見出し画像

講演1:命を守るために行ったこと #yuzawaws

講演1:命を守るために行ったこと
地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター 萩原健太氏

カンファレンス最初の講演として、地域を支える大きな病院がランサムウェア被害にあった際、どのように対処していったかのお話を頂きました。
基幹システムである電子カルテがランサムウェアによる被害から利用できない状態になる中で、できるだけ医療現場を止めず早く正常な状態に戻していくために、混乱と制約の中どのような意思決定をし行動したのか、終始緊迫感のあるお話を現場の状況、システムの例示をもちいて説明されました。
患者さんの命を預かる医療の世界では、災害に備えた医療継続計画(BCP)を準備・訓練しており、その結果ランサムウェア対応にも大きく役立ったそうです。
BCPにサイバーによる事象を想定した態勢の確認を実施すること、また、バックアップは行うものの、バックアップデータ復旧(リストア)の訓練を行うことはなかなかないため、その訓練を実施することはとても重要、有益であるということでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?