学マス(2024/03/06)

新しいアイドルマスターのブランドが発表された。名前は「学園アイドルマスター」。この令和に改めて学園モノの作品を打ち出すというバンダイナムコの挑戦力には敬意を表する(皮肉ではない)。今のところ「学園アイドルマスター」は「めちゃめちゃ変わった校風で変な施設がめっちゃある!」みたいな何か一手間加えた作品には見えない。舞台である「初星学園」ではアイドルを目指すための設備と学科があって、それをプロデューサーたちが支えていく、というただ単純な「学園モノ」+「アイドルマスター」の方程式がそこにあった。個人的には無闇に変な方向性に持っていかなかったのは嬉しいし、現在様々なゲームが多様な方向性に手を出しつつも(それが悪いこととは言わないが)、アイドルマスターは根本を変えず、それが揺るがないような何か革新的な+αをしている、と改めて実感した。

(本当に短い記事なので必要ないんですけど一応目次を作りました)



新アイドルについて


花海咲季のポジションは天海春香+水瀬伊織、みたいな感じだ。位置的には春香パイセンだけど性格が伊織っぽい。別に金持ちってわけじゃないけど、自分を誇り高く持っている、という点では共通点を感じる。そして天才児と書かれている。天才児といえば個人的にはあさひが出てくるのだが、あちらは「あ〜、こういう感じっすね」となんでもやってみてそれがポンポンできる、というタイプの天才児であることが明確に描写された存在だったのに対し、こちらは現在細かいストーリーが語られていないとはいえエピソード上での天才である。こういう描写の中では例えば「逆立ちしながら足で包丁を使ってリンゴの皮を剥け」ということを言われて即できる、というわけではない。花海咲季の天才性というのは一般論において、ということだろう。シンプルに物覚えが良くて、勉強もスポーツもできる、みたいな出来杉くんタイプの天才なんだろうなと思う。
出身は愛知。本当は「この県出身だからこういうあるあるありそうだな〜」とか言いたいけど、そうすると本物の県民に怒られそうなのでやめておこう。


月村手毬は如月千早ポジション。「クールでストイックな皮肉屋」は聞くだけだともう円香だな。ミスター・女たらし、って呼ばれるかもしれない。それは冗談として、その反面甘えん坊、怠け者、トラブルメーカーと書いてある。やばい、刺さる。シャニのこの枠担当だった灯織とは説明文の後半に書いてある「嫌いな自分と決別し、自分自身を好きでいるために」というところはなんとなく似ている。だがこちら側はギャップ萌えという剣を握りしめているわけで、そこが刺さる人には刺さると思う。灯織は「イルミネとだんだん打ち解けてだんだん自分と向き合う剣」を持っているのに対し、手毬は「クールでちょっと口悪いけど甘えたい剣」を持っている。ミリの静香は親との対立が描かれていたし、この枠も結構幅広く内容を展開できるんだな、と感じた。そして趣味は美味しいものを食べること(封印中)←これ。もし自分で(封印中)とか書いてたらやばいな(かわいいという意味で)。こういうどうでもいい部分に実存性を加えてくるのがアイマスだし、そうじゃなくてもPが勝手にそういう解釈をしてしまうのがアイマス。


藤田ことねは星井美希ポジション。元気なタイプの子。そして“とある理由で”金が欲しいらしい。聞いた瞬間、何かを察した。メタい話だがこのパターンは①実は家が貧乏でお金を稼がなきゃいけない、もしくは②実は学園長に〜この学園の闇が〜だからお金が必要で〜、の2パターンが考えられる。もし①だったらよくあるパターンなのでなんとなくスルーできるものの、最近のアイマス(特にシャニマス)は芸能界の闇やら斑鳩ルカのエピソードやらそういったストーリー面に重みを持たそうとする傾向がある(シャニマスがストーリー特化であるからかもしれないが)。その上現代のソシャゲはストーリーを重視した傾向にあるので、②の可能性もあり得なくはない。だがこれも確定した話ではないので、とりあえずは現在公開されている情報のみで楽しみたい(自分で展開させておいてなんだけど)。趣味は当然だがお金を稼ぐこと。つまり逆説的にいえば自販機で飲み物は買わないし、惣菜が半額の時間帯にスーパーに行くかもしれない。だから実質高槻やよいポジションも兼任しているのかもしれない(あくまで考察なので二次創作の範囲かもしれないが)。


一部未発表のアイドルについて


生放送で9人並んで発表された時にいた1番右端の子、おそらくコアなキャラだけどファンが多くなるタイプの子だろうな。やや赤みがかった髪でパンツを履いててジト目の子。バトル漫画でも「コイツやばいぞ……」みたいな雰囲気で考察されて、実際自分の血を硬質化させて剣にして主人公の味方一人ぐらい倒してそう。そのヤバさというか雰囲気が感じ取れる見た目をしている。まだ名前は発表されてないが、おそらく初期メン(追加はあるという予想)の中ではかなり人気出るんじゃないかな、と思う。

そしてクリーム色のロングでデコ出ししたおとなしそうな子。これはデレで言う乃々、シャニで言う甜花が好きな人に刺さりそう。PVでなんかずっこけてたし、先述の手毬もトラブルメーカーと書いてあるものの、ちゃんとズッコケしているのは恐らくこの子になりそう。そしてどこかスピリチュアルに傾倒していそうな雰囲気も感じる。そしたら霧子と気が合いそう。といっても霧子のアニミズム寄りの思考というよりかは風を感じて「何か来る……」と感じるタイプのそれと見た。さっきから考察がバトル漫画だな。


最後に


その他にも教師の声が四宮かぐやだったり学園長の声が範馬勇次郎だったりと書きたいことは山ほどあるがとりあえずはここまで。今作は某擬人化ゲームと同じく縦画面らしいので、そこのシステムがどうなってくるのかも期待。そしてピクセル数がすごい!とも生放送で言われていた。聞いたところによると6万ピクセルものピクセルを使っているらしい(これがどのくらいすごいことのか自分でもわからないため語彙力が低下している)。だがこれにより1人のアイドルを高解像度で輝かせることができる、とのこと。そういった性能の面も楽しみである。


そして新しいアイドルマスターブランドが公開されたということは、太鼓の達人といずれコラボする時が来る、ということである。1人のドンデューサーとしてそれが来る日を待つばかりである(近年の傾向的にぷちキャラ3体と新曲入るんだろうけどもっとなんかやって欲しい……というのが正直なところ)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?