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バーチカルブラインドは開き方も大事

最近なぜかまたバーチカルブラインドの打合せが多いです。
新築の方から既存の交換まで色々なのですが、打ち合わせをしていて、ちょっと思ったことがあります。既存からの交換の人は生地より開き方のこだわりが強いなぁと。毎日使っていて、こういう開き方の方が便利だなって思えるからなんでしょうね。

そう、実はバーチカルブラインド、開き方の種類が様々。片側にも寄せられるし、両開きもできる。紐で操作するコード式、バトンを持って自分で動くバトン式など。
はじめて設置する方は操作の種類があることすら初耳で、どれがいいのかよく分からないまま何となく決めちゃうこともあるかもしれません。

なので打ち合わせしながら自分なりの経験でこう決めるとイイかもってポイントをご紹介したいと思います。

1.カーテンとは違う開ける用途

カーテンだと毎日全開にするイメージ。
バーチカルブラインドも同じように開けるならどちら側に寄せた方がいいかな、とかたたみ代をなるべく外に出した方がいいかな、とか聞きますが、ちょっと待ってください。バーチカルブラインドを全開にすると、カーテンみたいにレースがあるわけではないので何も遮るものがない状態です。そんなに毎日全開にするでしょうか?
というのも、私自身270㎝幅の掃出し窓にバーチカルブラインドを設置し、開けやすさから両開きを選んだのです。ところが普段はスラットを回転して光を取り入れるくらいで全開にすることって実はあんまりありませんでした。
代わりに意外と多かったのがテラスに出るためのちょい開け。洗濯物の出し入れはないのですが、テラスの手の届く位置に植えたキッチンハーブをとりに行ったりクッションを天日干ししたり。
それだと、人ひとりが通る分開閉できれば十分、ウチのサッシの出入りできる位置でいうと、サッシの端から開いた方が楽だったのです。
他にもバーチカルブラインドを開ける用途としては、部屋に風を通すことも考えられます。バーチカルブラインドってどうしても風に煽られるとバタバタと暴れてしまうので、風を室内に通したいならサッシの分だけバーチカルブラインドを開けるという場合もあるのです。

2.大きく開ける?ちょっと開ける?

開ける場面のイメージができたら、操作方法もあわせて考えてみましょう。
メーカーによっても違いはありますが、おおよそ共通なのが端の紐を引くことで開閉するコード式と、バトンを持って開閉するバトン式のふた通り。コード式は移動せずその場で開閉できるので大きな窓向け、バトン式は高い位置で操作ができるので小さい子供がいても安心、と言われています。ただ個人的には、大きな窓も全開しないのであればバトン式でも十分なのでは?と思います。

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バトン式のメリットは、両端にバトンをつけると左右どちら側からも開閉できるようになること。サッシのどちら側から出入りするかイメージしづらい!といった場合によいかもしれません。
これがコード式だと両側から出入りするようにするには、
タチカワブラインドの場合:バトン・コード操作(+3,000円のオプション)で両バトンにする。ただしペアタイプはバトン・コード操作はできない。
ニチベイの場合:両側開閉操作反対寄せ(+2,300円のオプション)。
トーソーの場合:コード&バトン操作でコードの開き方向を操作側にしておけば、反対側はバトンで操作できます。

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大きく開けたいのであれば、バトン式だと自分が動かなければいけないのでコード式の方がしやすいって事もあるので、どんな用途で、どのくらい開け閉めするかイメージしておくと決めやすいと思います。
最近はどのメーカーも開閉の仕方を動画で紹介してるので、ショールームで実物を見れない人は観てみるとカタログよりイメージがわきやすいかも!

3.開き方向を変えたい場合の裏技

とはいえ家具も入れてない、生活もしてない新居だと使うイメージってしづらいもの。つけた後であー開閉と操作の向き逆の方が使いやすかったなー!と後悔することもあるかもしれません。
開き方も操作も逆にするのであれば、レールをぐるっと回転して逆にすると逆開閉操作にできます(レールが裏側になるけど)。開閉は逆にしたいけど、操作はそのままにしたい場合、ニチベイだけが可能。

以上、バーチカルブラインドの開閉方法と操作方法の考え方でした。バーチカルブラインドご検討の一助になれば嬉しいです!

※この内容は2021年9月現在のメーカーカタログを参照にしています。ご検討の際は最新の仕様をご確認ください。

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