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I'mメタファイザー

お久しぶりですYuyaです。実に4ヶ月振りのブログとなります。

今回は10月13日に開催されたMCS(海外の大きな大会)で使用したメタファイズデッキについて色々と語ろうと思います。

MCSのルールについては割愛。

また、note全然使いこなせてないので見にくいと思いますが許して下さい。 

また、今回の成績は下記の通りです。
予選
1R粉砕堕天使
✖︎○○
2R光と闇の交換召喚獣沈黙
○○
3R粉砕堕天使
○✖︎○
4R粉砕堕天使
✖︎✖︎
5Rビートダウン型デスペラード
✖︎○○
6R粉砕六武衆
○✖︎○
7R粉砕堕天使
✖︎✖︎
決勝トーナメント
1回戦 輪廻デスペラード
○✖︎✖︎
ベスト32

1.メタファイズを使用した経緯

今回MCSへの出場が決まったのが4日前で
そこから使用デッキを考えました。
サイド6枚制である事と(1枚は別スキルの使用で可)現環境の分布を考えた時に堕天使、召喚ネオスの2デッキはトップメタである事
不毛なミラーが多発しそうといったところで
即無しにしました。

また、サイドから暗闇を吸い込むマジックミラーやネクロバレーといったカードの採用率が高そうだと考え、それを掻い潜りながらコキュートスや堕天使に対応出来るデッキとして導き出したのがメタファイズデッキでした。

2.デッキ構築とサイドカードについて

今回のメインデッキとサイドデッキはこちらです

画像1

画像2

まずテーマの必須カードから。

メタファイズ・ダイダロス3枚
メタファイズ・タイラントドラゴン2枚
メタファイズ・ネフティス2枚
アシンメタファイズ3枚
メタファイズ・ディメンション2枚
孤高除獣3枚
この計15枚は確定カードだと個人的に思ってます

それぞれの理由を説明します。
また、各カードの効果等は割愛します。前にキングヘイローさんがブログに書いてた気がするのでそちらを参照するか、カードを見てください。
あの人ブログ書くの上手いよね。

◆メタファイズ・ダイダロス
これはメタファイズモンスターで唯一3積み確定のカードだと思ってます。理由としてはディメンションと絡めて相手ターンでも除去が出来ること、相手ターンにネフティスやタイラントを除外することで相手への牽制やドローした後にサーチ先を選べるようになる、基本場に出していくカードはダイダロスが殆ど。というか、こいつがいるからこの環境でメタファイズを使っているとまで言っていいカードです。
このように他の2枚と比べて仕事量と場に出る率が桁違いなのでなるべく初手に欲しく、更に破壊されて消費される事も考慮すると3積み必須と思います。

◆メタファイズ・タイラントドラゴン
現状こいつを経由しない限りメタファイズモンスターの効果使用ssが成立しません。タイラントでタイラントを出す事をするには最低でも2枚が必要なので必須枚数は2枚ですが、基本的にデッキから飛ばしたいカードなので2枚で構築してます多分こいつを3積みした事はないです。
ただこいつが全滅したら相当厳しいことにはなるので不安な方は3積みか墓地除外手段を採用しても良いかもしれません。基本的にアドは生み出さないのであまり早まって使い過ぎてもリソース枯れてジリ貧になるので使用には注意しましょう。

◆メタファイズ・ネフティス
ずっと3積みで回していましたが今回は2積み。
必須と表現するのであれば2枚かなと思います。3積みするのは全然ありなカードです。今回2枚にした理由は後述します。
基本的にダイダロスで除外して次のドローを見ながら必要なカードを揃えて自分のリズムを整えるために使用します。ディメンションがある時は通称ダイダネフループと呼ばれる行為で延々とダイダロスサーチを繰り返して盤面壊滅を狙うか、たまに3伏せの相手などの為に場に出します。
あまりアシンで切りたくはないカードですが、孤高除獣でネフダイダ除外の場合はサーチするカードの優先度や採用枚数を考えた上で裏目に出ないように心掛けましょう。
そして今回3枚から2枚にした理由は
主に21枚に対して8枚のメタファイズモンスターが引き過ぎて事故る事、その為に黄金櫃などを採用すると防御が減るか枚数がドンドン増えてしまう事、前まではダイダロス2枚除外からネフネフ、3除外でもネフネフネフとやれたが今はネフタイラントしないといけない場面が多くてあまり必要性を感じなくなった事、調整でネフネフネフのハンドが多すぎてイラついた事が理由です。
唯一、ネフネフしたい時にハンドにネフがあるとタイラント除外をしなくてはならなくなりますが、そのままタイラントを除外しておくプレイングも非常に重要なのでそこまで困らず回せた結果2枚にしました。

