スケイヴンユニットの話その2〜プレイグモンク〜
この記事はオープンプレイ、マッチプレイ向け(特に後者)のものです。
ナラティブプレイでは事情が異なる場合があります。
記事記載日:2022/7/3
第2回はプレイグモンクです。
クランラットがスケイヴンの盾なら、プレイグモンクはスケイヴンの火薬庫というべきユニットです。
性能
ユニット概要
スケイヴン最強クラスのアタッカーです。
きわめて高い攻撃性能と、貧弱な防御性能を持つユニットです。
上記からもわかる通り、純粋なアタッカーとなります。
コストのわりに兵数が多いため、目標確保要因としても使えなくもないですが、低いセーブと勇猛値のため攻撃されるとあっという間に数が減ります。
どちらかというとクランラットなどを盾にしつつ、敵に突撃して1番手で攻撃するユニットです。
強い点
前述のとおり、攻撃力が非常に高いです。
具体的には10匹でも突撃すれば30回攻撃します。
刃装備の場合、3+/4+のため期待値で10発あたります。
20匹なら60回、30匹なら90回の攻撃が可能です。
2版バトルトームでは、射程の問題で刃にするか杖にするかという悩みがありましたが、3版で「数デ押し潰しチまえ!」の変更があったため、刃一択となりました。
それでいて、10匹あたり90ポイントという低コストのため、編入もしやすいです。
また、<プレイグプリースト>などペスティレンズのプリーストは3版バトルトームで聖典強化として「狂乱、狂乱ヲ!」を獲得しました。
これをかけることで10匹で40回、30匹なら実に120回の攻撃が可能です。
<ヴァーミンロード・コラプター>の「悪疫の主」や、<害獣の王、スクリーチ>の「鼠の王」でヒットやウーンズを上げることで、最大で120回/2+/3+/-/1という極悪な攻撃性能を得ることができます。
この場合期待値でおよそ67回ウーンズまで通過するため、相手のセーブが3+であっても20傷程度なら難なく撃破できます。
総じて大物狩りに向いたユニットと言えます。
地味にナーグルキーワードを持っているので、ナーグルの戦闘特性の大半を無効化することもできます。
弱い点
防御力があってないようなものです。
1傷でセーブも6+ということで、クランラットと同じ感覚で使うとあっというまに消し飛びます。
基本的には攻撃されたら死ぬ、くらいの感覚でいるのがいいでしょう。
アビリティ評価
ブリンガー・オブ・ザ・ワード
ユニットのチャンピオンです。
チャンピオンがいるため、自力で指揮アビリティを発令可能なのはとても優秀です。
また、苦役の書はそこそこの射程に致命ダメージを飛ばすことができます。
10匹90ポイントというコストを逆手にとり、複数採用して致命砲台のように使うのもありでしょう。
疫病の先触れ
ミュージシャンです。
突撃をしたいユニットであるため、突撃ロールに+1の修正が入るのは非常に優秀です。
上記のように致命砲台として使う場合、全力移動も強化してくれるため地味に高性能なミュージシャンです。
蔓延の旗印
スタンダードベアラーです。
これがいることで、接近戦における殴り合いでもただでは死なないことができます。
3版で射程が1mvから3mvに強化されたため不発することも少ないです。
地味ながら優秀なアビリティです。
狂乱強襲
プレイグモンクの強さを支えるアビリティです。
突撃移動していれば攻撃回数が増えます。
普段は2回攻撃のところ、1回増えるということは1.5倍の火力になるということです。
そのため、基本的に突撃して敵を殲滅する を繰り返していくユニットとなります。
プレイグモンクで殲滅できないようなユニットはほとんどいないため、相手の孤立したユニットに突撃して<クランラット>などで壁を作り支援してやることで強さを発揮できるでしょう。
穢らわしき武器
2版から大きく性能がかわりました。
ヒットロールで修正前の出目が6なら貫通値が2ポイント上昇します。
貫通2というのは、大半のユニットにとって致命的な数値です。
これにより、400ポイントクラスの大物ユニットのセーブ値をもってしても受けきれないようなラインになります。
また、30匹120回攻撃をすると期待値でも20発は貫通2となります。
素の状態でもウーンズを10発通過する計算であることを考えると、相手がどんなユニットであってもごっそり削れる性能となりました。
まとめ
非常に強力ながら、ちゃんと使わないと1ラウンドで全滅するユニットでもあります。
とにかくまずはこれを突撃させられるような動きをめざしましょう。
そのうえで、どう支援をしていくのかが重要になります。
そして使い捨てるユニットとしても優秀なため、切り捨てるタイミングも重要となるでしょう。
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