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追憶



2024年4月30日
LINECUBE渋谷でのライブが決まった時

同時に僕は

今まで立ってきたステージの記憶を消そう
と決めました。

一から初心に帰って
自分を見つめ直し
リスナーと向き合い直す

全部一から積み上げて、
もう一度
大きな大きなステージに立つために。


どれだけ見た目、形が格好よくても
僕はやっぱりそこまでの過程や
質を重視してしまう。

それは負け犬の遠吠えでもなく
単純に、幕張メッセ/東京ガーデンシアター
Zepp東名阪をこなした後
自分に何が残ったかと聞かれると
うまく言葉にできないからだ。

突然の大舞台を我武者羅に埋めた時
周りはもちろん賞賛の嵐だった。

けど、まだ、納得がいかない。

来てくれたリスナーには
凄く失礼なことを言ってると思うけど。


あの時、時間がなくて
ダンスもド素人で、歌もダメで、本当に。
ステージに立つ人間とは程遠い
もっと努力が必要だった
もっと苦難が必要だった


僕だけにスポットライトが浴びていて
リスナーや、それ以外の背景に
刺さるほどの光を当てることはできていなかった。

通りで物足りないわけだ。



先日、散々頭を悩ませた挙句
自分で自分がわからなくなり
インスタグラムのストーリーで質問をして
第三者の意見を死ぬほど見た

狂っていた思考が
もっと狂って、ぶっ壊れた。

やっぱり予想通り
それぞれが思う「ゆきむら。」には
色んな理想や 見てきたものがあり

僕に自分を投影している者もいれば
箇条書きに、一コンテンツとしての欠点や
ただただ要望だけを投げつける者もいた。

それでも一番多かったのは
「ゆきむら。はゆきむら。だ」という
僕の等身大や概念を求める声で

それを見た時
本当に本当に気持ちが1周して
「じゃあなんでもいいじゃん」となり
頭のネジがぶっ飛んだ。


素直に言うと、
じゃあ、今まで俺が考えてたことって
なんだったんだろう。もあって
上の空にもなりかけたけど。



そこからは楽しくて仕方がなかった。
「一人は好きだけど、独りは嫌い」
正にこの言葉通りの人間が僕だった、

言葉を交わすこともそうだし
好きな人の文章を見るのも大好きだし
誰にも言えなかった感情や
甘えられなかったことを
全力で解き放つことができたら
どれだけ人生楽しんだろう、とも思った。



あんまり口にしてないけど
昨年から、今日まで
過去一の地獄を味わったんだよね

身の危険を感じたから、
このままじゃ将来に意味を感じないから
僕はその場から離れた。

リスナーという存在だけを抱えて

幕張メッセからお金が入ってこなかった
グッズの個数は見当違いに多く発注されていて
引き継ぎ作業も大人気なく無視され
弁護士さんを挟んでも拉致は開かなくて
挙句SNSや配信では
どこもかしも憶測だらけ
「あいつは馬鹿だから仕方ない」
そう言われ続けた

初めて会社のことを勉強したり
お金のことを考えたり
知りたくなかった裏事情
知らなきゃリスナーを守れない現実

周りの人達にたくさん相談した
引退も考えた

お金がない中で
膨れ上がっていく請求金額
赤字宣告

そもそも発送費用も未払いで
会社の口座も返還して貰えず、
このままじゃ全てがキャンセルになる
そう言われた。

頑張って発送費のお金を集めた
1100万円
何故か僕が

お金を集めていた時間で発送が遅れて
それも詐欺扱いされました

無理だよ、僕はただ
インターネットを楽しみたかっただけの
1人のプレイヤーなんだ、

誰よりも馬鹿でいたかったのに

お陰で「尖り」なんかなくなった
というか、尖ってる場合じゃないんだよ


笑えた


最後、ここまで来て書くけど
今までの僕のオリジナル曲も
この件が解決するまではMVの使用の協力もできない
と言われました。

もう、僕の曲すら僕の曲じゃないんだね
全部奪われました。


死にたいんだよ、ずっと。


約束してくれよ
何も知らない癖に
僕を脳死で責めるのは

もう苦しいよ、思い出したくないよ



明日のライブはだからこそ
憎しみ諸共ぶっ飛ばそうと思ってる

本当はそこにあったはずの
綺麗で優しい世界
僕が静かに、怒りを馳せる
そんなパフォーマンスと
ステージにしたいと思っています。


いつものライブとは
一味も二味も違う世界が待っています。

ちょっとびっくりさせちゃうかもだけど
1つの章として、噛み締めてください。


格好いいも綺麗も、儚さも
今日までの僕の羽がむしり取られた分
生まれた奇跡だということ。


僕の夢も、僕が何かも、僕の明日も
僕は まだ知らないまま立ち尽くしています


「過去を殺したい」
それはきっと
誰より早く、未来が欲しいんだ



君たちにも、夢がありますか?
君たちにも、何かがありますか?
君たちにも、明日が見えますか?



僕の答えは、その明日にあります。


最後まで読んでくれて
本当に、本当に、ありがとう。


5月になっても一緒だよ
牢獄のような雨の檻の中で



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