ポイ活についての雑感。はるぽいのポイ活事情
初めに
ゆたかさん(tdyutaka)のアドベントカレンダー企画、参加させてもらいました。今年も企画ありがとうございます。昨年はちょっと興味はあったのですが、迷っている間に直ぐに枠が埋まってしまったので、今年は意を決しての参加です。
昨日13日目は楠さんでしたね。ポイントで沖縄へ家族旅行は羨ましい🥺 家族との思い出プライスレス。 私ももう少し子供が大きくなったらポイントをマイルに全振りして旅行を楽しみたいと妄想しています。
さて、ポイ活歴も早2年…….。色々やってみた感想やこの界隈について思っていることをこの機会にまとめてみました。
私が比較的得意な分野は、決済ルート、リボキャンペーン、FX・仮想通貨、辺りでしょうか。後から理由も出てきますが、高額案件に取り組むことが多いです。
ポイ活の目的とはるぽい家の紹介
皆さん色々あると思いますが、私の一番の目的は節約や「資産形成」のためですね。(もちろん趣味的な要素もあります)
ちょっと紹介すると、はるぽい家は妻、子ども2人(未就学児)の4人家族です。子供も大きくなれば養育費もどんどん増えていくのでお金を貯めないと行けません。
ポイ活界隈に入ってくる前は、投資界隈にも少しいました(ほぼROM専です)が、今はインデックス投資で放ったらかし運用をしつつ、共働きのため毎日、仕事と家事育児に追われています。そんな私がポイ活について感じていること(1, 2)。また私事ではありますが、はるぽいのポイ活事情(3)について書いて行こうと思います。
1. 一般のイメージとポイ活界隈のポイ活
ポイ活民は奇行種。だがそれが良い。
皆さん様々なポイ活スタイルがあると思いますが、概してポイ活民は「奇行種」と言われますね(笑)。普通の人からしたら意味不明な行動をしたり、〇〇口座を沢山作ったりしてポイントや現金を手に入れます。こういうのを当たり前にする様になるとポイ活界隈に染まってきた証です(笑)
一般的な(ポイントカードを出すというような)ポイ活のイメージと、もちろんそれも含みますが、ポイ活界隈特有の案件(クレジットカード発行、リボ、FX・仮想通貨、MNP、優待クロス……などなど)はかなり離れているんですよね。だから周囲にも、時に家族にさえ理解されません(笑)
一方で、そこに大きな差があるからこそ、このSNS全盛期でさえも参入者が増えすぎず儲かるという事実はあると思います。
個人的な感覚ですが、ポイ活は難解さやリスクが上がる程、額(報酬)と効率が高くなる傾向があると思います。
ざっと私のイメージですが、こんな感じです。
(何故かというと、簡単で分かりやすい案件に企業側も大きな報酬を用意する必要がないため)
そして、一般人(正確には非ポイ活民)とポイ活民との間には大きな山が……。
殆どの人はこの山の向こうに何があるか知りませんし、教えたとしても登ろうとも思いません。何だか怪しいし……。
面倒くさい、分からない、怖い……。そういう感情が参入障壁となって、大衆化は防がれています。だからこそポイ活民は裏で暗躍できるのかなと。
2. 「ポイ活」と資本主義。その本性とは。
ポイ活のお金はどこから来ているのか。
次に「ポイ活の本性」について思っていることを書きたいと思います。ポイ活界隈では、皆さん息をするように数千から数万円のお金を拾っていくんですよね。
でもこのお金ってどこから来ているのでしょうか。
そこで一旦ポイ活から話が離れますが、資本主義におけるお金の流れを話したいと思います(ポイ活の話はどこ行った?)。
資本主義において企業はサービスの対価として金銭(売上)を得て、そこから労働者と投資家(株主)にお金が渡ります。
①給与であり労働の対価、②配当金などです。資本主義では①と②は利潤を分け合う(奪い合う)関係にありますので、労働者は②の利潤も得ましょう。得なければ搾取され続けますよ、という教えがあります。
つまりリスクを嫌って投資しない人から、リスクを取って投資する投資家へお金が流れているとも言えます。ま、ここまでは教科書的な内容なのですが……。
