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【Mr.Children tour 2024 miss you arena tour】7/7 ららアリーナ 東京ベイ公演 レポート

ご無沙汰です、yuzuramenです。

随分前の話ですが、7/7の日曜日に千葉公演に行って参りましたので、出来るだけ事細かくレビューしていきたいと思います。とても長いですがどうかお付き合いください。
勿論100%ネタバレの内容なので行ってない人は自衛してください。

ネタバレ↓



席やその他諸々

席の位置ですが、見事スタンド最上階の奥へと追いやられました。
未だにミスチルでアリーナ席を取れた試しがありません。
ただ視界に関しては何の邪魔も無く(強いて言えば左のスピーカー)、メンバーの演奏姿は肉眼ではっきりと眺めることが出来ましたので不満はそこまで出ず。

僕の位置
柵ありますけど観る上で全く邪魔にならないのでご安心を

見ての通り、ステージはスクリーン1枚だけの超絶シンプルな構成。ブラオレ以来11年ぶりにセンターステージも失くし、重呼関連のツアーで登場していたド派手なステージスクリーンも無い、まさに演奏に一番趣を置いたデザインですね。個人的にはかなり好みです。

ちょっとここで全く関係無い話するんですが、僕の近くの客が何故か終始座ったままだったんですよ。他のエリアのスタンド席は皆立っているのにも関わらず。僕は絶対起立してノリノリで聴きたい人なんですが、今回は最後まで座って体を揺らす羽目になりました。折角セトリが良いのにこれのせいで何処か乗り切れなかったので心残りが…笑

あと音響なんですが、ちょっと音量小さめだった気がします。前の週に行った稲葉浩志のライブで浴びた爆音スピーカーの影響があったのかもしれませんが、もうちょっと大きい音で聴かせてくれとずっと思ってしまいました。

話を戻します。このアリーナですが、皆さんご存知の通り柿落としでしたので非常に新しく綺麗でしたね。最寄りである南船橋駅の周りにららぽーと等商業施設が充実していることもあり休憩場所や食事には困りません。

アリーナ周辺

僕は朝9時頃会場に着いた後取り敢えずこのサブアリーナでシャツやタオルを購入し、ららぽーとのマクドナルドで暇潰した後会場入りしましたね。勿論ネタバレ完全回避の為にイヤホン一日中付けっぱなしで。
開演前はいつもの洋楽BGM。個人的に好みなRadioheadのNo Surprisesなど嬉しい選曲もあり。

屋根の下でグッズ列待機
しかし暑かった…

全体的な感想

さて、諸事情あって7年前のThanksgiving 東京ドーム以来の参加となった今回。
本公演の総合点数を付けさせて頂くと、95点です。

お世辞抜きにここ最近のツアーでダントツのパフォーマンスでした。理由を幾つか挙げると、

① 全体的な曲数と過去曲のチョイスの良さ
② ハードロック寄りの曲の多さと爆発具合
③ 桜井のギター演奏率の高さ&MCの少なさ
④ miss you曲の化け方
⑤ スクリーン演出の面白さ

といった具合でした。これ以外にも挙げてるとキリ無いので割愛。ここまでべた褒めできるのも嬉しい限り。

①ですが、やはり本ツアーの目玉はそのマニアックな選曲とセットリストの長さでしょう。前評判で良いセトリという噂は聞いていましたが、序盤はそれを遥かに超えていました。REM~靴ひもの流れで危うく失神しかけましたね。そしてまさかの半世紀スタジアムを超える26曲。最近のアルバムツアーの傾向からしてもまさかここまで曲増やしてくるとはたまげました。
ホールがそこまでレア度が高くなかったのでアリーナで進化する確率は低いと見ていましたが、見事に裏切られめちゃめちゃ攻めて来て大満足です。半世紀へのエントランスとは何だったのか。

