「第10話 〜アウトレットからの奇跡〜」

こんにちは。


和歌山大学の稲垣です。


本日は朝からミラノ郊外にあるアウトレットでショッピング。


アメリカのアウトレットは非常に安かった。

さて、イタリアとアメリカ。

どちらが安いのだろうか。


その前にアウトレットまで辿り着かなければ言語道断である。

僕たちは昨夜の失敗を活かさなければならない。笑


今回は地下鉄から乗り継ぎでフリックスバスという高速バスに乗り換えてアウトレットまで行く。

たしかにバスの乗り換えの駅まではスームズに来れた。

ここからだ。

まずはバス停らしきとこに行ってみた。

するとフリックスバスのジャケットを着た女性2人を発見。

すぐに駆け寄り僕たちがアウトレットに行きたいこと、このバス停で合ってるか、チケットはどこかで買うかなどを聞いた。

すると、まずはチケットを買ってきて〜とゆる〜い返事が。笑

ということで案内されたチケットオフィスで27ユーロで購入。


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そしてまた女性の時に戻ると、アウトレット行きのバス停を案内してくれた。

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時間通りにバスも到着し、無事に乗車。

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ちなみに、僕たちが乗ったバスには音声での次のバス停の案内はしてくれない。

日本ほど親切ではなかった。笑


つまり、僕たちは案内板のイタリア語は分からないので直感で降りるしかなかった。

そして、1時間半ほどバスに揺られる。

すると、日本と同じようなアウトレットらしく場所にバスが止まった。

だが、誰一人として降りない。

僕たちは迷ったが、雰囲気だけで判断して降りることに。

降りてすぐに、看板をさがすとデザイナーズアウトレットの文字があった。

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とても安心した。笑

今回は割とスムーズに目的まで来ることができた。

さっそくショッピングへ。

平日ということもあってかお客さんは日本ほど多くはない。

店舗数が多いのでテンポよく回っていく。


先に結論だけ言うと、イタリアのアウトレットは日本と同じくらいでさほど安くはない。

アメリカが異常なくらいに安かったという検証結果になった!

そして中によく分からない馬の像があったので、写真を撮ってみた。

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よく分からないもの・珍しいものにはいかんせん興味がわく。

さらには海外でしか撮ろうと思わない写真も。

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カッコつけてすみません。笑

肝心のショッピングはというと、そこまで安くはないもののやはりせっかく来たからには何か買いたいという想いもあった。

結果、お土産品も含めて日本円で2万円ほど購入。

僕はアディダスで事務用のスパッツ、Hugo bossのスウェット、イタリアの知らないブランドのスウェットを。


これからしっかりと貯金します。

ここまで読んでくださった皆様は「あれ、表題に奇跡とあるのに何も起こってなくね?」と思われたかもしれない。

1つだけ言うと奇跡やドラマというものは基本的に物語の最後に起こるんだよ。

ちゃんと最後まで読んでね。笑

ショッピングに夢中ですっかり昼飯を食べるのを忘れていた。

もう時刻は18時を数える。

アウトレットの夜景は案外きれい。

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そろそろ明日に備える為、アウトレット内にあるフードコートで食事を済ませた。

17時過ぎごろ、帰るためのシャトルバスに乗った。

帰りは特にトラブルもなく初めてスムーズに帰ることができた……………



と言いたいところだが!!


いつも最寄駅からサン・シーロスタジアム(インテルとミラノというサッカーチーム)を通って帰る。

そこで奇跡が起きた!!



そうこの日はなんとインテルvsフランクフルトのELセカンドレグが行われていたのだ!!


当然そんなことは知りもしなかった。


思わぬサプライズだ。

ちなみにフランクフルトはドイツの強豪チームで元日本代表キャプテンの長谷部誠が在籍している。

興奮の相乗効果により、もはや情緒不安定。

制御不能だ。

周りは屋台が立ち並びスタジアムの熱気がもう外まで溢れて出している。

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日本のスタジアムでここまで熱狂してい歓声を聞いたことがない。


スタジアムが文字通り揺れている。


そして僕たちが来た数秒後に試合が終わった。

だが熱気を帯びた応援はまだ終わらない。

雰囲気から察してホームのインテルが勝ったのだろうか。

そんなことを考えながら僕たちは屋台でこの日限定のお揃いでタオルを購入。

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これほど記念になるものはない!!

僕の宝物認定!!!

ここであれ?と思うことがあった。

購入する際に当然店員と話すのだが、なんだかカリカリしている。

なぜ?勝ったのにカリカリするの?

まぁなんでもいいや。笑

と僕たちはタオルを巻きながらスタジアム横のホテルに帰った。

ホテルに帰っても未だに歓声が響き渡る。

試合後、1時間は続いていたと思う。

そして、ふと窓から外を見るとホテルの道路沿いに人だかりが出来ていた。

おそらく選手の出待ちをしているのだろう。

ここで衝撃の事実を知ることになる。

僕たちも窓から眺めていると、フランクフルトのクラブバスが来た!!

うお!!!

と同時に外で全員、クラブバスに対して拍手している。

試合中は相手で、時にはブーイングをしたりする。

だが試合が終わると、みんな仲良しになる。

そしてお互いを讃える。

スポーツってなんて素晴らしいのだ!

人と人と繋がる瞬間を垣間見た。

そしてTwitterを見るとフランクフルトが1-0で勝っていた。

つまり、あの盛大な歓声はアウェーで乗り込んだフランクフルトのサポーターによるものだった。

アウェーにもかかわらず約2万人も来ていたのだそう。

サッカー熱がすごすぎる!

3150!!!




さて。


明日はヴネティアである。


この興奮をそのままにイタリア最終日も楽しんでくる。




【いなたびにっき協賛】
南林正臣様



次回予告……

「第11話 〜ヴネティア・水の都〜」

いつも記事を見てくださりありがとうございます! 皆さまの貴重な時間をいただき、本当に感謝しかござません! これからもチャレンジャーであり続けます。 一緒に夢を追いかけましょう。 プロフェッショナル稲垣