◆アシンメタファイズ
メタファイズの初動カード。とにかく黙って3枚積んでおけといったカード。これがないと完全な動きが始まらない、相手のステ500下げも優秀でダイダロスと孤高除獣で相手ターンに孤高除獣を守備にして耐えていく為にも必要です。
こいつにコズミックを当てる、シエンや沈黙で妨害といったところを考えたら3積み以外にないです。たまに魔が差して2枚でもいけねえか?とは思います。

◆メタファイズ・ディメンション
超パワカ。こいつ一枚でどれだけアドを稼ぐのか分からないくらい強いですが、必須というなら2枚かなといったところです。1枚は流石にないですね。ただ環境や対面に応じて3枚積んで初手に引き込みたいカードなので今回はサイド含めて3枚採用。具体的にはダイダロスが通り辛い相手に対しては3枚積んでおきたいカードです。とにかく強いです。ミラーとかはこいつを先に使い始めた方が9割勝ちます。

◆孤高除獣
通称犬。最強です。いいから3枚積みましょう。
メタファイズモンスターの効果の特性上、とにかく動き出しが遅いのですが、犬が絡むだけで相当スピードが跳ね上がりますし、除外回収や効果コストで1枚除外なので天罰等があっても1枚は確実に除外出来る点も非常に優秀です。地味に打点もあるのでアシンを絡めてアタッカーとしても運用可能です。

◆その他採用カードとサイドカード

◆魂吸収
通称メタファイズ・ソウルドレイン(勝手に呼んでます)あり得ないくらい強いです。初動で貼り続けたらライフ1万超えも余裕です。負ける気がしなくなります。また、召喚魔術やタスケルトン、コズミック、遺物などでも回復し続けるのでとにかく延命力が跳ね上がります。スキルが根性なので、ライフ4000を下回った場合でもこいつでまた4000以上にすれば根性を入れ直せるので非常に相性がいいですし、アシンやディメンションと
併用していると相手はこれを除去したくても
してる場合じゃないのでずっと耐えてられます。実際に初動からこいつが絡む時とそうでない時の勝率は全然違くて、こいつ絡めて負けた記憶が殆どないです。下手な防御札採用するくらいなら採用すべきカードと思います。相手のメンタルにも相当ダメージ与えられますよ。
ただ2積みも考えましたが泣く泣く見送り。
まさしく魂のカードです。

◆クリボール2枚 
魂吸収、アシン、ディメンションの最強の構えをした場合にはもう伏せることが出来なくなってしまうので2枚採用。相手にバレないので攻め急いで来た時にクリボールで耐えて返しのダイダロスで全部捲るというのがよくあるパターンです。
相手に除去されないのも優秀な点ですね。
収録パック間違えてんだよなこいつ。

◆ネクロバレー
環境メタカード。堕天使や魔導に先貼り出来た
だけでも完封出来てしまう時もある。空いてるフィールド魔法ゾーンなので腐らせずに済む。
ただ被るとキツイこと、デッキ枠の問題や
補助程度での運用でも環境と渡り合えると判断してメインでは1枚、堕天使を踏んだ時にサイドから2枚目を投入してました。
どうせコズミックとか打たれるし。

