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"フォロワー"のときに思うこと

僕は組織でリーダーを務めることもあるけど、フォロワーの時もある。
バンドでいえばTheDOPEではリーダーKGOさんの完全なるフォロワー。
でも、「言いなり」ってわけじゃない。

組織にはそれぞれの役割に意味がある。上下関係ではない。
リーダーだけでも、フォロワーだけでも、組織は成り立たない。

今日は、僕が組織でフォロワーのときに思っていることを書いてみます。
つっても「僕はこれをいつも意識している!」というものではなく、「振り返ってみると僕はこれを大切にしてきたんだな」という現時点のまとめです。

シンプルな2点。

僕がフォロワーのときに考えるのは以下の2つ。
①責任を持つ覚悟
②リーダーの世界観への理解

①責任を持つ覚悟

これが大前提で最大の課題。
責任者たるリーダーが責任を負う覚悟、つまりケツを拭く覚悟があるか。
そして何より、フォロワーの僕がそのケツを拭かれる覚悟を持てるか
フォロワーである自分の失敗は、リーダーの失敗になるから。

自分がその覚悟を持てば持つほど「彼が成功するために、また彼に恥をかかせないために、自分は何ができるのか?」と、自分事として考える幅や深さ、行動が加速していく。思い込みが強い僕のようなタイプの人間は、たまに加速しすぎてリーダーを置いていくこともあるから困りものなんだけど。

ただ、この責任への覚悟は組織として共に走りながら徐々に自覚されていくものだとも思う。そんなに信頼関係ない人がいきなり「ケツの毛まで毟り取ってください!」って言ってきたらケツ毛マニア以外のリーダーは引くよね。

良いときも悪いときも一緒に走る仲間だからこそ、彼・彼女に任せたい/付いていきたいと思いあえる信頼関係を、お互いの姿を見ながら徐々に作りたいと思っている。

②リーダーの世界観への理解

その上に、リーダーの持つ世界観への理解が乗ってくる。
組織活動を通じて彼はどんな世界を創り出したいのか?バンドでいえば、どんなサウンドを作って、どんなライブをして、どんなステージ・音源を作り上げるのか。そしてリーダーがどんなバンドに影響を受けていて、どんなプレイヤーにあこがれていて、どんなメンバーを欲しているのか。

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例えばTheDOPEを組んだときは、それまでほとんど聴いていなかった、リーダーが目指すバンドのCDばかり聴いて、音作りやビート、雰囲気づくりの参考にし、それらを僕のオリジナリティに落とし込んだ。
自分を必要としてくれた彼が作りたい世界観をドラマーとして、メンバーとして、共に創り出す共犯関係になる必要があった。

もちろん人間だから考え方は違うし、発言ややり方に対して全て諸手を挙げて賛成、ではない。でもそこでは極論、彼が最終責任を負う組織だからこそ、自分が個人としてやりたいことよりも、彼の最終判断を優先する。

言いなりではない

だから、口出しもする。すべて言いなりでは組織の意味がない。
「リーダーの世界観を創り出すため」に、こっちの道がいいのではと思ったことは正直に伝える。やり方に正解はないからこそ、彼の目指す世界を深く問うたり、あえて想定外の球を投げて枠を広げようとすることも必要だ。

すべては世界観を共に創り出すため。
その根底では、悩みながら試行錯誤するリーダーを僕は愛おしいと思うほど信頼している。

目指すチーム

なんだか窮屈な書き方になってしまったけど、僕が目指すチームは、攻殻機動隊の公安9課のような組織。行動はてんでバラバラなんだけど、リーダーのやりたいことを実現させるため、自然ととチームワークが出来上がっている状態。(ドヤ顔で言ってるけど落合陽一の受け売り)

だから最終的には、超自由で、それぞれの役割の責任を負う状態が理想。
目的のためにやりたいように動いて、たとえお互い想像と違う結果になっても全員が「自分の責任」として引き受ける。

そのためにリーダーは全員を巻き込む世界観と覚悟を見せつける必要がある。覚悟と世界観の大きさが、組織の作る結果の大きさだ。

さいごに

書きながらリーダーとしてもフォロワーとしても出来てないことばかりでまぁまぁ凹む。メンバーが見たら「お前全然できてへんやんけ!」って思うことばかりだろうな。がんばります。いつもありがとう。

僕は最近、覚悟ばかり成長しちゃって自意識過剰気味だ。
世界観をもっと言語化して、そこに向かって走っていこう。

ズッコけるくらい前のめりで、
沢山の人とワクワクすることに突っ込んでいきたい。

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Yuya Taguchi
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