認知性不協和②

ずっと欲しかった服を買いに、
お店に行ったけどなかった。

でもその隣にある服が良かったので買った。

次の店に行ったら、
ずっと欲しかった服があった。

この場合、人はどう思うだろうか?

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今回の認知性不協和は、
以下の矛盾により生じています。

①違う服を買った
②別の店に欲しい服があった

前回のブログの通り、
①と②・・・自分に都合よく(楽な)解釈をするのであれば、

①違う服を買った→自分のミス!!→悔やむ

となりますが、
中には、悔やみたくない人もいますよね?

自分の選択は正しかったのだ!!
と思いたい人。

「自分に都合よく(楽な)解釈」

というのはあくまでも主観的な解釈なので、
人それぞれの価値観によって異なります。
今回のケースでは以下と考える人も少なくないでしょう。

①違う服を買った→正しい選択だった!!
→「②別の店の欲しい服」よりも良い選択をした!!

こう考える人が次に何をするかというと、

その裏付けに走ります。

「よく考えたら「欲しかった服」は、色が地味だなー」
「よく考えたら「欲しかった服」は、サイズがちょっと微妙だったなー」
「よく考えたら「欲しかった服」は、みんな持ってそうだなー」

挙句の果てには、
WEBや雑誌で調べたり、Yahoo知恵袋で聞いてみる人も・・・

こうやって、
「自分の間違い」を認めたがらないのも人間の習性です。
※心理学では「防衛機制が強い人」「抑圧タイプ」にその傾向が強いと言われています。

と、いうことで、
自分のこれまでの経験を振り返ってみると、
なんとなく思考の論理が分かってきたかもしれません。

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