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【美術館】福田平八郎展

2024/04/30
ゴールデンウィークの狭間の平日に行ってきました。
以前に京都の近代美術館で個展を見て以来、大好きな画家なのですが、大規模な回顧展は17年ぶりとのこと、ってことはあれから17年も経ったのかぁ〜と感無量です。

別フロアで同時開催していたモネ展は大人気で平日に関わらず大行列でした

展示の構成は若い頃の初期作品から順に画風の変遷を追いかけるという内容なんだけど、長生きされている&時代の移り変わりもあってとても見応えのある変わりようです。

まだ学生の頃の作品。とても緻密で写実的。他の作品と違って動的な感じがします
こちらも若い頃の作品。精緻で繊細です


ここからどんどん写生を重ね、作風が変わっていきます。見たものなんでも描いていくので色んなスケッチがたくさん残っていて見るのが楽しい。

これが今回、目玉作品の「漣」。写生が極まってくるとこうなるのか。。。
ベースにプラチナ箔を引いてその上に描かれているので微かに煌めきます
こちらは水面。釣りが趣味で水回りや魚の絵が多い
庭に積もった雪。この淡く積もった感じが京都だなぁ〜
アップで見てもどうやって描いてるのか分からない
なるほど分からん。。。


そしてなんだか天真爛漫な感じになってくる。面白いよねぇ。子どもの描いた絵の模写やテレビの天気図、娘のセーターの模様だけ描いたスケッチなんかもあって、走り書きの注釈メモがなければ何だかよく分からないものも。

左下のウツボがめちゃくちゃ可愛い。すごくいい〜
こちらは鮎。鮎もよく出てくるモチーフなんだけど、簡略化されてなお対象の特長をズバリ捉える筆の力がすごい


最近の展覧会らしくグッズも豊富で目移りしてしまいました。漣のモチーフを使ったシャツとかちょっと欲しかったな。

これはガチャ。全部で10種類あったんだけど一番欲しかったタケノコが引けてうれしい〜
迷いに迷ってアヒルの掛け軸柄の手ぬぐいとマステを2種類お買い上げ



美術館を出たらとても気持ちのいいお天気で、散歩がてら中之島をブラブラしながら川沿いのカフェでお昼でも〜と思っていたものの、どこも満席。平日だからそんなに混むと思ってなくて、甘く見てたら肥後橋から北浜長屋まで歩いても振られに振られてランチ難民に。平日とはいえGWの中日だから意外とお休みの人も多いのね。


ふと、4月にリニューアルオープンしたばかりの東洋陶磁美術館にカフェが出来たと聞いた気がすると思い出し、寄ってみるとありました!しかもすぐ座れる!という訳でやっとのことでお昼にありつけたのでした。

ハムとチーズのホットサンドと空色ソーダ。ローストビーフ丼などボリュームのあるメニューもあり

全面ガラス張りの眺めのいいカフェで、あまり席数はないけどとても居心地がいいです。ここはいいな〜

メニューも面白くて、収蔵品をリスペクトしたドリンクやスイーツがラインナップにズラリ。特別展のコラボメニューとか大好きなのでワクワクします。

リニューアルした東洋陶磁美術館はまだ行ったことがなかったので近いうちに行ってみよう。隣のこども本の森 中之島も気になります。
肥後橋から北浜までの狭い範囲にギュッと面白い施設が集まってて中之島は楽しいね。そろそろバラの季節なのでバラ園に行くのもいいかもな〜


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