◆ガード・ブロック2枚
今回MVPをあげたいカード。
チェーン反応がない伏せに対し、相手は大体
ウェーブフォースと読んで単騎殴りの場面が
多い、ライフ削られてからのコキュートスで殺されることが多い、遺物されたダイダロスを殴られて死ぬ事が多い、こういった負け筋や対面の動きが非常に多くあり、ウェーブフォースでは防御札としての不安が大きいと感じた時に目を付けました。
他にも延命力があるカードはありますが、今回
採用の決め手はダメージ計算時の発動な事
1ドローが付いている事です。
今の環境だと遺物3積みも珍しくなく、不意打ちダメステ遺物やアレイスターでダメステパンプ、コキュートス対策やコキュートスにつける為に
コンセントレイトの採用も充分に考えられると
判断し、相手にそのカードを使わせた上で守りに入れる事、こちらのハンドや相手の場の状況で、どうしても犬でネフタイラント除外からダイダロスのssに繋げなければいけないなどの場面もそれなりにあり、そうなった場合にダイダロスが生き残る事はほぼありませんので、リソースが枯れてしまうのを補助出来ることが大きいです。
また、今回はメタファイズモンスター7枚
初動6枚での構築だったので1ドローの価値が
より高まり、事故がない場面でもピン差しの
カードを引き込むためにも活躍しました。
たまにガード・ブロックでクリボールをドローし、守りきれたといった場面もありましたね。
サイチェン後も相手にショッカーがいた時以外は抜くことはありませんでした。
今までこいつをメタファイズに採用しようと考えた事などなく、改めて本気でデッキを煮詰め、対面調整を繰り返す事の大切さを感じました。皆さんも是非調整しまくりましょう。いつでも誘ってください。

◆ラヴァゴ
基本的に召喚権は余るので相性がいいこと
シエンや神族墓地の堕天使に対しての使用や
遺物が多過ぎてダイダロスが通らないのでネオスやコキュートスに対しても使用します。
メインも考えましたが割と手札温存が多く、
今回はサイドでの採用。
デスペを焼き殺したので仕事は充分してくれました。

◆ウェーブフォース
前述で防御面不安と言いましたが、やはりそれでもウェーブフォースなら耐えられたの場面も多くあるのでサイドで待機してもらいました。
サイチェンで何回か踏ませて勝ちを拾えているのでやはり強いには強いですね。
メタファイズ対面だと相手の攻め急ぎも多いので非常に使いやすく、ネクロバレーなどを先に飛ばしてくるので除去されにくいのも良かったです。

◆メタファイズ・ファクター
遺物チェーン、神族チェーン、輪廻デスペなどへの解答として用意。今回はまともに使えませんでしたが調整段階ではあるのとないのとだと段違いにやりやすくなる点、ネクロバレーがいらない相手へのチェンジ枠として採用。最悪事故回避も出来ますが、環境的にモンスターだしても死ぬのでそちらはおまけかフィニッシュ要員ですね。
もう少し別のカードがあったかなと思ってるところです。

◆その他採用検討カード
封印の黄金櫃
女暗殺者
3枚目のクリボール
狡猾
カオス・ソーサラー
魂を喰らうものバズー
なんらかのチューナー

今回は見送ったカード達ですが、他のカードも含めてより構築に磨きをかけたいところです。
今回はこいつらについては割愛。
黄金櫃については後述。

◆構築枚数や採用カードバランスについて
個人的にメタファイズデッキの枚数としては
20〜24枚辺りを許容範囲としています。
20枚だとほぼ防御札なしだが安定感は増し
24枚だと防御札やメタカードを採用しながら
構築出来るが、不純物を引き過ぎて事故る事も
多いとどちらにもメリット・デメリットはあります。
今回は直前まで21枚か22枚かでひたすら
悩み続け、最終的に21枚にしました。
理由としては事故って勝率落としたらお話にならない事、22枚目のカードの採用が封印の黄金櫃であった事です。
今回はずっとネフティス3積みだったのを2枚に減らして枠を作った関係上、メタファイズモンスター7に対して初動6枚の21枚構築で、初の試みだったので事故率に不安がありました。
そこの解消札として黄金櫃を採用してみたのですが、初動なのにピン差しでそんなに機能しない、魔罠ゾーン埋まったら完全に腐る、こいつだけあったところで大して意味がない。やっぱり入れるなら2かなと思うけど2はきつい。このような理由で結局採用を見送り、21枚にしました。
前述のガード・ブロックでのドローや、21枚に
対して7.6の採用でそんな事故る訳なくねといった考えもあり、実際に全21戦中に完全な事故は
2回、その内1回はトップ8枚にメタファイズモンスター0という悲惨な内容なので無視していいかなというレベルでした。
今後も比率や採用枚数は微調整を繰り返すと思いますが、ベースはこれで良いのかなと思います。