ポイ活をやっているとこれとはまた別のお金の流れがあるように思えて来るのですよね。
ポイ活の資源は既存ユーザーから
ポイ活のお金やポイントは何処から来るかと言うと、基本的にキャンペーンをする企業の売上から来ています。つまり既存ユーザーの支払いがあり、得た売上の一部を諸々の目的のため(例えば利用者の新規獲得)に販促費または広告費として充てています。そしてポイ活ではそのおいしい部分を頂いています(もちろんサービスが気に入ったら利用し続けても良いですよ、念のため)。ポイ活で我々が儲けられる根底として、既存ユーザーの支払い(負担)があるのです。
例えば、携帯回線のMNP。ガチ勢でなくても乗り換えで2万円くらいはもらえるので、定期的に乗り換えれば維持費どころかずっと黒字。
例えば、クレカのリボキャンペーン。手数料を払うところを、逆にキャンペーンでCBやポイントで黒字。
発行するだけで1万円以上貰えるクレジットカード案件。
などなど……
これらがなぜ可能なのかというと、ずっと高い通信費やリボ金利を払ってくれている既存ユーザーのおかげなのです。
などを考え始めると、ちょっと面白いことが言えるかなと思います。多くの場合、おトクに疎い既存ユーザー(良く分からない、面倒だと思っている。またはマネーリテラシーの不足など)の支払った利益性の高いお金が企業活動を通して、ポイ活民に流れているというお金の流れです。
「ポイ活」という第③のお金の流れ。ポイ活経済論
「ポイ活」という第③のお金の流れが資本主義経済にはあるのではないでしょうか。
(下の図のイメージ)
つまり③既存ユーザー→企業売上→ポイ活民への流れです。これらは企業が利益を追求する上で生じる「歪み」から来るお金なので、資本主義が続く限り、存在し続けるはずです。(大げさ)
これは嘘っぱち経済論なのですが、何となくウンウンと頷きたくなりませんか。私としてはポイ活の本性についてこういう風に感じています。そして平凡なサラリーマンとして資本主義経済を最大限利用して資産形成をしているのです(ドヤ)。
ポイ活民は大なり小なりハイエナ。企業や”一般人”へコスト転嫁されている
これまでの話から、ポイ活のお金って間接的に他者の負担で成り立っているんですよね(決して批判ではない)。何となくポイ活の範囲ならクリーンで、悪影響がないようなイメージや思い込みがありますが、そんな事もなくて、ガチ勢になるほどコジコジした部分は増えます。ただ、それは事実として、あれこれと正当化するのも違うかなと考えています。
一方で、投資で言うリスクを回避する人と同じように、おトクに疎く何も行動もしない、知識がない、めんどくさがってやらない人と差がないのもおかしな話なのかなと思います。そういう批判?を受け入れつつ、ポイ活はやっていこうかなと思っています。
3. 最近の私のポイ活事情
最近の私のポイ活事情についても書いていきたいと思います。
ポイ活ってある意味趣味的で、ゲーム攻略みたいな、時にお祭りのようなキャンペーンもあったりと楽しいですよね。ポイ活民同士での交流も楽しい。利益やコスパ度返しで楽しみたい気持ちもあるのです。が、タイトルのように最近は効率重視です。なぜかというと、やはり仕事があって共働き、小さな子供二人なので、自由な時間はかなり限られるんですよね。楽しいポイ活もしたいですが、難しいです。
楽しさはぐっと我慢。効率重視
下記が最近心がけていることでしょうか。
①1000円未満の案件は無視
②10円分以下のポイントカードは出さない
③割引・還元クーポンを無理に使わない
①は精査すればよい案件もありますし、1分でできてしまうコスパの良いものもあると思うのですが、それを追っているとトータルの効率は悪くなるなと考えて数百円のものは積極的には追わないようにしています。
②コンビニとかポイントカード出しても年間で1000円たまるかな?くらいかと思うので無理に出しません(子ども見ながらだとその一手間が負担というのはあります)
③メルペイとかスマプレのクーポンとかありますよね。期限切れでもったいないなと思ってもわざわざ手間をかけて使い切りません(我慢)。よく考えたら10分20分かけて出かけて使えたとしても、数百円程度なので、コスパよくないなと。。。使えたら使うくらいが調度良いです。
