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沖縄、2日目(竹富島・西表島・由布島)

 昨日はなかなか寝付けず、discordでみんながスプラトゥーンをしているのを睡眠導入に使いなんとか2時間ほど寝た。
 朝6時に起床し、身支度をする。洗顔し、髪を整え(強風のため無に帰す)、服を着替える。ロビーに出ると同じ観光ツアーの客が集まってきていた。朝食はホテルが提供するバイキングである。好きな物をプレートに乗せ、免罪符かの如くキャベツなどの野菜も追加し、最後にコーンスープを注いで、いざ実食。

朝から欲しがり


 竹富島に行くためには船に乗らなければならない。ということで、船乗り場まで大型タクシーに乗り向かった。昨日の寝不足もあり、15分ほどの移動だったが睡魔に敗北した。
 船乗り場周辺は石垣島で最も栄えているといっても過言ではなかろうか。特産を活かした食事や、土産屋の数々、島民御用達の公園など、昨日には感じられなかった活気がそこにはあった。
 竹富島へは船で15分ほどだった。思ったよりも船の揺れが強く、身体が浮き上がり尻で着地する時の小激突が痛かった。
 竹富島での滞在時間は1時間と少し、ガイドと共に急ぎ足で観光した。まず立ち寄ったのはカイジ浜という本当に美しい海岸だった。ヲタクなので「カイジ!?」と反応してしまったが、当然関連性があるわけでもなく、表記としては皆治浜。有名なのは星の砂である。


 今回サムネイルにしたのは星の砂を探している私である。星の砂は浜にある岩の近くに手を押し当て、くっついてきた砂の中から星型の石を見つけ出すことで入手出来る。なかなか見つけるのに難航し、ついには1つしか見つけることが出来なかったが、とても楽しい体験だった。そして、あまりにも海が綺麗。エメラルドグリーンの水面と磯の香りに包まれ、微風に前髪を揺らされる。最高だ。

美と醜


 次に集落を見学した。3種のシーサーを発見した。ここで印象深かったのが、ガイドさんがシーサーの種類について解説してくれたことだ。台風による被害の説明の時に、いわゆる犬座りしているシーサー屋根から滑り落ちて次の日庭でひっくり返ってしまうらしいが、ウガツホムラ(ポケモン)の姿勢のシーサーは耐えられるのだと思う。

ウガツホムラ型シーサー


 なら個体差出さずに全部ウガツホムラ型でいいじゃん!と私は思ったのだが、家の守り神を機能性で選ぶのは御法度なのかもしれない。毎回、台風の度にひっくり返っている守り神を屋根に座り直させる行為が、信仰と絆を強めているのかもしれない。私は無神論者にしてアミニズム否定派の人間だが、心の支えとなる信仰が決して無価値であるとは思わない。竹富島総人口300人、ご老人が多い中で長年信じてきた拠り所というのは私が想像し得ない位に効力を発揮しているのだと思う。
 一度船乗り場に戻り、昼食にサンドイッチのようにハムカツ等を挟んだおにぎりを食べ、そして西表島への船へ。石垣島から西表島までは船で1時間ほど。案の定爆睡である。
 まずはボートに乗り、マングローブを見ることに。初めて見たので根っこが出ているだけで、ここまで木に対して抱く印象が変わるのか、と。木自体は太いはずなのに枝分かれした細い根が見えているせいで全体的に頼りなく感じてしまう。その頼りなさの密集がマングローブ林である。広葉樹なため紅葉をせず、一年中葉が青いのだとか。ガイドは見飽きたと言っていた。

ヒョロガリ


 バスに揺られること15分、水牛乗り場へと到着。逞しい身体をした牛の力を借りて由布島へ。ここには植物園と蝶園があった。植物園はナシ科が繁茂しており、蝶園ではアゲハが何匹も生息していた。これだけ暖かく、植物も生えているのに羽虫が湧いていなかったのが驚いた。
 そして夕食は石垣牛を使用したハンバーガーを食べた。1つ2000円するということで、よっぽど美味くないと許さないぞと意気込んで食す。うん、美味すぎた。お値段以上だと思う。よくマックが食通から馬鹿にされているのを見て、マック最高だろうが!と憤っていたのだが、なるほど、ほんの少し気持ちが分かった気がする。バンズからタレ、野菜までも一つ一つが段違いだ。かぶりつくという行為に気持ちよさを感じさせるとは、やるね。

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