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【シティリーグ6 バトロコ柏 ベスト8】ゆうも流WTB 2022/4/24

 お久しぶりです。皆さん、げっこうしゅりけんしてますか?ゆうも(@yuumo980830)と申します。
 「復活のバシャゼラ」ぶりの投稿です。

 さて、今回はというと、4月24日に行われましたシティリーグにおいて、いわゆる「WTB」デッキを用いてベスト8になることが出来ましたので、そのことに関してのnoteとなります。

 シティリーグ当日は、多くのプレミがあり、悔しい結果となりましたが、デッキレシピ自体はかなり自信のあるものとなっておりますので、読んでいただければ幸いです。
 デッキレシピや基本的な動き、シティリーグ当日のマッチアップ等無料です。有料部分ではこのデッキの改良案の若干の検討をしています。ぜひお読みください。

序論 はじめに ―環境へのWTBの問いの概要的提示―

第1章 環境の問いの必然性・構造・その優位

 今現在の環境を考えてみると、やはり相も変わらず強力なミュウや新しく抬頭してきたパルキアといったデッキが中心になっています。
 私のシティリーグの前日の結果もそれを物語るものでした。

 そしてそれに対抗するかたちで悪軸のアルセウスや雷バレットなどが結果を残していました。

第2章 WTBの問いを仕上げる労作における四重の課題

こういうことから、現環境において有力なデッキは以下の要点を満たしたものであろうと考えました。
 ① 弱点を突かれない(メタられない)
 ② 相手の高火力をいなせる(高耐久か非V)
 ③ 安定性をもつ
 ④ 相手の意表を突くことができる
 この要点を満たすものとして、私が考えついたのがいわゆるWTBでした。最近は、なぜか(マナフィの増加等か?)数を減らしていますが、ミュウやパルキアの高火力をサイド1でいなせ、非V故に弱点を突かれようが関係なく、メッソンの「どんどんよぶ」で安定して展開でき、相手の意表を突くカードを多く採用できるなど、この環境に良く適応しているのでは、と考えました。

1.デッキレシピと採用カード解説

デッキレシピ

[2yRyyy-4p9LP8-pp22XR]

採用カード解説

 WTBは使用者によって構築がかなり違いがでるデッキタイプです。以下では私自身の工夫を加えたところについて解説します。

・ラプラスの採用
 このデッキのポケモンの中で一番強いワザをもちます。相手に全てのサイドを1枚で取らした場合、最大4回のマヒのチャンスがあります。最近のデッキは入れ替え札を絞っている例が多いので、かなりマヒによって1ターンを貰えることがおおいです。このデッキは序盤、ゲッコウガを主力として戦いますがそのゲッコウガのワザを通すための準備としてこのラプラスを使うイメージですが、実際のところゲッコウガよりも使用機会が多く、序盤中盤終盤隙が無いです。

・クイックシューターの2枚採用
 このデッキの勝ち方の一つとしてケケンカニの「デストロイヤーパンチ」によるフィニッシュがありますが、それを叶えるためにクイックシューターは厚めに積んでおく必要があります。特にクイックシューターが2体並んだときにはどんな高耐久のポケモンが相手でもケケンカニで飛ばすことが可能となります。一方でその代償としてうらこうさくインテレオンを絞る結果となってしまい、安定性に欠けた点もあります。

・逃げエネ1のユキハミの採用
 ユキハミにはワザ「なかまをよぶ」をもったものもいますが、今回は逃げエネ1のユキハミを採用しました。
 理由としては、回収ネットはインテレオンラインに使いたいこと、ふうせんの採用が1枚であること等です。
 逃げエネが1であるため、手張りで逃げることができます。
 またワザも優秀でたまに打ちます。

・マリィの採用
 このデッキはむやみにトラッシュできないカードが多く含まれています。例えばルリナは2枚の採用となっており、初手にきてしまうと(ともだちてちょうがあるとはいえ)、博士からの展開に支障をきたします。そのため、ハンドを保護しながらドローできるマリィを採用し、その点をケアしました。

・カイの1枚採用
 他のWTBには入っていなかったり多投されていたりしますが、私の構築では1枚の採用としました。理由は序盤の展開にほぼ不可欠であること、それに対して終盤におけるバリューが低いことが挙げられます。基本的に後攻1ターン目に使ってふうせんやバケツをサーチします。終盤は山札からもってくるよりもルリナでトラッシュからサルベージすることの方が多いため、1枚以上の採用は見送りました。