どこかの偉大な人か漫画の中のセリフか忘れましたが「やるとこを決める以上にやらないことを決める」ことが重要だとか何とか。ちなみにクーポン期限切れは毎度ちょっと悔しいです。
血を流しながら走り続ける
#ポイ活やらかす民 というタグがあるのはご存じでしょうか。私も今年で覚えているだけで3-4万円は取りこぼしている気がします。外為どっとコム1万円(トラッキングエラーで否認)、dポイント失効3200円、リボ・分割キャンペーン受け取りメール未登録6000円、ファミマ🍎カードキャンペーン対象外1万円。その他1000円くらいのものは多数。。。
あと美味しいお祭りがあって、終わった後に、TL上でその事を知って凹むとか(損はしてないのに)。
ちょっとしたミスや見落としで失敗したのに気付いた時のダメージって大きいですよね。
だから失敗したくないんです。取りこぼしもしたくはない。しないように念入りに調べて、確認して、失敗しないように、、、、となりがちなのですが、過度にしないというのも一つの手かなと思っています(額が大きい案件はより注意しますが、)。
結局効率を考えると多少のミスや取りこぼしがあっても、案件を手早く進めた方が結果として利益は増えるんですよね。なので多少の血を流しながら走り続ける、やっぱりそれしかないかなぁと涙
発信は緩く。紹介はしない。
ポイ活界隈では優秀で素敵な発信者が多くいますよね(一部アフィリエイト色が強すぎる方もいますが)。内容を精査して、ツイートにまとめて、質問が来たら対応するなどとてもきめ細やかで、すごいなと思っています。私もいつもお世話になっています。
自分の場合はキャンペーンを見つけて発信するにせよ、フォロワーさんの中である程度ポイ活がわかる人に向けて「面白そうなの見つけたから詳細は確認してね」ぐらいの内容でPostしてます。そこまで準備に時間をかけられないのと、何かあってもフォローもしきれないので、自分で調べられて分かる人向けです。
発信もしっかりやれば紹介などでWin-Winで儲かるのかなとも思いますが、紹介はほぼしていないのは、そういうところでしょうね。こんなんでよければこれからも参考にしてください。よろしくお願いします?
ポイ活をやっていて良かったこと
デメリットはたくさんありますね。ポイ活は片手間でやれる案件が多いですが、時間は取られます。そうすると家族と過ごす時間や自分の趣味に使う時間が減ってしまいます。後々、もっと子供と過ごせば良かったとか、パートナーを大切にすれば良かったと思うことはあるかも知れません。大切なものを見失ってしまっている感覚になる時、ありますね。気を付けます。
一方で、ポイ活って生きる上で需要な知識(節税、保険、投資などもろもろ)がついてくるので、役立つということはあります。それと、一般に難解とされる書類とか申請とかのハードルは下がりますね。ポイ活で数多乗り越えてきた経験値があるので大抵何とかなるだろうとか思えませんか? お問い合わせも得意になります。また、実際に収益があると家計は助かります。来年からは住宅ローンが始まる予定なので、収入的には助かるな、というのが本音です。ただ、本業を安定させる、共働きを継続することの方がずっと重要なので、それは忘れないようにしたいです。
おわりに
もし、最後まで読んだよという方は、ありがとうございます。すみません長くて……。でも年に1回なので、お許し頂ければ幸いです。
ポイ活でお金を貯めている訳ですが、お金は使ってなんぼ、思い出はプライスレスです。家族の幸せや QOLを大切に、ポイ活に呑まれないことを大切にしていきたいなと思っています。来年もどうぞよろしくお願いします。
明日15日の担当はもちさん。もちさんは、投資にも明るく、giftee、honto、ベネフィットの発信の印象が強いですが、明日はどんな内容なのか楽しみです。
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