②ですが、これは個人的にかなり高評価です。やはり最近桜井さんも老いているのでかつてのような激しい勢いで叫ぶことはほぼほぼ無くなっていましたが、今回はREM、アンダーシャツや未完などかなりキーが高いロック曲を難なくこなしていたので、久々に桜井さんの本気が見れたようで大興奮でした。miss youの世界観もアコギ調で静かに暗くという感じが殆どでしたので、それを踏襲したホールとは打って変わってロック調で構成したのは大いなる裏切りでしたね(良い意味で)。

③も良い。桜井のギター演奏率が減っていた昨今の中で、今回は実に26曲中16曲ギターで演奏しています。序盤2曲は久々のギターソロもあり、桜井のエレキの音を存分に堪能することができました。生で聴くのは初めてなTaylorのアコギも大量に登場して、音が非常に良かったですね。
そして極め付けはMCの少なさ。普段の桜井含むメンバーは怠くてくどい長話を聞かせるのが大好きな人達ですが(ホールではJENが10分以上MCしたらしい…(怖))、今回は5曲目から18曲目の終わりまでMC無しという演奏全振りな姿勢を珍しく見せてくれました。どのMCも短く纏められていて、退屈を一切感じませんでしたね。

④はホールのレポートを見て事前に知っていたことですが、やはりmiss youの曲のバンドアレンジが最高でした。勿論アルバムのアレンジも程よい味気なさがとても心地良いんですが、やはり生のリズム隊が入ると魅力が200%増していました。特にアート=神の見えざる手は後半丸々別の曲みたいになっており、音源を聴くのが待ち遠しいです。

⑤は演奏とはあまり関係無いですが、スクリーンが面白いです。ぱっと見1枚の横長スクリーンに見えますが、時々部分的に移動したり形が変わったりして、時には部屋のような形態になる時もあり良い味を出していました。こちらも映像作品で見るのがとても楽しみです。

衣装とか

最近は本編で鬼のように着替えるのが好きな桜井さんですが、今回は黒Yシャツに黒ジャケットと激渋な衣装で登場しそのまま最後まで通していました。珍しいですね。

アンコールは黒と白の地にピンクのラインが入った特徴的なYシャツを着ていました。

セットリスト

(OP: 叫び 祈り)
1. I MISS YOU
2. REM
3. アンダーシャツ
4. Everything (It's you)
5. 靴ひも
6. Fifty's map ~おとなの地図
7. 青いリンゴ
8. つよがり
9. Are you sleeping well without me?
10. LOST
11. アート=神の見えざる手
12. 雨の日のパレード
13. 血の管
14. Party is over
15. We have no time
16. ケモノミチ
17. 365日
18. 記憶の旅人
19. The song of praise
20. End of the day
21. 未完
22. 終わりなき旅
EN1. Hallelujah
EN2. 優しい歌
EN3. Sign
EN4. in the pocket

1曲ごとの感想

OP&叫び 祈り

暗転した後はまずmiss youのブックレットに載っている森の中で桜井さんが走り回る映像からスタート。そこから普通にメンバーが登場し映像終了。

そして何が来るかと思えばまさかの叫び 祈り。桜井のボーカルは同期で音源が流れていただけですが(後から色んなレポートチェックしたら他の3人は普通に演奏してたみたいです、気付かなかった...)、あまりに本アルバムの世界と違い過ぎるサウンドでの始まりに驚きを隠せませんでした。ライブで流れるのも初ですよねこれ。
ただ終了後に間髪入れずに次曲が始まる訳ですが、テンションも全然違うし個人的にそこまで芸術的な繋げ方だとはあまり感じず…。別に無くてもいいんじゃないかと正直に思っちまいました。

1) I MISS YOU

ライブ始まる前に1曲目はケモノミチかI MISS YOUだろうと踏んでいましたが、やはり初演奏の後者で幕を開けました。別に大好きな訳では無いですが、こういう暗めな始まり方も増やして欲しいと思いながら聴いていました。ただスクリーンが移動してメンバーを映像で囲んでいる状態でしたので、演奏している姿は見えず。

