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柳川川下りと鰻とインスタ検索のすすめ

いまインバウンド観光客が少ないと聞くから、
せめてわたしらが微力ながら内需に貢献しようと、JJ3人旅を行いました。
(JJとは作家のアルテイシアさんのいう熟女のこと)


行ったのは柳川。
川下りとうなぎが有名だよ。
川下りは柳川の町に張り巡らされている御堀跡の水路を巡る一時間弱の船旅。
この時期コタツ船でぬくぬくよ。
わたし、この川下り、したことあるようなないような。
もうね、最近思い出が実際に自分が体験した記憶なのか、テレビで見ただけの記憶なのかわからないよ。

船受付の綺麗なお姉さんに
「コロナウイルスの影響で観光客が減ってるでしょー?」
と尋ねると
「いや、うちはもともと外国人のお客さんは少ないのであまり影響はないですね」と。

川下り観光船の会社は4社あって、わたしたちが今回乗船したのは
船頭さんが行程中細かに解説してくれるタイプ。
たぶんもともと日本人客しか相手にしていないのだと思う。
外国語対応しようとするとインフラ整備がたいへんそうだもんね。


紺色の法被の会社は主に外国人客向けだって。
船頭さんがやたらと歌っていた。
たぶん言語をあまり必要としないように工夫してあるのだと思う。
ベネチアのゴンドラタイプかと思われ。


もひとつの会社は貸し切り用?
なんか一艘に対するお客さんの数が少なかった。
4社あると言っていたけどあと一つはわからない。
ルートが違うのかな?


わたしたちが進んだルートは民家の中を通るやつ。
柳川の水路脇の民家はどこのお家にも水路に降りる階段がついていて、昔は生活用水として使っていたことがうかがえます。
そんな人様の生活圏を観光客が船でバンバン通るのってなんとも申し訳ない気持ちに。
照れからついバカっぽくなるのは観光客あるあるよ。
川途中の売店で船を横付けしてドライブスルー形式で寒い中あまおうソフトも買っちゃうよねー。


川に向けた民家の窓には飾りを施してあり、
「おもてなし」を感じる。ありがとう。


わたしとしては、川下りの初回は解説有りの船に乗って、
でも次回からは黙って漕いでくれるだけの船頭さんの船に乗りたいな。


そういう意味では3社目の会社はリピーター対応なのかも。
三社三様の工夫かも。

川下りのあとはお待ちかねうなぎランチ。
今回は元柳川藩主邸の料亭「御花」にて。
お庭に面した個室を奮発したよ。
ミニマリストのたどり着く先みたいなお部屋で二時間かけてゆっくりお食事。


食後はお庭を散策。
お手入れが行き届いてるから、二月なのに青々としている。これが贅沢。


この庭園でJJ3人で撮った写真をFacebookにあげようと思ったけどやめておくー。
わたし、肥えて顔がパンパンなんやもーん。
というと友人JJたちが
「パンパンなんじゃない、福々しいのよ」
と。
はー、これだからJJ同士の旅はやめられぬ。
心地よい言葉でお互いを包みこむ。
F1層のお嬢さんには真似ができめぇ。

伯爵家の資料館は無料。
伯爵家家族写真が興味深い。
祖母、母、孫の三世代写真、どっちが祖母でどっちが母かわかんない。
昔は祖母の役割が回ってくるのが早かったのねー。
最近もまたそういう傾向になりつつない?
最近の若い方は早婚な気がするよ。
そんな感想を持つわたくしジェネレーションX。

この時期は柳川名物さげもんお雛様の展示もあるよ。幻想的。
このさげもんはまだまだポテンシャルあるよなー。
大手の雑貨店とコラボして
雛祭りのさげもんで日本中を席巻してほしい。
コンビニのプロデュースで全国区となった節分の恵方巻のように。
雛祭りオーナメント。絶対映える!

博物話を出て、インスタで探したオシャレカフェに行く。
オシャレカフェのある辺りはさっき観光で回ったよりももっと情緒あふれる水路の通り。
こーいうところは一介の観光客では来れない。
ロコに案内してもらわないと辿り着けないよねー。

でもインスタで検索すると来れちゃうもんだから、
わたしがインスタ検索礼讃する気持ちもわかるでしょ?


インスタ検索、やったことない人のために解説すると、
普通にGoogleで「柳川 カフェ」で検索すると、
ステマ?記事っぽいのが最初に出てくる。


そこをインスタのハッシュタグ「#柳川カフェ」で検索すると、ロコに人気の店が出てくるよ。


自分の地元でやってみて。
その結果を見たらインスタ検索の効果が一目瞭然だと思うよ。

さて、帰り道、山の中の真っ暗な高速を走っていると、途中からめちゃくちゃ煽られた。
でもなんてゆーの、怖くないんだよねー。
煽り運転撲滅の機運の中、
こんなにも煽ってくる車って、
どんなひと?
私の中の捜査官が
20代前半の男性、その場合は有り余るテストステロンに自分を抑えられなくなった、
もしくは50代男性、ネットによる拡散や炎上の恐ろしさを知らない、とプロファイルした。

結局その車は次の久留米で降りて行ってプロファイル結果はわからじ。

最後まで大興奮でJJ旅を終え、
布団に倒れ込むと、翌朝まで一度も起きずにぐっすり。
起きたら「なんかすごいいびきかいてたよ。おっさんのような」と言われた。
JJも意識がなくなるとおっさんになるよね!

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