見出し画像

【インターン】みかんの国から、湯沢町へ。③

こんにちは!
地域おこし協力隊インターンとして4月から活動している池内です。

このnoteも早くも第3弾。
今回は、私の活動内容のうち(2)についてご紹介します。

活動内容
(1)関係人口の増加・移住促進
(2)地域おこし協力隊本隊員の伴走支援 ▶今回はここ👀
(3)湯沢学園を中心とする図書環境整備

(2)地域おこし協力隊本隊員の伴走支援

4月から「こどもの居場所づくり」に取り組んでいる飯田哲也隊員のもとで、以下2つのことに取り組んでいます。

①こども食堂のサポート
②NPO設立に向けた準備

①こども食堂のサポート

飯田隊員のつくるこどもの居場所「ima」にて、4月末からこども食堂がopenしました。

私がしている業務は以下のようなもの。
・調理
・メニュー書き
・掲示物作成
・運営に向けた調査(こども食堂の設備要件、他地域の事例、補助金、etc…)
・コンセプト設計
・チラシ作成(まだ配布段階には至っていませんが…)

とある日のメニュー。栄養バランスもばっちり!

実は高校生のときに、新聞の連載でこども食堂について知り、いつか関わりたいと思っていた私。
地元愛媛県宇和島市でも西日本豪雨のあとにこども食堂が急増したというニュースがあったのですが、そのとき地元を離れていたので参加できず。高校時代は開催地から家が遠く。大学時代はコロナ禍で関わろうにも関われず。

こども食堂に興味があっても、もう関わる機会がないのかなと思っていた私にとって、まさに絶好のチャンスでした。

まず立ち上げに関しては、運営メンバー3人でいつどんな形態で誰をターゲットとするか・コンセプトをどうするかなどを話し合い、少しずつ改良を重ねて、今までで計7回開催しました(昼・夜で各4回 ※第1回は昼夜両方)。

「こども食堂によってこどもの孤食を防ぎたい!家族だけではなく地域と関われる場所をつくりたい!」と夢を見ていた高校時代の私ですが、いざ開催してみると、こどもという生き物はこんなにも予測通りに行動しないものなのだと改めて知りました。

そのときの気分で食べたくない子がいたり、ゲームに夢中になってしまう子がいたり、他の子どもと軽くトラブルになってしまうこともあったり…。
全てを管理下において「これはだめ、あれもだめ、今はこういう場」と伝えることは一見簡単ですが、それだと果たして「こどもの居場所」として居心地がいい場所だと言えるのか。
掲示物ひとつ作るにしても、なるべく禁止のニュアンスを出さず、自発的に動いてもらえるにはどうすればいいのか、頭を悩ませました。

さらに、こどもたちが来るタイミングはばらばらなので、どの時間までにどれくらい調理を進めておけばいいのか、調理・配膳をしつつ、少ないスタッフでこどもの見守りをするには今自分が何をすべきかなどをその場に応じて考える難しさを感じました。

動線づくりのために、最近導入した受付


…と、このように書くと大変なように聞こえるのですが、実際はこどもにも大人の方にもお手伝いいただいているお蔭で、とても助かっています。

こどもだから危ない、触らせるべきではないと勝手に決めつけるのではなく、卵を割る・餃子を包む・お皿洗いをするなど、こどもにもできることはお願いして。
単に食卓をみんなで囲むのではなく、「皆でつくる」という体験の場としても機能しているのではないかなと思っています。

時には、こどもが収穫した桑の実をみんなで食べた日も。

さらに最近は、ミニイベントの場としても少しずつ活用され始めました。
例えば、
・アロマケア
・地域の音楽サークルの演奏
の場としてもご利用いただいています。

こども食堂は「こどもが中心」ではありますが、その周りにいる大人が楽しめていない状況ではこどもも本質的な意味では楽しくないのではないか?との考えで、このima食堂は他地域に比べると、あえてゆるっとした雰囲気というか、「それでもいいんだよ」と包括するコンセプトをとっています。

そんなima食堂の特色は、多様なこどものニーズに合わせて、昼にも夜にも開催しているところ。昼は学校に行くのが難しい子とその保護者様でこじんまりと、夜は学校帰りのこどもたちで賑やかに。
「こども食堂=○○」と無理に定義づけることなく、その時々で形を変えながら開催しています。

✅こども食堂をお手伝いしたい!
✅食材を寄付したい!
など、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

②NPO設立に向けた準備

教室に入ることが難しい児童のための、居場所づくりをしている飯田隊員。
今は飯田隊員独自の活動として取り組んでいますが、後々の応援体制を整える意味でもNPO設立を目指そう、という話が出ています。

私がしているのは、その補助業務。ざっくり言うと、
・調査(NPO設立要件、湯沢町子育て支援計画、山村留学、etc…)
・コンセプト整理
といった感じです。

こちらはまだ具体的なところまで進んでいませんが、上に記したようなことを調べることで、こどもを支える仕組みがどのように体系づけられているかの一端を見ることができています(本当に一端ですが…)。

飯田隊員はこの他オンライン大学の誘致や公教育サポートなどにも取り組もうとされているので、今後どんな展開を見せるのか楽しみです。


以上、(2)の伴走支援についてでした!
次回が最後となりますので、もしよろしければお付き合いください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?