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マグネットレンズキャッププレート55mmフィルター用

SIGMAのマグネットレンズキャップをどこにでもある55mmのレンズフィルターに使えるようにする鉄板を作ったお話。

事の発端はSIGMAさんがSNSで開催されたmysigmafpのハッシュタグを使ったイベントです。
このイベントの賞品が55mmのマグネットレンズキャップでありがたいことに今回このイベントで当選させていただきましてマグネットレンズキャップが予期せず僕の手元に届いてしまいました。

マグネットレンズキャップは友人が持っており、使い心地が良いという話を以前から聞いていました。とはいえ僕が持っているSIGMAのレンズは45mm F2.8 DG DN | Contemporary…マグネットレンズキャップは使いたくても使えません…。届いたらぜひ使いたいと思っていたのですが、ご存知の通り45mmには使えないわけです。

そうなると普通はレンズを買うか、マグネットキャップを眠らせるかの二択になるわけですが、物作り好きとしてはやっぱり無理やり使いたくなりますよね。
というわけで今回45mm F2.8 DG DN | Contemporaryに対応させるべく…55mmのフィルター対応の鉄板を作りました!!
マグネットレンズキャップ対応プレート!!

通常はマグネットレンズキャップを使うとなると通常フィルターが使えなくなるというデメリットも生まれるのですが、今回はフィルターを使った上でマグネットレンズキャップも使うという二頭を追う仕様で作りましたよ。

といっても構造は至ってシンプル。普通のレンズフィルターのガラスの手前に金属の板を挟んだだけ。最初はシンプルだし、3Dでデータを作って、スチール削り出しとかで依頼すればいいんじゃね。なんて思っていたんですが、少数生産となると、全然可愛くないお値段になってしまうため今回作ろうと思ってから、まともな試作品を作るまでに結構時間がかかってしまいました。


工作自体は鉄板をロウ付けしただけなんですが、鉄板の厚みやら材料、くっつけ方やらを考えるのに本当に思った以上に苦労しました…。

というわけでできたのがこちら。

右上の輪っかが鉄板を噛ませたフィルター。

黒い鉄板を挟んだフィルターです。

フィルターはAmazonの安物を使用しています。
鉄板の塗装には少し丈夫そうな塗料を使いましたがこれもどれくらい保つのやら…。

つや消しの黒なので純正の対応レンズより少し落ち着いて見えるかもしれません。

純正のようなパコッと気持ちの良い音でしっかり着脱できます!
レンズキャップにはCHAMSのステッカーを貼りました。
ペンギン可愛いです。

少しずらしてつけた所。ちゃんと磁石でくっつきます。

今回はお試しで自分用を作ったのですが、少し余裕ができたら、販売用にも作成しようと思います。


Amazon…。ちゃんと非対応の45mmにくっついてます。



現状この他にいくつか作り方のパターンを考えているので、そちらのテストをしてから販売用のものを作っていこうかなと…考え中なのでまだ少し先になりそうではありますが…。

また当然こちらは55mm径であれば一応どんなレンズにでも対応しますが、MINOLTA MC ROKKOR PF 58mm F1.4のようなレンズにこのマグネット対応フィルターを使ったりすると、やはり周辺減光が現れます。
この辺りの対応できそうなレンズがはっきりわからない点も、量産しかねるなぁ…と頭を悩ませているポイントだったりします。

50個くらい売れる見込みがあれば削り出しで外注しちゃうんですけどね…。いかんせんニッチな商品すぎて…。

また進展があれば、Xやnoteで報告したいと思います。
素人の工作とその記録にお付き合いいただいてありがとうございます。

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