走り方解析プロダクトとSportip｜髙久

この記事は技術的な要素・スポーツ科学の要素はあまりなく、僕らの会社のプロダクト紹介・今後成し遂げたいことなどの紹介記事になっておりますことご了承ください。

筑波大学発ベンチャー株式会社Sportipの代表をしております、高久です。そういえば、スポアナ#4ありがとうございました。またぜひ参加させてください。先日はさらっとSportipが実施している長距離走の解析について紹介させていただきました。

箱根駅伝に筑波大学が出場しますし、ランニングについて我々にとっても非常にホットな話題です。

現在、長距離走・マラソンのその延長線上でプロダクト化をしておりますので、今回はその話とそれに関連するトレッドミル解析のできるプロダクトについてと、弊社について改めてご紹介ということで書かせていただきます。

1. ランニングフォーム解析ができるサービスをローンチ

バイオメカニクスをはじめとした研究からも言われているように、

重心のブレ
着地時の姿勢
着地位置と重心位置
遊脚のフォロースルー
視線の高さ
着地の種類
腕の振り幅
脚の振り幅
離地時に発揮される力
体幹と骨盤の動きの連動性
着地判定
接地時間　　　　　　　　　　　　　　　　　　など

上記のような項目が長距離走では重要だと言われることが多いと思います。自分のフォームを客観視するために解析は役立ちます。ただ、マラソンは個体差がかなりあるスポーツで、自分に合った自然なフォームを採用することが最も重要です。

当然、このような解析と同じようなことは目視で行うことはできません。
我々はそういったコーチではできない部分ではあるが、非常に重要なところを解析できる技術・アプリケーションを開発しています。

　我々が開発しているランニング専用のアプリはSportip for ランナーといい、このアプリは、先ほどの評価項目を数値化することが可能です。数値から分析を可能にし、評価・改善策までつなげることで選手に対し有用な指導を施せるもしくはセルフでチェックできるようになるわけです。

またこういった簡易なフィードバックについてとりあえずすぐにでも試したいという人は、現在竹橋駅直結のRun Pitにて弊社のランニングAIコーチングサービスを体験可能です。

https://runpit.jp/

『Running Form Analyzer』というランニング解析サービスで、前述した様々な項目に関して評価し、１分間でアドバイスをします。（KDDI様と共同のお取り組みです）

ランニングフォームアナライザーの様子はこちらから
CNET：https://japan.cnet.com/article/35147072/
日本経済新聞：https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53510770Y9A211C1X30000/
テレビ朝日：https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000172226.html

　RunPitで解析していただいた結果は、QRコードで発行され、お持ち帰りいただくことが可能です。皆さんもSportipの解析を試してみてください。
期間限定のため、早めに行っていただけたら幸いです！

来年3月までは急速にアップデートを積み重ねより良いサービスへの改善を続けてまいります。

また、今回は個人に合ったおすすめのトレーニングメニューやシューズを提案します。サロモン さんの素敵なシューズをあなたの着地に合わせて提案します。

今後もこういった面白いプロダクトを多方面で展開していきます。
スポーツ・フィットネス・リハビリの領域において、全てのヒトの可能性を最大化する指導を届けてまいります。

2. Sportipの今後

現在、動作を伴う指導領域では自分の経験や感覚に依存した指導が行われています。
我々は、多くの変数（データ）を用いた適切な指導が行わなければならないと考えており、一人に“ひとつ”のコーチを提供することをミッションに活動をしております。
これは、スポーツに限らず、フィットネス・リハビリにおいても同様、個人の身体特性・身体データ、目的に応じた、個人の可能性を最大化する運動指導を届けるためです。現在は、競技者のパフォーマンスを向上させることを中心的に取り組んでおりますが、今後はフィットネス・リハビリの分野にも展開し、一般の方たちの健康維持を発展させるために貢献していきたいと考えております。

我々は、AIの力を駆使することで、スポーツに取り組む人にも、リハビリを行う人にも、いつでもどこでも誰でも適切な指導が行き届く、全ての人が可能性を最大化できる世界を創造します。

　そして、その世界を一緒に築いてくれるエンジニア・営業の方などメインで探しています。AIエンジニアとiOSエンジニア、営業ポジションで採用を行っております。もし良い方がいらっしゃれば、業務委託でもフルタイムでも構いませんので、ぜひお越しください！紹介してください！（もちろん、フランクな話もぜひ！）

というわけで、自社サービスの展開とリクルーティング関連での話など自分のことばかり書いてしまいましたが（すみません。。）、ぜひフランクにいろいろお話ができればと思いますので、ご連絡ください！

弊社内には素晴らしい知見をもったメンバー、たくさんおりますので、今回書けなかった知見の話や解析のはましもできればと思います。

今年もみなさん色々お世話になりました！
2020年東京オリンピックの年、Sportipはさらなる飛躍をしてまいります。

株式会社Sportip CEO   髙久