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18W:1月、戌の日、赤口12時の安産祈願。あのさらしの腹帯はどこだ!?

2022年年明け1月初旬から、いわゆる妊娠5カ月目の安定期に入りました。
つわりで苦しんでいたのは妊娠3~4か月目。外出なんて苦行でしかなかった秋冬を過ごし、幸いにもクリスマスシーズンには普通に飲み食べできるようになっていました。家族が集うお正月も、食べたいものを色々とつまめるようになり、タイミングとしては恵まれたスケジュール!
(ただ、お正月料理でも食べられないものがいくつかあるのは仕方ない。非加熱としてみなす、お刺身はもちろん、数の子やサーモン、ナチュラルチーズ系など。食べながら、スマホで食べられるかどうかを調べてからお箸をつけるようにしていました。)


安産祈願。戌の日。
妊活サイトの記事でも目につくようになってきたキーワード。
お正月のお雑煮をパクパク食べた後、調べてみると
妊娠5か月目の妊婦さんと家族が神社にお参りして
安産祈願をする行事。戌の日推奨。
戌の日って、12日に1回回ってくるだけなので、妊娠五か月目の月で1~3日しか候補がない。え?これって結構スケジュール調整急がないといけないんじゃ…!?

戌の日が休日ならまだしも、平日となると
夫婦はもちろん、その両方の両親が集まろうとすると
早めに相談しなきゃいけない。
お正月三が日に調べていたから、まだ何とかなるかと慌てて家族に話をする。

私は都内の実家、二世帯で同居しているので、比較的調整しやすく、
夫の親御さんは東北地方にお住まい。
寒い1月だし、神社での祈願も1時間弱程度なので、
相談をした上で、産後のお宮参りなどで検討しましょうと
上京は見送ることに。


スケジュールの見通しがついた後は、
神社への参拝時間。
着地した日程は赤口だったので、
一日のうちの「吉」とされる、11~13時の間で神社へ電話予約。
うちの夫婦は初詣ラッシュが終わった1月中旬以降に
新宿の花園神社へ、ここ数年参拝していたので
(夫と私の厄年が綺麗に重なっていたので、前厄~後厄の厄払いを兼ねて通っていました。)
安産祈願で人気の神社というよりも
お世話になっている?花園神社一択。
予約もあっさり。当日訪問しても自分たちだけだったので
「安産祈願の日に混雑していて、疲れてしまう」
なんてこともなく、つつがなく祈願が行われました。


祈願当日前に、ちょっとバタバタしたことがみっつ。

まず一つ目。
祈祷してもらう、「腹帯」はどんなものを準備するか?
神社で「さらし」を用意くださるところもありますが、
新宿花園神社は「もし準備がございましたら、腹帯をご持参ください」という事前案内。
妊娠5カ月目では、まだ腹帯を使うほどお腹の膨らみが気にならず
準備していませんでした。
先々のことを考えて、犬印の腹巻&腹帯セットをネットで購入。
届いた腹帯を手にして、
「こんな苦しくなりそうなもの、ほんとに先々つけるんだろうか?」
と懐疑的な気持ち。(これを書いている妊娠後期、35W目には、毎日お世話になっております…)
よし、犬印の腹帯を持っていこう!

次に二つ目のバタバタ。
当日の服装チェック。
日々の仕事でスーツやジャケットを着ることもないので、
いざフォーマル寄りの服となると、少し悩みました。

ジャケットにワイドパンツを合わせればいいかな?
1月で寒いから、インナーにヒートテックは着たいし、なんならジャケット内はニットがいい。神社の境内だから、ワイドパンツ1枚は凍えちゃうだろうし、ヒートテックのマタニティレギンスの上に、更にマタニティ腹巻をして、ヒートテックの黒靴下を履いて。でも境内の畳にあがるなら、神聖な空間だから、靴下は白色じゃなきゃ!