桜井: Taylor 茶色アコギ
田原: Gibson ES-125っぽいもの (新登場)

2) REM

スクリーンが後方に戻り、完全体になった直後に本曲のイントロが流れた時が僕の中でのライブの始まりでした。まさかこんな序盤に持って来るとは。
そして未完ツアーよりも激しさを更に増して強烈シャウトをかましておりまして脳天ぶち抜かれました。未完ツアー以来9年ぶりの演奏。

桜井: Fender Chrissie Hynde Telecaster Faded Ice Blue Metallic Road Worn (最近入手した水色TL)
田原: Fender Telecaster Lake Placid Blue (いつもの青TL)

3) アンダーシャツ

さて何が来るかと思った矢先、田原さんのカッティングのイントロが割るように入り桜井さんが「さぁ始まったぞ!(うろ覚え)」と高らかに叫ぶ。半音下げだったので最初は何か気付きませんでしたが、歌い出した瞬間にトリハダ全開。僕の大好きなミスチルのロック曲を、まさかこんなツアーで披露してくれるとは思いもしませんでした。しかも有観客では25年ぶりという...(嬉し泣き)
間奏の桜井さんのギターソロは全集中で聴いていましたが、アームで歪ませまくりの最高にロックな演奏でバチクソ格好良かったです。このライブ一番の収穫。

桜井: Crews Maniac Sound OSA-60 BG (スタオバとかで使ってる奴)
田原: Fender Telecaster Lake Placid Blue

4) Everything (It’s you)

そしてこの曲です。REFLECTION以来9年ぶりの原曲通りの演奏で生で聴くのは初めてだったので、めちゃレアな訳では無いですがとても嬉しかったです。間奏のギターソロリレーも十分に堪能。

桜井: K&T Teagur (いつもの黄土色のTL)
田原: Fender Telecaster Lake Placid Blue

MC

ここで「どーもありがとう!」といつものMC。「一瞬でも早く、一秒でも早く会いたかった」「20年前に作った曲で、久しぶりに演る」と聞いて何だ何だと思考を巡らせていたら「靴ひも」とタイトルコールがされ、僕はリアルに叫んでましたね。

5) 靴ひも

ほんのたまに演奏するものの映像化されないこの曲、特別好きではないもののいざ演奏を目の当たりにすると感無量でした。「君の待つ場所へ」のシャウトも良く伸びており文句無しのアクトでしたね。

余談ですが、観客の反応がちょっとツボりました。MCのタイトルコールでまず拍手大喝采が上がり、アコギのイントロの始まった瞬間から割れんばかりのクソデカ手拍子が起こり危うくイントロが聴こえなくなるという珍事件が発生しまして、「コイツらこの曲好き過ぎだろ」と内心笑ったのと同時に嬉しかった。

桜井: Taylor 水色アコギ
田原: Chet Atkins Country Gentleman Wine Red (半世紀のLOVEはじとかのES-335っぽい奴)

6) Fifty’s map ~おとなの地図

前曲のアウトロから繋がり、靴ひもが伸びて最終的に教室の黒板に変わりタイトルが書かれるスクリーンの演出からスタート。(語彙力...)
まぁ原曲通りなんで特に言うこと無いですが、桜井さんのエレキの音と、4人が揃って映るスクリーンの映し方(AAGのスタオバみたいな)が印象的です。

桜井: K&T Teagur
田原: Fender 1955 Telecaster White Blonde (多分)

7) 青いリンゴ

ここはホールと変わって曲順通りに演奏。アルバムの中でもお気に入りの本曲、やはり音質が良く桜井さんのアコギのイントロがとてもクリアに聴こえ満足です。

桜井: Taylor 水色アコギ
田原: Fender Stratocaster 3-Color Sunburst

8) つよがり

8曲目にして初めて桜井さんがハンドマイクを手にし披露された曲はまさかのつよがり。2009年の終末以来ずっと映像化が無く披露を待ち望んでいた曲なので喜びは一際大きかったです。変なピアノソロやボーカルアレンジも無く原曲に忠実なのもプラス。
この時点でセトリの評価は100点に達していました。

田原: Gibson Les Paul Standard Translucent Amber (半世紀のOverとか)

9) Are you sleeping well without me?

