【AoS3.1】永久呪文の変更

見せ消ちと太字が変更点

19.3 永久呪文

魔術的存在である永久呪文は、永久呪文ウォースクロールに記載されている呪文の詠唱によって戦場に召喚される(24.0 参照)。特別な記載がない限り、永久呪文は攻撃を受けず、アビリティの効果も受けない。兵は永久呪文があたかも存在しないかのようにこれを通り抜けて移動できるが、永久呪文の上で移動を終了することはできない。

19.3.1 永久呪文の召喚

自軍側ヒーローフェイズ中、各味方ウィザードはそれぞれ永久呪文 1 個の召喚を試みられる。永久呪文を召喚するための呪文が詠唱に成功し、打ち消されなかった場合、その永久呪文はそのウォースクロールに記載されている方法で戦場に配置される。何らかの制限によって永久呪文を戦場に配置することが不可能である場合、この詠唱の試みは失敗したとみなされる。

19.3.2 永久呪文の解呪

ヒーローフェイズ開始時、 各プレイヤーのアーミーに属する各ウィザードと各プリーストはそれぞれ永久呪文 1 個の解呪を試みられる。ターンを担当しているプレイヤーが最初にすべての解呪の試みを解決すること。ウィザードが永久呪文の解呪を試みる際、そのヒーローフェイズ中にその兵が詠唱もしくは打ち消しを試みられる呪文の個数は 1 個減少する。プリーストが永久呪文の解呪を試みる際、 そのヒーローフェイズ中にその兵が祈願できる奇蹟の個数は 1 個減少する。1 回のフェイズ中に、1 人のプレイヤーが同一の永久呪文の解呪を 2 回以上試みることはできない。
永久呪文の解呪を試みる場合、味方ウィザードもしくは味方プリーストの 30mv 以内にいて射線の通っている永久呪文を 1 個選択せよ。そして解呪ロールとして 2D6 をロールする こと。ロール結果がその永久呪文の【詠唱値】よりも高かった場合、その永久呪文は解呪され、プレイから除外される。プレイから除外された永久呪文をそのターン中に再度召喚することはできない。

19.3.3 永久呪文の除外

永久呪文はプレイから除外されるまで戦場に残り続ける。以下の条件が満たされた場合、永久呪文はプレイから除外される:
a) その永久呪文が解呪される。
b) その永久呪文が移動後に戦場端に触れる。
c) 永久呪文ウォースクロールに記載されている除外条件が満たされる。

19.4 ウィザードのユニット

ウィザードは通常、兵 1 体でユニットを構成する。ウィザードのキーワードを持つユニットが 2 体以上の兵で構成されている場合、ルール上、そのユニッ トは 1 体のウィザードであるとみなされる。呪文の詠唱や打ち消しを試みる 前に、それを実行する兵をそのユニットの中から 1 体選択すること。射程や射線の測定は選択した兵を基準に行うこと。

19.5 放浪型永久呪文

永久呪文の多くは移動できず、召喚された後は同じ地点にとどまり続ける。しかし永久呪文の中には戦場を移動するものもある。そうした永久呪文はウォースクロールに放浪型永久呪文と記載されている。放浪型永久呪文はヒーローフェイズ終了 時に移動する。いずれかのプレイヤーがヒーローフェイズ終了時に発動可能なアビリティを有している場合、それらはすべての放浪型永久呪文の移動が終了した後で解決される。

19.5.1 放浪型永久呪文の支配

放浪型永久呪文の移動前に、どの永久呪文が支配されており、どの永久呪文が自由であるかを判定する必要がある。放浪型永久呪文がそれを召喚した兵の24mv 以内に完全に収まる場合、その永久呪文はその兵に支配されているとみなされる。1 体のウィザードが 1 回のヒーローフェイズ中に支配できる放浪型永久呪文は 1 個のみである。1 体の味方ウィザードが支配可能な放浪型永久呪文が 2 個以上 存在する場合、自軍はその兵がどの永久呪文を支配するのかを選択しなければならない。支配されていない放浪型永久呪文は自由である。

19.5.2 放浪型永久呪文の移動

放浪型永久呪文の支配を判定した後、ターンを担当しているプレイヤーは味方ウィザードが支配しているすべての放浪型永久呪文を移動させること。その後、対戦相手が同様に手順を解決する。支配されているすべての永久呪文の移動が終了した後、ターンを担当しているプレイヤーから先に、双方のプレイヤーは交互に自由な放浪型永久呪文を 1 個ずつ移動させ、自由な放浪型永久呪文がすべて 移動し終わるまでこの手順を繰り返す。その際、プレイヤーは必ず移動可能な自由な放浪型永久呪文を選択しなければならず、そのフェイズ中にすでに移動した自由な放浪型永久呪文を選択することはできない。
プレイヤーが移動させる放浪型永久呪文を選択した場合、次のヒーローフェイズ 開始時まで、そのプレイヤーはその永久呪文の操作プレイヤーであるとみなされる。 それ以外のあらゆる永久呪文は、その永久呪文を召喚したプレイヤーが操作プレイヤーであるとみなされる。
永久呪文を移動させる場合、永久呪文から移動力に記載された距離以内の戦場の1点を選択する。その点と、永久呪文の中心を結ぶ線が移動経路とみなされる。その後、各永久呪文の中心を選択した点に置く。おけない場合、その永久呪文は移動できず、0mvの距離を移動したものとして扱う。

追記:この変更に際して、各放浪型永久呪文の移動力を+3mvすること。

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