「第12話 〜旅は帰宅までが旅である〜」
こんにちは。
和歌山大学の稲垣です。
さて。
いよいよ本日は帰国日。
なんだか超寂しい。
もっと色々なとこに行ってみたかったという気持ちもある。
だが残酷にも時間は有限であり、無限ではない。
僕たちの帰りのフライトは11:30発。
だがここはイタリアで土地勘がない。
したがって、早めに5時起き。
さすがにここは遅れるわけにはいかない。
ホテルのチェックアウトを6時ごろに済ませた。
ちなみに今回、宿泊したB&B Hotelサン・シーロは狭いけどとてもキレイだった。
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何より僕が一番良かったと感じたポイントは、サン・シーロスタジアムの真横であること。
サッカー好きの方にはぜひ泊まってほしいホテルだ。
僕たちはマルペンサ国際空港までフリックスバスで行く予定。
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ちなみにこのフリックスバスはアウトレットに行く際に使用した高速バス。
だが僕はここである賭けをしていた。
それはフリックスバスのチケットオフィスがなければ僕は空港まで行けないということだ。
もう少し説明すると、僕はもうすでに現金を持ち合わせておらず、運転手から直接チケットを買う場合は現金しか使用できない。
つまり、料金の支払いができない!
チケットオフィスがなければその時点でゲームオーバー。
三好は念の為に8ユーロは現金で残していたのだそう。(賢い)
いざ、出発。
まずはいつも通りサン・シーロスタジアム駅に乗る。
そしてPortelloという駅で下車。
そこからバス停まで徒歩数分。
ここまでは順調。
さて、チケット売り場はあるだろうか………
行ってみると、ん、、バス停しかないじゃないか!!!!!
横にはカーショップ。
なんの役にも立たない。
やばいっ、、一か八かの賭けは見事にハズレた!
どうしよう、バス停には外国人の方が空港行きのバスを待っていた。
あー、こうなったらタクシーか?
だがここからだと100ユーロ、つまり日本円で1万円程かかってしまう。
バスならおそらく8ユーロ。
もったいなすぎる。
2人でどうしようと、もたついてるとイタリアで2度目の奇跡が起きた。
なんと!!
同じくしてバス停で待っていた日本人女性の方が話しかけてくださり、
事情を説明すると、「行き先同じだし、ユーロ貸してあげるから一緒にバスに乗ろう!」と言う神のお告げをいただいた。
こんなことあるのかよ!
できすぎだろ!!!
ありがとう!世界!
ということで賭けには失敗したが、無事に空港に到着することができた!
救世主の日本人女性はお仕事とプライベートでイタリアに観光しており、これからフランス・スペインに行き、最後は会議があるベルギーに行くのだそう。
なんて活発な方なんだ!しかも1人で!
尊敬します!!
だが、バスの中で色々話を聞いているとやっぱり海外は怖いなって感じる話が。。。
実はその女性、イタリア初日にスリにあったというのだ!!
重い荷物を担ぎながら街を1人で歩いていると十数名ほどの若い女性集団が後をつけ始めた。
その方は撒こうと歩くが駅のプラットホームで追いつかれてしまう。
電車に乗る瞬間!!
なんとスリ集団はその方を包囲し、無理矢理電車の中に押し込む。
そして身動きを取れないことをいいことにスッと取り、現金だけを取って財布は取られなかったのだそう。
なんてことだ。
やっぱりイタリアはスリが本当にあるんだ、とここに来て身の危険を感じた。
僕たちが何もなかったのはただ運が良かっただけなのかもしれない。
ただその方は事前に現地の情報を仕入れており、あらかじめスラれても大丈夫な様に財布を2つに分けていた。
しかも取られ方の財布は誰から見てもサイフと判別できるサイフに少額の現金。
もう一方は、本人にしかサイフと分からないようなやつに現金などを入れていた。
そして今回、被害にあったのが少額の現金が入ったサイフ。
本命の財布はバレずに済んだ!
九死に一生を得たとはこのことだろうか。
もし僕みたいになんの対策もしていなかったらそれこそ泡を吹くしかなかっただろう。
海外に行くときは事前に対策をしておくことの大切さをその方のお話から学ばさせていただいた。
僕が言えることでもないですが、後のフランス・スペイン・ベルギーでも十分にお気を付けて楽しんでください。
あ、お金は日本円でちゃんと返しました。笑
ありがとうございました!
ちなみにバス代は8ユーロの現金払いのみ。
僕は本当に崖っぷちの人生を送っている。
もしも救世主があの場に現れていなかったら……………
想像するだけで身体中にデキモノができそうだ。笑
なぜなら帰国した次の日はなんとゼミの卒業論文発表を控えていたからだ!!!
何が何でも欠席するわけにはいかない。
学業の最後の行事で一番重要なのだ。
人生何が起こるかまじで分からない。
今後、自分の身に何かが起こったとしても、柔軟に対応できるようにあらゆることにアンテナを張っていきたい。
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バスから降りると、朝日が!!
早朝の空港からの景色はなかなかに綺麗だ。
疲労が蓄積した体に染み渡る。
さてさて。
いよいよ出国の時。
無事に出国審査も済ませ、いよいよ帰路に。
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今回の冒険でも本当にたくさんの体験や経験、また現地の方との交流をさせていただくことができた。
イタリアはどこの都市に出かけても街全体がおしゃれで、絵画の世界に潜り込んだかのような不思議な体験だった。
まじですごい!!
イタリア
グラッチェ!!
そして、今回の冒険のお供である三好に改めて感謝の意を表したい。
ありがとう!!
無事に日本に帰国。
さぁ帰って爆睡だ!!!!
【いなたびにっき協賛】
南林正臣様
次回予告……
「第13話 〜イタリア編 完〜」
いつも記事を見てくださりありがとうございます! 皆さまの貴重な時間をいただき、本当に感謝しかござません! これからもチャレンジャーであり続けます。 一緒に夢を追いかけましょう。 プロフェッショナル稲垣