SUNNYのピアノソロが入り、いよいよmiss youの流れに。正方形のスクリーンがステージ左に現れ、桜井さんもその側に座っていて、月に照らされた夜の部屋のような情景を作っていて更にムードを引き立てていました。

10) LOST

大きな振り子? 電球? の映像と共にスタート。大サビからリズム隊が入るライブアレンジで(誰得ラジオの音源と同じ)、低音が厚みを増したことで大サビの盛り上がりが一段階激しくなっていました。田原さんが全身を使ってアコギをかき鳴らす姿もナイス。やはりこの曲大好きです。

田原: Taylor Custom GA-Rosewood V-Class

11) アート=神の見えざる手

そして本公演最大のハイライトがこちらです。今度は右側に正方形スクリーンが移り(影を映していた)、桜井さんは座って歌い出します。2番まで原曲通りですが、そこからバンドが入り全く別の曲へと変わります。血のような赤を多用した映像演出と共に、桜井さんは狂気が爆発したように叫びを連発。
初めてステージ左右を動き回り、「殴ったり蹴ったりするのも」の箇所では本当に殴って蹴っていてちょっとツボでしたね。録音であると思われる拓夫さんのサックスも良く響いていて、間違いなく本公演のベストアクトでした。これの音源だけ今すぐ欲しいです。

田原: Chet Atkins Country Gentleman Wine Red

12) 雨の日のパレード

この曲も最初は座っていました。田原さんが奏でるアコギやJENのマレットシンバルの音に、基本下で歌う桜井さんのボーカルが上手く噛み合っていてCD音源より断然良かったですね。パステル色の傘の映像も良い彩りを与えていました。
この辺の曲でナカケーがウッドベース?を珍しく使っていた覚えがあります。低音がピチカートぽく優しく鳴っていて心地良かったです。

田原: Taylor Custom GA-Rosewood V-Class

13) 血の管

ホールセトリを知ってたので次は「Party~」だと確信していたんですが、前曲から続く鼓動のSEと共に白の細長スクリーンが桜井さんの後ろに配置された上で始まったのはまさかの血の管。シフクノオトツアー以来殆ど出番の無かったこの異質な雰囲気の曲ですが、確かにこの物悲しさはmiss youの世界観に通じるものがあってチョイスが良いのかもしれません。ただ何故本アルバムの流れの中盤にわざわざ入れ込んだのかは真相不明と言うべき驚きの構成ですね。感動的だったのは言わずもがな。

14) Party is over

前曲からの静寂が続いたまま、田原さんと桜井さんが目で息を合わせて始まりました。原曲と変わらない2本のアコギで素朴に披露していたのが好印象です。

桜井: Taylor 茶色アコギ
田原: Taylor Custom GA-Rosewood V-Class

15) We have no time

同じ編成のままこの曲に繋がります。LOST同様、原曲とは違う生音ドラムアレンジが躍動感を十分に引き立てていて格好良かった。Aメロの歌い方が大好きな曲なだけに桜井が少し激し目に捲し立てて歌っていたのが高評価。

桜井: Taylor 茶色アコギ
田原: Taylor Custom GA-Rosewood V-Class

16) ケモノミチ

そして本ツアーのエアバンド予告でもメインで使用されたこの曲が満を辞して登場です。ツアー前にYouTubeで公開されたMVと基本的には同じバンドアレンジですが、本公演では2番サビを「誰にSOS~」(正しくは「君にラブソング~」)と桜井が歌い間違えるハプニングがあり「そこミスったら終わりやろ」と突っ込んでしまいました笑。
何だかんだこの曲がmiss youの中で一番のお気に入りなので聴くのが楽しみでしたが、期待通りの凄まじい迫力で圧倒されました。

