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ことしまとめ


今年は市内幼稚園への詩の会開催、個人誌製作、漫画製作、詩作、詩人の聲参加、トルコからのインタビュー、ナーズム・ヒクメットの論文、詩の英訳、様々な勉強会、展覧会、朗読会への参加、観劇4公演、市民劇場への仲間入り、そして様々な人との出会い、と充実した一年でした。

プライベートでは子連れフライト2回、息子の幼稚園入園、運動会、発表会、弟の結婚式、愛猫との出会い、さらには猫の病気と介護、我々のコロナ感染症と慌ただしかったですが、終わりよければ全て良しです。

また胸を撃つ言葉、聲にたくさん恵まれた一年でもありました。

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「胸の中にひとつふたつ刻まれる星を
これ以上数えきれないのは
簡単に朝が来る理由であり、
明晩が残っている理由であり、
まだ私の青春が終わってない理由です。

星ひとつに追憶と
星ひとつに愛と
星ひとつに淋しさと
星ひとつに憧れと
星ひとつに詩と
星ひとつにお母さん、お母さん」

ーー尹東柱「星を数える夜」より抜粋(Wikipedia)

「私の考えでは、建築から舞踏にいたるあらゆる芸術がまず第一に人間に役立つものです。パンのように、住居のように、リキュール酒のように、くさぐさの革命の唄のように、祭日のように人間に役立つものです。今世紀の技術の発展は、世界の人々が詩を読み、理解し、愛することができるようになるための土壌を準備し、それを実際に可能にしているからこそ感嘆するに値するこなのだとわたしには思われます。」

ーーナーズム・ヒクメット著・中本信幸訳『ヒクメット詩集』「日本の読者の皆さんに」より抜粋

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痛みと不安とに浸食されている現代社会。
かつて、他者である詩人の書いた詩を、いま、現代の自分たちが、自分の聲で呼び起こして読むことで、その魂をおろし、受け止め、共有して今を生きていく。
みんなそれぞれ孤独で、
こんな不安な世の中を、それでもなにかしらのテーマを持って生きている。
人の聲を聞いてその温かさに触れることは、この活字溺れの冷たい時代だからこそ意味があるのではないでしょうか。

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ーー
ーー……

" 가슴속에 하나 둘 새여지는 별을
이제 다 못헤는것은
쉬이 아츰이 오는 까닭이오、
來日 밤이 남은 까닭이오、
아직 나의 靑春 이 다하지 않은 까닭입니다。

별 하나에 追憶과
별 하나에 사랑과
별 하나에 쓸쓸함과
별 하나에 憧憬과
별 하나에 詩와
별 하나에 어머니、어머니、"

ーー尹東柱 "별 헤는 밤"(Wikipedia)

来年はこれまでが一気に花開く気がします。
より良い一年になりますように。
来年もよろしくお願い致します。

写真はいま進めている来年のお仕事です。


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