ちゃんと擬態出来てる私

 私は自分では全く意識していないけれど、「ちゃんとした人」見える人。

 でも中身は直感で突っ走るし、落ち着きないし、私の中の「ちゃんとした人」の真逆にいる人間なのです。でも何故か「ちゃんとしてる」と言われる。高校の時はクラスの副委員長だったし、仕事でとどちらかというと「責任者」とか「長」の付く仕事をもらいがち。

 そういう立場をもらうと「本当は向いてないと思うけど、周りがそれをさせたいと思うのであれば何かしらあるのでしょう」と「それではそれなりに動かねば」と真面目に思ってしまうので、なんとか頑張ってしまう。

 で、めっちゃ疲れるんですよ…。
 加えて、社会人だとその「長」の役割にはお給金が伴うことが多いので、やはり頑張るわけです。そして消耗する。

 もうね、その繰り返しなもんだから「ちゃんとして見える」自分があまり好きではなかったのです。

 でもある時、「ちゃんとしてないのに、ちゃんとして見えるって偉くない?ちゃんとして人に上手に擬態出来てるってことやん。んでもって、なんとか振られたことはやるのも偉くない?」と思ったのです。

 擬態って言葉がとってもしっくりきたのです。それが戦略的であろうとなかろうと、擬態してるのエライ。疲れてもしゃあない。だって擬態してるんだもん。

だからお休みの日はゆるゆる休もうぜ。




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