「第13話 〜イタリア編 完〜」

こんにちは。

和歌山大学の稲垣です。


イタリア編がまもなく完結します。


ということで、イタリアでの冒険を通じた気付きや学びなどを綴ります。



まずは日本から経由地である中国での気付きを紹介する。


僕たちはまず関空から上海へと向かった。

航空会社は中国国際航空。

もちろん乗客は日本人と中国人が大半を占める。

席は3人1列で僕が真ん中。

そして窓側が中国人だった。

しっかり角を抑えられたという格好だ。笑


後に僕たちはこの人の行動に驚かされることになるのだが………


まず離陸時のこと。


機内で離陸するアナウンスが入るやいなや、

この中国人女性はすっとカバンから数珠を取り出して左腕に巻きだした!


そして、離陸して飛行機が安定すると数珠を外した。 


ちなみに着陸する時も同様のことをしていた。


僕は離発着時に数珠を巻く人を初めて見た。


おそらく自分自身の安全を祈願するという意味合いでもあるのだろうか。


色々と調べてみたが中国人だから、という特別な理由があるわけではなさそうだ。  




余談になってしまうが、その後この人と話す内に意気投合して気がつけば中国語のレッスンが始まっていた。笑


「謝謝は最後はもっと高く発音して!」

こんな調子でかなり丁寧な指導を受けた。笑


ただ説明も中国語で話されるのでまるで理解できない。笑


こんなやり取りをしていると新しい発見もあった。


それは僕たちからすれば世界中やっていて当然と思われていたTwitter、facebook、InstagramなどのSNSを、この人はやっていないどころか知らないと言い出したのだ。


え、じゃあはSNSは何をやってるの?って聞くと中国語で書かれた見たこともないアプリで友人とやり取りしてることが判明。


唯一知っていたアプリはTikTokのみ。


僕はなんで知らないんだろうと疑問に思ったので調べてみたのだが……


するとまたもや驚きが!!

中国は社会主義国なので言論統制が厳しく、またインターネット規制がされているのだ。

この規制により先述したSNSの他、GoogleマップなどのGoogle系のアプリやYahoo!なども全て使用が禁止されている。

しかもこれは中国国民に限らず、そもそも中国での使用が禁止されている為、日本人でも当然使用できない。

中国へ旅行される時は要注意!

※TikTokは中国企業

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代わりに中国ではWeChat、weiboといった中国企業が開発したSNSが普及しているのだそう。


中国政府は内側からの情報流出、また外側からの政府・国にとって不利益になり得る情報の流入の可能性を危惧しているのだと思う。


そんなことを中国の空港に着いた頃は当然知らなかった。

だからラインやSNSが接続できないけど、なぜか通知だけはくるという謎の現象が発生した。

僕たちはWi-Fiが早速壊れたのかと思ったがどっこいそうではなかったらしい。



こうした出来事も実際に現地に行って経験してみないと分からないことだった。


大変貴重な学びをさせてもらった。


次は気付きではないがユニークなものがあったので紹介する。


まずはコチラの写真を見てほしい。



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みなさん、これが何が分かりますか??








答えは、「紙コップ」。



僕はこんな紙コップ今まで食べ一度たりとも見たことがない!


なぜか三角錐の形をしている。

しかもカップの紙が薄いしもろい。笑


改めて写真を見てもらうと分かると思うが何重にも重ねて使っている。


使用した感想は超がつくほど使いにくかった。


※三好は3回ぐらいカップを落とし水をこぼしていた。笑



と、こんな面白い発見もあったよ〜という報告でした。


紙コップの形は世界共通ではないんですね。笑



さて、次はイタリアでの気付き。


まず僕は先入観としてイタリア人紳士はかなりオシャレというイメージがあった。



たが、結論から言うとあまり先入観と重ならず思いのほオシャレという訳ではなかった。笑

※イタリア人を批判しているわけではない。


現地の男性は、かなりの人がノースフェイスのマウンテンパーカーを着用していた。


現地では大変人気ブランドなのだろう。


ちなみにノースフェイスはアメリカの会社だ。


しかもびっくりするくらい皆んなノースフェイス。


イタリアのユニフォームなのかと勘違いしてしまうぐらいに。笑



次はイタリアのバス事情について。


市内バスの乗り降りのルールが曖昧だった。


日本では乗り降りの場所が決まっているがイタリアではどっちから乗っても降りてもOKな様だ。おそらく。


しかもみんな何も支払わない。

勝手乗って勝手に降りていく。

特に何かを提示するわけでもない。


当初、僕たちは慣れない現地の文化に戸惑った。


「これ無賃乗車にならねぇの?」と思いつつも、現地の人と同じ様に乗り降りした。笑


とりあえず現地のやり方に合わせるというスタイルだ。




最後にイタリアの挨拶を重んじる文化に触れて終わりにしたいと思う。


今回の旅を通じて一番感銘を受けたことは、「イタリア人は挨拶を重んじる」ということ。


例えば、僕たちがお店に入ると必ず店員の全員が「ボンジョールノ〜!」と順番に元気な挨拶をしてくれる。


日本で言うところの「いらっしゃいませ〜!」だ。


僕たち日本人と何か通じるものを感じ、自然と親近感が湧いた。


そしてみんな「May I help you?」と気遣いまでしてくれる。


なんて優しいんだ!


これは間違いなく「おもてなしの精神」そのもの。


よく海外の人たちから日本人にはおもてなしの精神があると言われるし、それをよく耳にする。


そういったこともあり、海外でこの様なメンタリティーがないのだろうと勝手に決めつけていた自分がいた。


だが現実は全く違った。


全ての国と言うわけではないかもしれないが、海外にも人をもてなすという素晴らしい精神があったのだ!!


これは僕にとっては大きな発見であり、1番の驚きかもしれない。



アメリカ・イタリアでの冒険を通じて、信じられないくらい沢山のインスピレーションを受けた。


新しい発見、学び、気付きのあるとても充実した日々を過ごすことができた。


実際に自分の目で見て確かめ、手で触れてみることの大切さを感じさせてくれた旅でもあった。


さて。

かれこれ13話にも及ぶブログを書かせていただいた。


僕の冒険に最後までお付き合いしてくださり、ありがとうございました。


本日の投稿を持ってこの「いなたびにっき」を締めくくりたいと思います。


まずは22年間ここまで育ててくださった両親に感謝の意を表します。


そして今回の旅のお供のたなぴーと三好、本当にありがとう!


最後になりましたが、僕のクラウドファンディング並びに冒険のご支援・応援をしてくだりました皆様、本当にありがとうございました。


この場をお借りして、心から御礼を申し上げます。


間もなく「学生」から「社会人」へとステータスが変わります。

今まで以上に多くの困難や大きな壁にぶつかると思います。

ですがいかなる状況でも全てをバネにして、できることを前向きに、そして継続してやっていきます。

これまで両親や友人、知人、その他の方々の支えがあり、僕は沢山の夢を見させていただきました。

ですがこれからは僕がお世話になった方々や社会に対して、自分の生き様を通じて夢を見せていく番だと思います。


必ず将来において、みなさんが僕と知り合いであることを自慢、誇りに思ってもらえるような人間になってみせます。


乞うご期待ください。


稲垣雄也




【いなたびにっき協賛】
南林正臣様

いつも記事を見てくださりありがとうございます! 皆さまの貴重な時間をいただき、本当に感謝しかござません! これからもチャレンジャーであり続けます。 一緒に夢を追いかけましょう。 プロフェッショナル稲垣