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【全文無料】メタビートの歴史を変える狂気のデッキ「青緑フミビロムメタビート」紹介

※この記事は全文無料の投げ銭形式となっております。

どうもゆう〜んです。
自作デッキ「青緑フミビロムメタビート」を解説します。
(自分で構築した後デッキメーカーで検索したところ同コンセプトのデッキが1件見つかりましたので起源ではありません。)

高いカードはVTぐらいで、また大半のカードはみんな持ってるカードだと思うのでかなり安く組めます。

CSプレイヤーは好まなそうなデッキですがCSでも使える強さはあります。
ぜひ最後までご覧ください。
それではどうぞ。


構築経緯

※自分語りなので不要な方は目次から飛ばしてください。

僕は、初めてデュエマの競技環境というものを知った時のtier1が【赤白轟轟轟】であったこともあり、「メタビート」を組もうとし続けていました。

2年ほど前、ASMラジオ登場直後に組んだリストがこちら。

2メタ3メタ4ラジオメタノメノン6モモキング

一貫したコンセプトがあった方が強いなら、メタカードをいっぱい出すことをコンセプトにすればいいじゃない!という思想の下、デッキパワーというものを完全に放棄したこのデッキは当然弱く、↓のように少しだけパワーを足してもどうにもなりませんでした。
カツキングやパフェジョによって蹂躙されるメタクリ達を見るのは辛かったですね。

CS1-4

多少デドダムを足してもどうにもなりませんでした。

その後、同期やエルナドンナの登場で盤面維持という課題はある程度マシになりましたが、別に環境に勝てるデッキにはなりませんでした。

僕はザウィングがやれる子だって気づいてたぜ

あれだけピンポイントメタを積んでも環境デッキに勝てない、そのような弱いメタビートにはある大きな共通の問題点がありました。

それは「リソースやフィニッシュに枠を割かなくてはならない」ことです。

フィニッシャーは大型クリーチャーでありラジオとの噛み合いが悪く、リソースカードについても、かのデドダムでもせいぜい1対2交換程度。
これは根源的な問題で、解決し得ないものかと思われていましたが、このカードによって光明が差しました。


絶対強いと確信したので高騰させるつもりでシク買った

《楽識の夜 フミビロム》です。

このカード、世間の評価は低めで、アダムスキーのカードかなぁぐらいでしたが、メタビート視点では本当の最強カードです。

フミビロムの強さの所以は、フィニッシュ・リソース問題を4枠で完全に解決していること。
両方を兼ねているどころか、それぞれで最高クラスのコスパ。
勝ち試合では8ドロー4打点ぐらいは働いてくれます。
さらに言えば、ASMラジオで出る3マナのクリーチャーであるため、既存のフィニッシャーに比べて圧倒的にゲームに絡みやすい。ラジオでジャオウガが2枚ボトムに行く悲しみからはおさらばです。

これで思う存分メタカードが積める!と思い、フミビロムの青、ラジオ&1コスメタカード組の緑、エルナドンナの除去耐性とカメカメンの上振れを擁する白で組んだのがこちら。

同期とエルナドンナを積んだうえでメタクリをこんなに積めるなんてお得!


…ドギバス解禁祭も優勝し、本来はこれで紹介する予定でした。
これなら先行研究は0件。
しかし、箔をつけようとCSに出てみたところ怒涛の4連敗。
原因はまごうことなき色事故。
このデッキの2パスは死を意味するので、有効なメタカードとそれを出すための色マナを引けていないことは致命的になります。

しかし、当時tier1の黒緑アビスに完封勝利できたこのデッキのポテンシャルは高いと思い、課題解決のために色を減らすことに。
デッキを参考にしてくれた地域のプレイヤーは緑を抜いていましたが、1マナのメタカードを使用できないのは環境と戦う上で厳しいと考え、一番優先度の低そうな白を抜くことに。

そしてCSに出た結果、予選抜けこそ叶わなかったものの、開幕3連勝かつ残り2戦も惜しい試合で、マジック・アビスの2強にも勝利することができたので、ここを区切りとして紹介します。


