栗と栗虫 2021.10.16
栗を沢山収穫した。信州小布施から苗を持ってきたという栗の木。
今では大変大きな栗の木になっている。
実は大きいが、消毒をしていないので虫の入っていない実は少ない。中には、栗の実一つに、四つも五つも栗の虫が入っているものもある。
茹でて食べた。
栗を食べるには根気がいる。まず皮を剥くことから始まる。ペティナイフで慎重に皮を剥く。やっと剥き終えると、虫の入っているまわりを取り除き、ようやく食べる段階になる。時間がかかる。
この栗虫はクリシギゾウムシの幼生である。見た目は蜂の子に似ている。私は蜂の子を食べたことがるので、親近感を覚えた。昆虫食に関するある本によると、昆虫の中で9番目に美味というかおすすめだとある。
フライパンで炒っていただくと香ばしいかもしれないが、茹でてあるので食べるのには問題ない。試しにいただいてみる。
まず歯ごたえがある。しゃっきとした感じだ。蜂の子と似ていると思った。
そんな訳で栗虫が出てくる度に栗虫を食べていたが、今日は、栗虫をよけておいて纏めていただいてみた。
栗虫だけを食べることで、その特徴がよりはっきりとわかると思ったからだ。
まず食感は、野沢菜漬けの茎の部分を食べたときの感じに似ている。
噛んでいると、甘みがじわっと出てきて美味しいと感じられた。蜂の子と同等くらいに酒の肴によさそうだ。ただ、沢山集めるには努力が必要だろう。
結局、栗を食べるときに出てくる栗虫をその都度食べるというのが、現実的といえそうだ。
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