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#給付金をきっかけに


新型コロナウイルス


はじめは「中国で流行っている新しいウイルス」

くらいの感覚だった。それこそ、過去に流行したSARSと同じくらいの認識。

他人事のように考えていたその未知のウイルスが、たった1、2ヶ月程度で日常を、世界を、こんなに変えるだなんて想像もしなかった。


世界的感染症と言えば、中世の時代に起きたペストを思い出すが、「まさか、自分が生きている時代に"それ"が起きるだなんて」。日本の歴史で一番大きな地震である東日本大震災を経験した時と同じ感想であった。




勤務先は休業になった。
幸い、私自身は感染しておらず、周りにも感染者がいないため、「早くワクチンが出来たら良いな」と他人事のような気持ちがまだ少し残っている。

しかし、休業になったことで、給料には変化がある。休業手当は6割。いつもの4割減だ。

私は20代半ばで開腹手術を経験し、体の関係で長時間勤務が難しい。その給料から4割減、休業期間中の給料明細を確認すると振込額は2万円程だった。


そのため、給付金は非常にありがたかった。いつもの労働より多くの金額が手に入ったので、何に使ったか

#給付金をきっかけに

を通して、書き残しておきたいと思う。



給付金の話がニュースで出てから、私は買うと決めていたものがあった。

それは、電子辞書だ。

この記事を見てくださっている方は「で、電子辞書?」と思うかもしれない。しかし、私が購入を決意したのには理由がある。



私は勉強が好きで、独学で毎日英語の勉強をしているが、普段使っていた電子辞書に不満を感じるようになっていた。

「知りたいと思う単語の発音が載ってない…」

それはもう15年も前の高校生モデルだから仕方ないよ、と自分で突っ込みを入れつつ、

毎日欠かさず使っているのにも関わらず、「買うとしたら5万円以上はするだろうな…」と、ずっと躊躇し、ずるずると時間が過ぎていった。

「意味は出てくるし、まあ、使えなくはないし…」

買うとしたら私の約1ヶ月分の給料。病院通いもしている身からしたら、壁はものすごく高く感じた。



そんな優柔不断に振り込まれた給付金。

「10万円、何に使う?」、主人からの問いに

「電子辞書!」と即決で答えた。

無料カタログを見ては「英語に特化した辞書ってこんなに内容量多いの!」とワクワクした。



振り込みを確認し、早速ノジマへ足を運んだ。

接客してくださった女性の方がとても親切丁寧で、高額の買物であったが品番の間違いなくスムーズに購入出来た。



色は大好きなブラウン

私の新しい電子辞書だ。

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最初に感動したのは、モノクロだった旧電子辞書の画面に慣れてしまっていたので、新しい電子辞書の画面がフルカラーであること。


この感覚は、ゲームボーイで慣れていた自分に舞い降りた、ゲームボーイカラーを手にした時の気持ちに似ていた。

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「色がついてる!」

もう令和なのに、こんな事で感動するとは。

なんだか笑ってしまった。




給付金をきっかけに

私は勉強のステップアップに役立つツールを手に入れた。

半分程を電子辞書で使い、もう半分は休業手当で減額した給料に充てた。


特別給付金の案を実行するにあたって行動をおこしてくださった方々、ありがとうございます。

私以外にも「いつかお金が貯まったら」と考えていたものを、この機会に買う人は多いのではないか。

この新しい電子辞書の内容量が不満になるくらい、沢山の知識がついたら嬉しいなと思う。


2020年6月21日 フェイクスイーツクリエイター ユウミンカフェ


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