デッキリスト

6/23第47回@ほーむCS 3-2(12位)

見てください。このメタクリの枚数を。
【メタジャオウガ】【白単ウイング】の16枚、【ラッカ鬼羅star(サガ期)】の24枚を超える26枚。カウントしなかった同期・ラジオ・VTも実質的にメタとして機能することを考えると、実際にはこの数字以上の比率です。

自分が使用したリストは、再現性を高めるため「手札以外から」と「マナゾーンの枚数より大きい」のメタを厚くとり、そこにマジックを見てオニカマス、ナポバイの下面も避け、打開を防げるボンキゴを積んだ構築。
あなたの使用する環境に合わせてご使用ください。
フミビロム4・ラジオ4・スナイパー2・VT1はほぼ確定だと思います。
あとエルナドンナが抜けたので素で除去されづらいカマスの優先度は高め。


採用カード解説

いまさらメタカードの解説してもしょうがないので特筆すべきカードのみ。

■楽識の夜 フミビロム

背景ストーリーで一番好き

メタカードで相手のビッグムーブを封じた後、生き残ることをお祈りしながらポン置き。
これさえ通せれば手札に困らないので、手札の先行投資だと思って1、2ターン目にメタカードを迷わずに出してOKです。
また、世間的に評価の低いバフ効果はこのデッキだとフル活用されます。
重複する上にハイパー化しなくても発動するので、2枚使いたい状況が多く、あまり気軽に埋めないようにしましょう。
バフが自分のターンだけなのでVTケアできないところだけ残念。
キャディセガーレで何とかしてください。


■文藍月 スナイパー

ジャストダイバーえらい

出た時に何もしないのが本当に使いづらいですが代替が効かないので採用。
もちろん1ターン後からはWブレイカーのシャッフなので強いです。
フミビロムがなくてもこれがあれば殴り切れることが多いです。
ジャストダイバーなのでハイパー化の種として使うこともしばしば。
シャッフの時点で難しいのにさらにラグがあるということで、めちゃくちゃ技量が出るカード。
他のメタカードと一緒にラジオから出るとちょうどいい。


回し方

相手に合わせて動き方を変えるデッキなので、なんども対戦してキーポイントが分かった、それぞれタイプの違う環境の3デッキについて解説します。
その他のデッキについては対戦数が少なく語れませんが、大まかにはこれら3つの方針のうちいずれかを取りつつ、メタカードを刺さるものに置き換える感じで戦って行けば良いと思います。

VS赤青マジック(忙しくメタカードを出し続け隙を見て刻む)

歴代最高のメタ突破能力につき不利対面。
このデッキが構築段階で全力でメタっても勝ち越せないのは歴代でもマジックだけだと思います。

フミビロムがまるで役に立たない(ヒメカットに5ドローされる、出して殴ってる間にメタが尽きて死ぬ)ので、1、2のメタで足止めしてスナイパーを通しに行くのが勝ち筋ですが、そもそも1、2で出したメタが全然生き残ってくれませんし、スナイパーは3宣言するしかないですが返しにヒメカットでバウンスされるとまだ全然勝ちになりません。
相手が除去を引いていない事想定で2体目のスナイパーやVTを抱えておくか、相手に除去を吐かせて手札を切らすとやっと勝てます。
セガーレorキャディとVT算を駆使して絶対にVTだけは出されないように。

VS黒緑アビス(メタで完全封殺して悠々とフミビロム)

フミビロムが最強になるので有利対面。
とこしえ同期ボンキゴを揃えれば相手は1ターンに1体何かをポン置きするしかできなくなるので悠々とフミビロムを通せます。
別にそこまでしなくても何かメタを置いた上でフミビロムを出せば高確率でターンが返って来て、そうなったらほぼ勝ちなので積極的に勝ちに行きましょう。
他のメタデッキが屈してしまうテレスコも、フミビロムがいれば全く怖くありません。ハンデスとブロッカー両方への解答になっています。
優位に立ったらスナイパーを出しておけば、何かの間違いで返されても5宣言で盤面を全部止められるので安心。
主な負け筋はマクアデスロードでとこしえを取られて終了時ジャガイスト。
手札にフミビロムとボンキゴが両方あったらボンキゴを優先して次フミビロムを出すぐらいでも十分間に合います。

