テキトーを重視して─────────────

今回もマイラの視点で~す!
「いらっしゃいませ~」
先生の奥に居た執事のお姉さんが言った。
「ご指名とかありますか?」
やった~!
「あの~、昴いる~?」
私は言った。お姉さんは
「あ、その子はいません。昴子ちゃんならいますよ~、昴子ちゃんにします?」
といった。私は頷いた。昴子はきっと、昴のコードネームみたいなものだろう。

「いらっしゃいませ~ってゲッ!」
昴は思った通り、嫌そうな顔をした。
昴の服はスカートのメイド服で、ピンクが主に使われた「THE 可愛い」の服で、フリルたっぷりだった。女子なら一度は期待と思う、あの服だ。
「お客様に向かってゲッとはなんですか!」
後ろから女子の怒りの声が聞こえた。
「アレ?そういえば二人と一緒じゃないの?」
二人って?・・・・・・あぁ、わーちゃんと桃李君の事か。
「いや~、二人のデートを邪魔するほど図々しくはないよ~。後、昴。休憩時間、一緒に回らない?」
と私は言った。
「ごめん、無理かも・・・・・・」
と昴。
「女の子?」
私の声は無意識の内に下がっていた。昴は黙ってしまった。
「名前は?」
私はちょっと声のトーンをもとに戻していった。昴は
「えっと、乃彩って言う奴」
といった。私は
「どんな子?」
と聞いた。昴は
「あの、最初にいらっしゃいませ~って言ってる執事の女の子」
あのお姉さんか~、後で仕留めておこ~(ボソッ)私は注文を頼み、昴の萌萌えキュン☆を待った。

昴はオムライスを持ってきた。私は
「萌え萌えキュン☆お願いしま~す」
といった。昴は
「えぇ、マジでやんなきゃなの?・・・・・・やるしかないか、はぁ」
と一応やってくれるようだ。
「それじゃあご主人様、せーの」
「萌え萌えキュン☆」
昴は一人で言った。私は
「萌え萌えキュン☆」
と後から言った。昴の萌え萌えキュン☆、録音できてよかった~。

結論:マイラはマジでヤバい奴。メンヘラすぎる。サイコパス要素あり。


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