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ローズを残し、テラスからひとり翔び立ったレイは、彼女が示した方角へと進んでい…
ローズがレイの屋敷に来て数日。 いくつかの宴に顔を出し、レイとローズの関係…
屋敷に戻ると、レイはすぐに自室へと引いてしまった。 どこか、様子が違う。 …
柱の影から窺うレイの目に、女がローズの方へと近づく様子が映る。 (……そろ…
「……よくも私にそんな口を……!あなた、私を誰だと思っているの……」 そん…
今宵、クラーク子爵夫妻が主催すると言う、それなりの規模の夜会。 「……私は…
何にせよ、決めてしまった以上は仕方ない。 二人は、お互いのことを第三者に訊かれた場合の、最低限の辻褄合わせをしておくことになった。 まず、ローズが驚いたのはレイの年齢。初めて灯りの下で顔を見た時に、考えていたよりずっと若いとは思ったものの、まさか自分より歳下とは。 (19歳って……私より二つ下!?) おとなびてはいるが、そんな歳の男にされるがまま手玉に取られたと言う事実は、ローズの自尊心を激しく揺すぶった。再び燻り出した炎を何とか奥底へと鎮める。
男の言うなりにするのは腹立たしかったが、確かに裸のままではいられない。しかも…