田原: Taylor Custom GA-Rosewood V-Class

17) 365日

miss youのコーナーが終わり、展開が全く読めなくなったところで始まったのが本曲のアカペラでのAメロです。「聞こえてくる~」から何のイントロも無く桜井が歌い出したので不覚にも何の曲か思い出せず、「ひょっとして花の匂いか!?」という淡い期待も浮かびましたが呆気なく...。特に聴きたくないんで正直意識が遠のきかけてましたね。アレンジはThanksgivingと同じ半音下げ。

田原: Fender Stratocaster Desert Sand (サンギビと同じ)

18) 記憶の旅人

公演の2ヶ月前にこの曲が出た訳ですが別にハマらなかったのですっかり存在を忘れ、このライブもセトリが予想を裏切り続け最近の曲のことが頭から抜けていたのもあって、この曲のイントロが始まった時に出た考えは「あ、そういえばこんなのあったな」でした。
ただ桜井が意外にもアコギを持っていたりでバンドサウンドが原曲より強調されていたので「思ったより悪くないじゃん」と終盤ではなっていました。

関係無いですが、この時点で既に18曲。AAGでは既に本編ラストを迎えていたことを考えるとやはり凄まじい曲数です。

桜井: Taylor 茶色アコギ
田原: Guitars-R-Us TL Thinline Type Black (最近だとhimawariとか)

MC

ここでやっと小休止。この公演は柿落とし2日目ということで柿についてのMCが行われました。「柿というのは完成した建物に残った木屑のことで、昔はそれを落として終了だったけどこの会場は鉄とコンクリートで屑一つ落ちてこない」「ただ自分が代わりに愛情を目一杯降り注がせる」的なことを言ってた気がします。4、5分程度でした。

19) The song of praise

軽くコール&レスポンスをしてからこの曲に突入。いよいよ終盤の盛り上げコーナーです。
ホールから続投ですが、前から聴いてはみたかったので拾えて良かったです。原曲とは違い出だしのフレーズの伴奏がエレキではなく桜井さんのアコギのストロークになっていたのもグッド。

桜井: Taylor 茶色アコギ
田原: Nashguitars T72TL Black (半世紀の生きろとか)

20) End of the day

「最近聴き直して、自分の中で大事にしている曲」と言って始まったのがまさかのこの曲。ブラオレ以降披露が無く完全にノーマークだったので驚きはひとしお大きかったです。miss youの雰囲気とは対極にあるひたすら楽しい本曲が選ばれるというアンバランス感もたまらん。
「Oh no, oh yes!」を全力で叫べばまるでラーメンをスープ一滴残らず完食したような満足感。最高でした。

桜井: Taylor 水色アコギ
田原: Fender Telecaster Lake Placid Blue

21) 未完

前曲のアウトロから続いて桜井がアコギを掻き鳴らし、「アコギで盛り上げ曲となると選択肢少ないな...」とか思っていたらまさかの未完の特徴的なエレキイントロが流れてぶったまげました。しかも桜井が原曲通りリフをアコギで演奏するという激アツ展開。2番のサビまでは大興奮でした。
しかし間奏の後事件が起こります。何と大サビに直接行かず聞きたくもないMCを挟むという暴挙をかましてしまいました。いや1999沖縄みたいな朗読曲なら許せるんですが、未完のような叫びと勢いで押し切る曲でこの演出は正直全く求めてません。本当に余計なことをしてくれました。
まぁ曲全体で見たら新編成での演奏もあったのでOKです。

