学・栄養研究所(INCMNSZ)は、米国では発症者の5人に1人に「Postcovid-19」の症状、中国では半年後に最大68%の後遺症が確認され、不安やうつ病、特に集中力の欠如、記憶障害などの神経認知的な面への影響が深刻であると発表しています。彼らは決定的なデータはまだにしても、コロナ自体は脳に感染するのではなく、脳がウィルスに対処するために異常反応することを疑っています。現在までのところ、確かな結果を伴う科学的研究はほとんどありませんが、コロナ感染後、日常生活に影響を及ぼす不快感が持続すると訴える人々に対するケアが必要と強調しています。
コロナと脳障害の関係は個人的に前からずっと気になってました。コロナ死亡者数が少なくなって前より扱いが軽くなってきていますが、新種のコロナが今以上に脳障害を起こすものだったら社会的パニックを引き起こす気がしてなりません。当然経済的ダメージもコロナ初期以上最悪のものになり不安を感じます。
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