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【マガジン】 ☆キミと自分 ① ② ③ ④ * ☆君と自分S ① ② ③ ④ …
彼女たちの後をつけ、ぼくは地下鉄に乗り込んだ。ストーカーも真っ青な行ないである…
まるで、角砂糖のような恋だった。 そう──角砂糖のような、という表現が相…
2月も中旬に差し掛かった仕事上がり。落ち込む気持ちが米俵のように肩に食い込み…
━偏差値。 学生時代、悪魔のようにぼくを苛んだヤツら。 それが、実はマイナスと言…
その日、たまたま居合わせた女子中学生(らしき)4人の会話に、ぼくの耳は釘付けにな…
※注)大人的表現あります(ちょっと)。 * 一夜(ひとよ)なんて贅沢は言わない。一度きりでいい。 咲き誇るなんて高望みはしない。ひっそりと開けばそれでいいから。 * うだるように暑い、夏の盛りの日。 坂崎秀一郎(さかざきしゅういちろう)は、二十年連れ添った妻の葬儀の場にいた。 四十代半ばを過ぎた今。だが、まだ四十代半ば過ぎだった妻を喪った喪失感は大きかった。まして、子どももいない、兄弟もいない坂崎にとっては。 「……秀くん。身
幸せでいてほしい きみはぼくの魂の片羽(かたは) 届けることはないけれど それがぼくの変わ…