桜井: Taylor 水色アコギ
田原: Les Paul Standard Translucent Amber

22) 終わりなき旅

本編も最終盤に差し掛かり、ここまで予想外の選曲が続いていたので「最後は何だろなぁ」と気楽に構えていたらこの曲ですよ...
「いやそれは無いだろぉぉぉ」と心の中で叫んでしまいました。
しかもここまで定番無しで来ていたので全くこんなベタな曲がここで来る準備が出来てなかったんですよね(桜井がブルーフラワーを構えても分からなかったくらい)。ここまでセトリの評価は120点を裕に超えていましたがここで100点くらいまで下がりました。うろ覚えですがアウトロだけ集中して聴いていた記憶があります。
半世紀で満足したと思ってたらまだ入れて来ましたね。完全に余分な選曲でした。本人達演奏しててうんざりしないのか不思議です。

桜井: Guitars-R-Us Telecaster Blue Flower
田原: Gibson ES-335 Cherry (半世紀と同じ)

アンコール

消化不良のまま本編を終え、割とすぐにアンコール待ちは終了し桜井とSUNNYがまず出て来ました。ホールを踏襲する流れですが、ここで桜井の「今から演るのは2000年のアルバム『Q』に収録されている『Hallelujah』です」「僕は宗教家じゃ無いのでこの言葉が持つ意味は理解しきれないが、...」といったMCから(すみませんこの後うろ覚えでした)繋がり始まったのは何とHallelujah

23) Hallelujah

まずap bank fes 08からご無沙汰だったので(映像はI❤︎U)、メンバーが覚えていたことに感動です。会報のインタビューとかで今ツアーの選曲経緯を知りたい限りです。

一音下げだった訳ですが、今回のアレンジは少し気に食わなかったですね...。2番までは普通に弾き語りで優しく歌っていて「こんなに穏やかになれるのか」などと思っていましたが、アウトロの合唱からバンドが参加し、何故か全員ドラムとフロアタムを叩くという謎行動に出まして... 悪くは無いんですけど今一パンチに欠けていました。
僕は原曲の田原さんのリフが結構好みなので、一音下げで良いので普通に原曲通り演奏して欲しかったです。

桜井: Taylor 茶色アコギ

24) 優しい歌

来ましたこの曲! ホールから続投ですが、今回はバンド。聴くのは終末以来でおひさだったので「待ってました!」とばかりにとても嬉しかったです。
終末ではコバタケが過剰気味なピアノアレンジを効かしていましたが、今回は原曲に忠実な尖ったロックサウンド。ここから分かるように、このライブは今まで以上にロックバンド然としていました。幸せな限りです。

田原: Guitars-R-Us TL Thinline Type Black

25) Sign

生で聴くのは初めてですが正直感想がありません。最近演奏過多なのでね。
「これで終わったりしないよな...?」とヒヤヒヤしたことだけ覚えてます。

田原: Seymour Duncan DS-215 Vintage White (いつもと同じ、他はトゥモネバなど)

26) in the pocket

この曲の前に軽いメンバー紹介が入りました。その後は桜井さんの「一番新しい曲をやります!」とのMCから予想通りこの曲へ。Thanksgivingドームのhimawari以来に未発表曲をライブで聴く貴重な体験となりましたね。

そしてこの曲ですが、何とも言えません。というのも僕、未発表曲をライブで聴くの多分向いてないんですよね。メロディや伴奏を聴くために集中しなきゃいけないし、展開が読めないので全く乗れない。ただこの曲から受け取った感触としては、「ハッピーだけど素朴で軽快」でした。運命からシンセを取り除いてシンプルにしたような曲ですかね。

こんな感じで煮え切らないまま僕のライブは終了となりました。めでたし。

桜井: Taylor 水色アコギ
田原: Fender Jazzmaster 白 (新登場)

まとめ

僕の中の有り余る熱を全てぶつけたら1万字を超える超長文レポートとなってしまいました。時間取らせて申し訳ない。

7年ぶりの参加でしたが、最近の傾向からのセトリのハードルを悠々と超え、僕の中でのベストライブを更新した最高の思い出となりました。ありがとうミスチル。誰得ラジオでなる早で音源出してね。

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