これが、NYか!

20歳に専門学校の研修でパリ、ロンドンと2つの欧州国に行った。
2つの国に対する自分のイメージははっきり言ってネットで見た写真のイメージしかなく、言葉としてこんな感じというのはあまりなかった。
あえて言うならパリなら華やかだろう、
ロンドンならダンディな紳士が多いのかな?
とか。
しかし、行って体験して感じたことは全然違い、
パリはどちらかと言うと暗く、冷たい、
華やかよりも闇の方が深く感じた。
ロンドンは、人は見た目は暗いのに気さくで、
ダンディというやり、アメリカ人に持っていた明るい印象だった。

そして、今回NYに来て感じたのは、
持っていたイメージには近かったが、大げさに言えば超越していた。
街は、5番街のバーグドルフグッドマン、プラザホテルの周りはもちろん高級で華やかだが、人はとことん優しく、気さくで傲慢さが微塵もない、
しかし仕事ぶりは物凄くカッコいい、
ソーホーなどは、アーティストが一時身を置いていた場所なだけあり、
街全体にアートの雰囲気を漂わせながらも、色々な店がうまく調和して成り立っている。
ブルックリンもどこかソーホーに似ているが、少し違う、
どこに行ってもとにかく楽しい、
タイムズスクエアは日本で言う渋谷のスクランブル交差点みたいなところだった。

日本との一番の違いは、本当に人種が混在しているので、ファッション、髪型、体型、雰囲気、全てにおいてうまくミックスされているのと、受け入られているので、自然と文化もあらゆるものが、発展していくのだと思った。
これが、世界の中心である場所の姿なのだと素直に思い、
日本はやはり優れていても、ある一民族の単面的なものであり、世界全体のバランスを理解するのには無理があるのだろうと思う。
本当にこれからも発展していきたいのなら、リスクは大きいが、移民を受け入れて、異国文化の交流を盛んにしないと難しいのだろうと思った。

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