見出し画像

チャレンジするバカ

今日の開店前、M氏が訪ねてくれた。

革職人であるM氏は、この度東京に出店する為真庭を離れることを決め、その報告にわざわざ蒜山まで出向いてくれた。

M氏との出会いは五年ほど前。
引っ越して来たばかりの頃、SNSを通じて地域の気になる人、目立つ人をチェックしていたのだが、その中の一人がM氏であった。
店を初めて訪れた際、財布を作ることを即決し、後日ワークショップで時間を共にした。

彼は歳下であるが、同じ自営業者であること、都会からUターンしたこと、何より「偏屈」であることから親近感をもった。

その後、サシで飲んだ際、夢を語り合った。
経営について真剣に話せるヤツが、こんな田舎にいてくれたことが、とても嬉しかった。

それから互いに切磋琢磨…、いや勝手に自分の「立ち位置」を確認する指標にさせてもらっている。業種は違えど、お互い「外」を見ている。

この間彼は、本店を田舎に移転。
本拠地は田舎におきながら、岡山・大阪・滋賀への出店や全国でのPOP UP SHOP展開など確実に動き続けて来た。
各地の出店が目立つが、発信方法や働き方、人材育成など、常に進化させてきたように思っている。

そして今年、東京への本格進出。
家族を連れての動きは、ある意味覚悟を感じている。

ただ僕は、成功しかないと思っている。
経営のことをいつも考えていたら、人の成功するかしないかは、だいたい分かるようになってきたからだ。この勘は当たる。
どんな場所であっても、考えて、すぐに動くヤツは強い。

この地のアイデンティティを胸に、どんどん世界に出て行ってほしい。

https://site.lacrie.com/

さて。

前回記した占いによると、蟹座の私は、
「チャレンジするバカに会いたがると同時に、自分もバカになりたがる」
とある。

丁度いいタイミングでバカが動き、会いに来てくれた。

さすが蟹座。

そして今、自分に言い聞かせている。

「おいバカ、お前はどうする?」