これらを悶々と考えながら、なんとか手持ちの服を組み合わせて解決するのに小一時間、あれこれを引っ張り出しては一人ファッションショーをしていました。妊婦になると、冷やさない、しめつけない、でもきちんと感を出す!という、改まった場での服選びは難易度があがります。このために服を新調する出費は、できれば回避したいですしね。結果、まぁ、なんとか形にはなりました。家族もわりとカジュアル寄りの服装だったし、安産祈願当日は自分達だけだったので、他の参拝客の方々と比べられる場面もなかったのでほっとしました。(境内へ上がる際、靴を脱いだ後に、ヒートテックの黒色靴下の上から、更に白い靴下を重ね履きしました。一応、茶道のお稽古場でもそうしているので、きちんとしたくて。でも家族は思いっきり、黒色やカラーのカジュアルな靴下でした。見ないことにしました。)


ここからが一番バタバタした三つ目の話。
これで当日の準備が着地したはずなのですが、
前日の夜になって、脳裏によみがえってきた記憶があったんです。
「あれ?むかーし、法事で新しいお墓のお披露目みたいな機会があった時に、これは貴女がもらってと預かった、白くて長いさらしがあったような…?」

うろ覚えのキーワードでネット検索すると、
出てきました。
「開眼供養」
「新しいお墓に仏様の魂を入れるために、白い布(さらし)を一旦巻いてから外す」
私はこの時、長いさらしを受け取っていたのでした。
とあるネット記事によると
「妊婦さんが、お腹に赤ちゃんがいるときさらしで腹帯をするのと一緒。」
「ただの石に魂がやどり、お墓の誕生となるわけだそう。」
なるほど。
状況もわからずに、そのさらしを受け取った時は
読経をされた僧侶の方からかなり後方にいたので、なぜ私に渡されたのかもわからず、夫の親族として隅っこにいたので、
ブラックフォーマルに身を固めた親族の誰かに質問するにも
難しい空気だったので、そのまま素直に預かって持ち帰り
大事にクローゼットの奥へ保管したままだったのでした。

今思えば、当時は結婚したばかりで
夫の親族の中で一番若い既婚女性だった私。
まさか不妊治療で、結婚してからはるか十年以上後に
この時のさらしの出番があるとは、予想だにできず。


さ~て!
どこにしまったんだ、私!!!?
受け取ってから、引っ越しすること3回。
確実に荷造りした記憶もありますし、
「ナニモノなのか、分かっていないけど、大事なもの」として
どこかにしまった覚えだけはある。
だけど、1年前に引っ越してきた時に
私はどこへ???


思いつく3か所を捜索しましたが、
残念ながら外れ!
仕事で疲れて帰宅した夫が、一緒に探してくれましたが
悩んだ結果、今回は犬印の腹帯を予定通り持参することにしました。
(なんと安産祈願の半月後、早めのプレ衣替えをしていたら
きちんと出てきました。大事に保管してました。
第二子が降りてきてくれた際には、そこで改めて登場していただこうと思っています。)


安産祈願。
結婚式の披露宴参列のように、
このドレスを着て、お祝儀袋もって、履きやすいパンプスとミニバッグにショールを持って…
みたいに、このハレの日はこのコーディネート!
とスムーズに支度できるのに。
人生でなかなか経験しないハレの日で
しかも体調管理に人一倍気を配る妊婦の体。
一人じゃなくて二人分の体で動こうと思うと
想像の3倍以上の時間と気力を
準備に要したなぁと思います。


妊娠安定期に入る前の妊婦さんや
そのご家族がこのnoteを読んでくださっていたら
ひとつの経験談として、心に留めていただけたら幸いです。

追伸
安産祈願の後に、ゆっくりと食事できる落ち着いたレストランなどを
事前におさえておくと、なおGOODです。
私はその考えがなく、当日ふらっと探したクチですが、
新宿花園神社から徒歩数分の、伊勢丹レストラン街で
美味しい洋食(少しお高め!)をいただいて
ふーっとひと息つけて、良かったなぁと思いました。

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