VS巨大天門(相手の能動的な動きは遅い、盾との勝負)

1枚埋まってるぐらいなら全然勝てるので不利ではないと思います。
セガーレとスナイパーがあれば出し、マナを伸ばされる前にさっさと殴るだけ。マナを伸ばされるとセガーレは役に立たなくなると思いきやゲンムだけは出させない最後の防波堤として機能します。

採用候補カード

基本その時の環境に刺さるメタカードは採用候補になりますが、忘れられそうなものを挙げておきます。

■ポクチンちん

今見たら強くね?

採用可能な色で唯一の、「コストを支払わずに」を無条件で咎められるメタカード。
デスマッチはアビスに刺さらなくなってしまったんでね。
下の効果がマジックやゴスペルに対して強そう。
色事故のリスクを極限まで下げるために今回は不採用にしています。


■ワールプール・クロウラー

同期系統他の文明にも欲しい

同期なんてなんぼあってもいいですからね。
同期を差し置いてまで入ることはありませんが、5枚目以降としてはマクアデスロードジャガイストを対策できる分歓楽のタギャースツよりは優先。
普通にメタカードを殴り返しから守れるのも便利そう。


■歌舞音女 ヒメカット

強いかと思ったら弱いかと思ったら強かった

直接的に相手の動きを封じられていないのが微妙かと思って入れていないが試したら強い可能性はある。
下面だけで使うことも結構ありそうだが、除去しないといけないようなクリーチャーを出されたらもう負けだと思ってる。


■式神シシマイ

再録ありがたい

アビス・天門が増えたら採用したいが、序盤から刻みたいデッキなのに序盤にこれを出すとメタが疎かになりそうなのが難しい。


不採用カード

上と違って明確に入れなくていいと思ってるもの。

(カクラリコとセットで)■斬隠蒼頭龍バイケン

ほぼ全部のレートが同じぐらいの値段

■フェアリー・ギフト

ジャガイスト殿堂したら解除してほしい これがあるだけで救われるデッキがたくさんあるんだ

■桜風妖精ステップル

このバージョンが一番好き

不採用理由は一言「不純物」。
このデッキはトップから引いたカードを叩きつけなければならない状況が多々あるので、4ターン目以降腐る札は入れたくないですね。


■S級宇宙 アダムスキー

この時代のカードにしてはブロックされないの偉すぎる

確かにトリガーを踏んで負けることは多いのですが、これが入ってるだけでプレイが歪むんですよね…。
スナイパーは盾を殴らないといけない場面も多いし、そもそもアダムスキーを引かないことを想定して盾を刻んでいかないといけない。そうなると入れる意味ないな~という。
これも不純物ですしね。


あとがき

ここまで読んで頂きありがとうございました。
テレスコミルメルの記事が思った以上に伸びたので、環境と戦える変なデッキの記事は需要があるということでしょうか。テレスコミルメルもうそんな強くないけど。
確かに僕もそういう記事にばっかりスキしていて、僕のスキ一覧を見たら直近の環境外デッキの記事まとめになっていました。
環境外を使ってCSに出ると、入賞した時に「30件中の1件」ではなく「唯一無二の1人」になれるという魅力があるので、たまには皆さんも環境外の誰も見たことのないデッキを握ってみてはどうでしょうか。
意見・感想等ございましたら@yuuun_dmまで。
少しでも良いと思っていただけた方は、スキ・フォローして頂けると、作者が内気な幼女みたいなリアクションで喜びます。
また、当方学生DMPで、そこまでお金に余裕があるわけではないので、余裕のある方は投げ銭して頂けるととても助かります。

改めて、読んで頂きありがとうございました。

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