入院明けに職場にお菓子を配る方法

「不在中ご不便をおかけしましたが無事退院しました」みたいにフロアの各人にお菓子を配ってご挨拶って、日本の会社の退院明けあるあるじゃないですか。

わたしもそれをしなんと欲す。

お菓子は駅ビル一階で調達。
個装のものが一箱に10個くらい入っていて1000〜2000円くらいのやつで、
甘いのより塩っけのお菓子がいいけど、駅ビルにはなかなかないよねー。
塩っけお菓子のご贈答用がもっと普及することを望む2020。

さてお配りする範囲はどこまでにするか。

ここでわたしが入院中YouTubeで聞いた
「正法眼蔵現代語訳」
を思い出したyo。

昔ね、あるお寺に人徳ある和尚さんがいました。
あるとき、その庭に鹿が入り込んでくると、
和尚さんが鹿を追っ払ってしまいました。

それを見たひとが
「日頃は人徳があるのに結局和尚さんは庭が大事で動物には乱暴するのね」って言ったら

「ちがうよ。わたしが鹿に優しくしたら、鹿は人間に警戒心を持たんくなるやろ?
人間には悪い人もいるので鹿が人間を怖がらんのは良くない。なのでわざと鹿を怖がらせて追い払った」と和尚さん。

なるほど。それな。

事業部全員つまり50人にお菓子を配ることはやぶさかではない。

でもそんなに配る人は手術して半年くらい休んだひとだけ。
一週間休んだだけでそんなことしたら以降みんなそうしなくてはならなくなる。
それはいかん。

じゃあ同じ部のひとだけ配るか。
それは12名。
だけど隣の課でよくやすむひとがいて、そのひとはそんなお菓子持ってきたこともないので、わたしが配ると嫌味になるかも。

と思い、結局同じ課の人にだけ配りました。

この一見失礼そうで配慮ある対応は正法眼蔵のおかげ。
スペシャルサンクス〉マスター道元!

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