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誰にでも「ヒットするアイデア」を生み出すためにやるべき3つのこと

こんにちは。誰もが表現者になれるこのご時世。「いいね」やフォロワー数、売上を少しでも増やしたい、誰もが思いますよね。私も思います。そのために世にウケるコンテンツが重要なんですが、他の人がやっていない斬新な、それでいてウケる、そんなアイデア降りてこないかなぁと思うわけです。

閃きは誰のもの?

天才的アイデアを思いつくのが天才。
名曲イエスタディを作ったポールマッカートニーは夢の中でメロディを思いつき、それが頭から離れなかったそうです。

ポールマッカートニーは果たして天才だったのか。

ここでポールが天才だったかどうかは重要ではありません。
・閃きはポールにしか思いつけなかったのか
・イエスタディは「閃き」のみで完成したのか
がポイントとなります。

1.閃きは大量消費が必要

ポールはなぜ夢の中で閃いたのか。

僕は父親だけでなく、フレッド・アステアやガーシュウィンといった僕の好きな音楽家を通じて聴いてきた何百万年分もの曲を、僕自身のコンピューターにせっせと蓄えていた。そしてとうとうある朝、僕のコンピューターが抜群の旋律を自動的にプリントアウトしてくれたわけだ。

ポールはイエスタディを閃く背景には、無数のヒット曲を聴き続けたことがありました。最近ではNetflixのテッドサランドスが映画を大量消費してたことも有名です。一流のクリエーターはどんなに忙しくても20%は世にあるサービスや商品を消費していると言われています。

アハ体験を研究した脳科学者によると、アハ体験はどこからともなく降りてきた気づきではなく、いくつかのきっかけを元にして蓄えていた情報が整理されて出てくる現象だそうです。

ここでもう1つ明確にしておくべきなのは、ここで取り扱うアイデアはヒットするものであるということです。ヒットする条件はこの創造曲線で示すことができます。

クリエイティブ・スイッチ:読書会

ウケるものは端的にいうとなじみやすいけどありふれてないということです。上図でいうとスイートスポットと呼ばれる部分になります。

このスイートスポットを嗅ぎ分けるためには、人がどの程度なじみやすいとどの程度流行るのか、の大量のサンプル情報が必要ということです。

ピクルス味のアイスは超絶品だったとしても、なじみやすくないので売れないし、多機能なCampus NetworkよりもシンプルなFacebookが買ったのは扱いやすかった(なじみやすかった)ためです。

2.インスパイアを受けよう

インスパイアされる、つまりエグい感じで言えばパクるということです。パクることとクリエイティブなアイデアは真逆なイメージがあります。しかし、ヒットするという条件を考えるとウケている要素を取り入れることは免れないと思います。それは先ほどの「なじみやすさ」を考えれば自明です。

斬新な考えをしようとすればするほど、既存のルールや法則を逸脱しがちですが、それが「なじみやすさ」を担保するものであればその制約の中で考えるべきです。ミュージシャンがメジャーコードや4分程度の曲の長さの中で新しい曲を考えていくように。

3.精度を高める

冒頭の
・イエスタディは「閃き」のみで完成したのか
ですが、結論から言うとNOです。
閃きはコード進行のみだったし、完成させるまでに20ヵ月かかっているそうです。それまで周囲にはうんざりするほど延々ちょっとずつ変えた曲を聞かされ続けたそうです。

自分の中でスイートスポットだと思っていたものが実際そうなのか、それは試してみないとわかりません。

ハリウッド映画は公開されるまでになんども試写会を開き、観客の反応で脚本を変えて取り直したり、公開後に広告がどのように世の中に刺さっているのか、を絶えずウォッチするそうです。

アメリカ大統領選の演説においても、事前に限られた有権者に聞かせその反応でテーマや話し方を変えていくそうです。

良いアイデアだけでもヒットしない

ヒットするアイデアが誰も考えないような天才的なアイデアとはかけ離れたものであることはわかったと思います。常に世間や消費者に寄り添い、分析し戦略的に練られたものがヒットすると言うことになります。

これを聞いてクリエーターのみなさまはどう感じますか?
自分でもヒットを生み出すことができる!
と希望を見出す人もいれば、
才能だけじゃヒットさせられないの・・
とちょっとした現実を見せられてしまった、みたいな人もいるのではと思います。

実はアイデアだけではまだヒットする条件に足りていません。それはクリエイティブコミュニティと呼ばれるものです。

今回書きました内容は全て以下に書かれているものとなります。クリエイティブコミュニティの詳細も記載されておりますので読んでみてください。


番外編:UX DAYS TOKYO 読書会に参加してみよう

UX DAYS TOKYOでは毎月くらいのペースで読書会というイベントを企画しています。輪読会に近いものですが、「読書する時間がない!けどインプットしたい!」みたいな方向けに皆で担当の章をgoogleスライドでまとめて発表しようというものです。

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今回は以上です!
お読みいただきありがとうございました。

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