・ツツジの採用
 このデッキは基本的にサイドを1枚ずつ相手にとらせるデッキとなるため、相手のサイドの枚数は3-2-1と減っていき、比例的にツツジを打つタイミングが多くなります。そのため、ともだちてちょうからツツジを戻し、もう一度使用する、ということも可能となっています。
 100%負けの状況においてもそれをひっくり返す可能性を蔵すカードですので、私はかならずデッキに採用しています。

 以上が私自身の工夫になります。そのほかにもこだわった点はありますが、他の人のWTBと共通する部分もあり、その点は割愛させていただきます。

2.基本的な動き

 このデッキの基本的な動きとして重要なのは、なによりもユキハミorモスノウを必ず2体以上盤面に並べなけれればならない、という点に尽きます。
 ⑴相手が次のターン必ず殴ってこない自信がある
 ⑵ユキハミ・モスノウを取られても次のターンは動ける
この場合(あまり出現しない盤面ですが…)を除いてユキハミ・モスノウは2体展開しなくてはなりません。そしてパルキアや連ウー相手ではマナフィも必ずベンチに展開しなくてはならないのでベンチの枠の管理は容易ではありません。そしてこの事情にメッソンの展開の仕方も関わってきます。
 このデッキは、相手のデッキタイプや展開、勝利構想の立て方においても戦い方は大きく異なる為、一貫した、体系的なドクトリンをここで提示することはできません。しかし、序盤の展開の仕方はある程度同じですのでここではそれを解説します。

 このデッキは、後攻をとります。(先攻も魅力的な選択肢であり、先攻2ターン目にげっこうしゅりけんを打てる可能性もありますが、安定性と言う点で後攻に分があります。)
 後攻1ターン目に目指すのは勿論メッソンの「どんどんよぶ」であり、先述の通り、ユキハミを2体、必要に応じてマナフィを出したうえでどんどんよぶを宣言します。
 メッソンスタートできればいいですが、そうでない場合は回収ネットかふうせんで前を逃がす必要があり、それらはカイで持ってこなければならず、カイがなければネオラントの「ルミナスサイン」でカイをサーチしなければなりません。ネオラントを出すということは、メッソンは最悪の場合、2体しか展開できません。その場合はユキハミ1体かマナフィをあきらめる決断も迫られます。
 後攻2ターン目からは基本的にゲッコウガかラプラスで戦っていきます。相手にマナフィがいなければゲッコウガ、いればラプラスという風に臨機応変に対処しましょう。「どんどんよぶ」を打ったメッソンは高確率できぜつするので、ラプラスのワザによってマヒが狙えます。そして次のターンにボスで相手のマナフィを呼び、倒すことによってゲッコウガの「げっこうしゅりけん」を通していきます。 

3.シティリーグの当日のマッチアップ

4月24日 バトロコ柏
一回戦 アルセウスバレット(?)後 負 4-6

二回戦 パルキア 後 勝 6-5

三回戦 パルキア 後 勝 6-4

四回戦 アルセウス黒馬 後 勝 6-5

五回戦 アルセウスバレット(?) 後 勝 6-4

決勝トーナメント一回戦 ドガスダイナダイケンキ 後 負 4-6

 特に一回戦、五回戦は非常にプレミが多く、非常に悔しい思いをしましたが、なんとか決勝トーナメントに残ることが出来ました。
 特にパルキア相手に負けず、苦手な黒馬にも勝てたのはとてもうれしい結果となりました。
 決勝トーナメント一回戦で当たったドガスダイナダイケンキにはかなり頑張って抵抗しましたが、やはり序盤の特性ロックが厳しく、それによって生まれた差を埋めるのが間に合いませんでした。

4.おわりに

 ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
 ご質問ご意見等なにかありましたら、Twitter(yuumo980830)までお願いします。
 当日対戦してくださった方々、大会を運営してくださったジャッジ・スタッフの方々に感謝申し上げます。
 そして練習に付き合って下さった方々、特にポケゆるchの関係者の皆さんありがとうございました。

 この記事を気に入っていただけたならスキボタンやSNSでシェアしていただけると嬉しいです。
 なお、この後に有料部分としてこのデッキの改良案の検討を行っております。このシティリーグの反省やその後の考察などを踏まえてWTBの検討に取り組んでいるので、ぜひお読みください。

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