◆各対面と相性など
◆堕天使 採用札と引き方によって左右されるが体感ギリギリ微不利。ダイダロスがそのまま通る事はあまりないので、ディメンションとネクロバレーで荒らしつつ、サイドからウェブフォなどで耐えていく、時にはアシンで打点下げてタイラントで殴りながら削る事も大事です。マッチ的には2-2でしたが、負けは0-2.勝ちは2-1と、デッキパワーと安定感で相性を覆されてる感は否めません。

◆召喚ネオス 
基本有利対面。相手の構築とプレイングによっては五分五分か、微不利。コキュートスやネオスの処理にダイダロスが最強ですが、遺物がガン積みされているとしんどいです。基本的にディメンション3積みの構えにしつつ、通したいところを通すプレイングが求められます。アシン2枚重ねでコキュートスを800の雑魚にするのもありです。
基本的にウェブフォに頼りきりだと勝てません。
明確に良い点は裏ガエルに犬でゴリゴリ突っ込んで行ける点ですね。相手としては戻す訳にもいかないしで、ただの両生類に成り下がります。
同じチームで今回のMCSに参加していたなーさんにお願いして、対面200戦くらいして最終的に大体五分五分でした。ガード・ブロック採用前は全然勝てませんでしたね。処理が追い付かずに物量で押し切られるのが多いです。他の人とのルームでは基本的に勝ち越しでしたので、基本有利ではないかなと思います。

◆輪廻デスペ
無理すぎ。あり得ないくらい不利。こいつだけはトナメで踏んだらいけないと思ってたら32分の3引いて死にました。早急な対応が求められます。基本的にはファクター貼るか、メタファイズ餌にしてまとめてウェブフォが勝ち筋かなと思います。

◆六武衆
微有利〜五分五分。犬引けてるか、先にアシンディメンション貼れるかどうかで左右されますがクリボールやラヴァゴなどもありそんなにきつくはありません。前からあるテーマなのでそんなに的外れではないと思います。実際に負け越した記憶もないです。

◆魔導・召喚魔導
微有利。相手の練度によりますが、ネクロバレーがめちゃくちゃ刺さるので前より余計にやりやすくなりました。普通はダイダロスの場面でゲーテで沈黙裏守備でかわしてくるのでディメンションで処理しましょう。

◆召喚獣沈黙
ガン有利。基本性能と構築的にほぼ負けないと思います。カリギュラ出されるときついのでディメンションのスペースは必ず確保しておくように。ネクロバレーしてアシンだけでもその内打点0なのでそうなったらゆっくり料理しましょう。

◆FL
長らく対面してませんが、五分五分かと思います。割と除去手段が豊富な相手なのでどちらが自分のしたい事を通せるかが鍵です。

◆サンドラ
対面した事ないのですが、基本ガン不利どころか無理だと思います。
基本的にこちらがアドを稼ぐ手段がないので無理矢理タイラントで殺しに行くくらいしか今のところ思い付きません。今後増えるようなら考えないときついですね。

その他テーマも描き続けたらキリがないので今回は割愛。知りたい事があれば個人的に聞いてくれれば教えます。

◆最後に
現状の環境だと多い少ないはあれど16テーマくらいが存在している形なのかな?と個人的には思います。その中でもメタファイズは常に相手の動きの先を読み、サーチカード、除外カード、伏せカード、相手の伏せているカードなどを考え続けなければ勝ちを拾えないテーマだと思います。
また、テーマとして必要なカードが多く、構築で差をつけるポイントが少ないのも欠点といえば
欠点と言えます。そんな中でもより洗練された
プレイや構築を目指せば世界でも充分に戦える
テーマであり、デッキ枚数の膨らましも充分に
可能なので自由度も生み出そうと思えば生み出せる筈です。
犬やディメンションの使い方一つとっても
何を除外するのか、または除外したまま放置するのか、どこで回収するかなど常に綱渡りで繊細なテーマでそこに非常に魅力を感じます。
あまり人気のあるテーマではないのかなと思いますが、是非これを機に使ってみてください。

また、今回はあとがきのみ有料としてMCS準優勝のむらっちが召喚ネオスについてMCSについて綴っています。宜しければそちらもお願いします。

ご精読ありがとうございます。


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