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門出と別れ

兄の結婚式があった。

うちの家は5歳の時に昨年亡くなった父と母が
再婚して兄は父の連れ子であった。
幼い時は仲が良かった。でも、歳を取るにつれ段々とすれ違うようになってしまった(ほとんど俺が悪いんだけどね)

今日、披露宴のテーブルに置いてあった
ネームプレートのメッセージカードに
離れていても兄弟だからなと書いてあった。
俺もそう思う。彼に出会えた事、彼と家族になれたこと。それは偶然でもなんでもなく必然だったんだなと。血が繋がってなくとも、歳が同じでも兄弟は兄弟である。

昔よくキャッチボールに付き合ってくれた
俺がアホみたいに全力で投げた暴投を民家に投げ込み俺は一目散に逃げたけど彼は1人で謝られてた事もあった。今思えば本当に申し訳なかったと思う。やはり彼は強い、今や立派に警察官の部長さん。本当に素敵な式だった。
あと何年、自分が生きていくか分からないけど
少しずつでも彼と過ごせなかった時間も過ごせたらいいな。

そして、参列していた中学校の同じ同級生から
小学校の時によく遊んだ同級生の昨年亡くなった事を教えてもらった。
彼の家にはでっかいマーシャルのJCMのキャビとヘッドが置いてあったのを覚えてる。
ハードロックが好きとも聞いていた。
門出もあれば別れもある。

俺はまだまだ生きていたい
やり残してる事もやりたい事もたくさんありすぎるから。

素敵な場所だったよ。

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