この冬、おすすめのイルミネーションスポットを聞いてみた
こんばんは。
機動戦士杉本です。今回はお友達のりょーくん(@ryovu)にこの冬おすすめのイルミネーションスポットを聞いてみました。
ポイント情報から撮影のテクニック、レンズ選びまで教えてもらおうと思います!
恵比寿ガーデンプレイス
Y)キタ!恵比寿ガーデンプレイス!綺麗ですね!
R)恵比寿ガーデンプレイスはこのバカラのシャンデリアと、大きいクリスマスツリーが見所です。どちらも大きくて迫力もあって綺麗で、空間としてとても魅力的なので人が多くても目で楽しめるのが良いところですね。
Y)なるほど。この写真を撮った時は結構な雨が降ってるんですか?
R)そうですね、雨は降ってますし、風もあります。恵比寿ガーデンプレイスは三脚の使用がOKなので邪魔にならない範囲で使ってみると、綺麗に撮れると思います。最近マナーの悪い人もいたりで、三脚使用禁止の場所も増えて来ているので事前に調べて行くことをおすすめします。
Y)この写真、人の映り込みが全然ないですね。Photoshopとかで消してるんですか?
R)いえ、単に少し遅い時間というだけです。恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーションは24時に消灯なんですが、この写真を撮影したのが23時くらい。23時くらいになると人が少なくなって撮りやすいです。人が多いと三脚も見にきてる方々の邪魔になるしね。
Y)思いやりを持ちつつ、終電と相談しながら撮る感じですね。
ちなみにレンズをお聞きしても良いですか?
R)はい。これはタムロンの15−30mmF2.8を使用しています。
R)こちらも同じレンズです。恵比寿ガーデンプレイスはこのレンズ一本あれば綺麗に撮ることができますね。
Y)うまー!なるほど。広角レンズで近寄って広く撮るといいんですね。
R)そう、イルミネーションが白飛びしない様に少し暗めに撮ってあとでレタッチで明るさを確保するのがおすすめです。
Y)イルミネーションは広角と相性が良いんですね、勉強になります。
確かに、イルミネーションって明るさの調節が難しいイメージですが、一番明るいところが飛ばない様にっていうのがひとつの基準なんですね。
R)この写真はNikonの70-200mmF2.8です。100mmくらいで撮ってます。
実は少し絞った方が玉ボケが丸くなって良いんですよ。暗いから開放でって思うんですけど、思い切って絞って撮るのも面白いですよ。
Y)確かに丸の形がかなり綺麗に出てますね。この辺はレンズの個性にも寄りますね。
R)そうですね、広角と違ってどこから撮るか、設定をどうするかで写真が大きく変化するのでそういうのが楽しい人は中望遠レンズがオススメです。
望遠は特にぶれやすいので三脚が必要です。恵比寿ガーデンプレイスは混雑具合によっては警備員さんから三脚の使用をやめてくださいと言われることもあるそうなので、そう言った場合は素直にやめて手持ちで撮りましょう。
Y)当日の様子で臨機応変に対応するって事ですね。
江ノ島サムエルコッキング苑
Y)江ノ島!
R)はい!江ノ島のサムエルコッキング苑です。こちらもタムロンの15 -30mmF2.8を使用しています。
Y)イルミネーションと相性のいいレンズなんですね。
R)このレンズはコーティングがよくて逆光耐性が強いのでイルミネーションに向いていますね。一番よく使うレンズです。
R)さっきのが夕方でこちらは夜ですね。
これも同じレンズで、とりあえずボケを考えないならこのレンズがあればいいと思います。
Y)イルミネーションはもともと、離れて全体を見た時に綺麗に見えるように設計されているので広角レンズと相性が良いんですね。シャドウをちゃんと引き締めることで明るい部分がより明るく見えるあたり、達人の技を感じます。
R)達人笑。でもそうですね、明るさを持ち上げすぎると色は出にくくなりますから。
Y)きた!!!この構図は今や定番と言われていますが、元々はりょーくんが撮ったこの写真がInstagramで世界中に拡散されたのがきっかけですよね。
R)そうですね、正直あんなにフィーチャーされるとは全く予想していませんでした。いまでは500箇所以上に紹介されています。おかげで定番構図と呼ばれるようになりましたね。
Y)500!夢のある話ですね。
R)一年経ったいまでもこの写真は通知が止まらないくらいです。
Y)すごい!ちなみにこういう、新しい構図を生み出すコツというか技術というか、何か意識してることはあるんですか?
R)いえ、ウケようみたいな意識は撮影段階ではないです。
ただ、三脚を使った撮影やイルミネーションの設定は一度カメラを据えてしまうと移動が面倒だったり時間が無くなったりするんですよね。なので撮影の前にその場所のイルミネーションを楽しみながらしっかり隅々まで歩いてよく見るようにしています。
Y)イルミネーションを楽しみながらロケハンをしているわけですね。
R)はい、そうやってよく見て楽しむ中で感じた、ここが綺麗だとか、
ここを魅力的に撮りたいっていう気持ちを大切にしています。
Y)とても良い話をありがとうございます。
足利フラワーパーク
Y)足利フラワーパークはりょーくんの本拠地ですね。これまた素晴らしい一枚!
R)本拠地笑。でも好きですね。イルミネーション全体に言えることですが、ここは特に早めに行くことが大切です。
Y)早い時間にと言う意味ですか?
R)いえ、イルミネーションが開催されたらすぐ、と言う意味です。
Y)ほう。時期的な早いなんですね。なんでですか?
R)まずクリスマスに近くなるほど混みます。これはどこのイルミネーションも同じなんですが、逆にクリスマスから遠いほど撮影しやすいです。
Y)なるほど!それは知らなかった。りょーくんがイルミネーションシーズン始まった瞬間からいろんな所を回ってるのはそういう理由があったんですね!
R)それと、足利は特にイルミネーションが始まった時はまだ植物が元気なんです。
後半になると気温も下がって開花のピークを過ぎてしまうので、足利はスタートの時期に行くとより楽しいです。
Y)花も撮る人の発想ですね。皆さん、彼は足利フラワーパークのフォトコンテスト二連覇の覇者にして今年ナショナルジオグラフィックから足利の写真集を出版するほどの猛者なのですよ!
R)言わなくても良いよ笑
Y)ここもタムロンの広角レンズですか?
R)はい、今回、一番使いやすいレンズを使った写真を中心に紹介しようと思ったので。ここも広角を使って撮った写真です。
Y)ありがとうございます。確かに元気な花とイルミネーションって、改めて考えるとあんまり見たことない気がしますね。
R)足利フラワーパークのいいところが密度の高さと花とのコラボなので
ぜひ早い時期に行って撮って欲しいですね。
Y)しっかり撮影地の個性を把握することで写真も一段進化するんですね。
R)そうですね。イルミネーションは夜景ではないので、人が手を入れて作っている空間なので作り手の思いとか、どこから見た時にベストか、とか、そう言った少し踏み込んだ撮影ができるようになるとより楽しくなると思います。
Y)もうりょーくんがイルミネーションを監修した方が良いんじゃないかって思います笑
R)それはやってみたいですね。写真の撮りやすい配置とか、イルミネーションのバランスとかは自信あります。去年はドイツのクリスマスマーケットを見てきました。今年はフランスに行く予定です。世界中のクリスマスマーケットを見て撮影してそれを自分なりに表現できる日が来たらうれし思います。
Y)りょー君プロデュースのイルミネーションが開催されたら撮影いきますね!
本日はありがとうございました!
R)ありがとうございました!
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