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宇都宮ライトレール 2021春編(その1)

前回投稿した記事(https://note.com/yuukun31_01/n/n51ebeda0ac7a)、1回分で旅行記をまとめようと思ったのですが、思ったより、執筆する時間がかかっていることと、長文になっていることから分割してお届けさせていただきます。

今回は、完全に宇都宮ライトレールに関する話を中心に書いていきます。

1.宇都宮駅西口側について

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西口側の延伸計画部分については、この赤の線を辿って自転車を漕いでみました。

今回は、作新学院や護国神社を超えて栃木県教育会館付近まで延長させるという情報を出発前に収集した結果得ましたので、そこまで自転車を漕いで移動しました。

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現地では「大通り」と呼ばれている宇都宮駅西口から桜十文字(桜2丁目交差点)までは6車線道路で、繁華街であるオリオン通りと並行することから道路を行き交う自動車やバスが多く感じられました。

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一方で、桜十文字から栃木県教育会館にかけての県道70号は、4車線道路で道路拡幅工事を行っている最中でした。道路拡幅工事では、自転車専用車線が設置されており、自動車だけでなく、自転車にも優しい道路空間配分工事が行われていました。

今後、東口側のライトラインが開業後、西口側の延伸計画が進んでいくものと思いますが、自動車の空間をトラムに配分するのか?それとも、自転車の空間をトラムに配分して延伸を行うのか大変興味深いところです。

2.宇都宮駅東口側(ライトライン)について

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ライトラインの路線が赤線となります。
現在この区間で工事が行われており、場所によっては、電停が完成していたり、線路が敷設されていたりと目に見える形でライトラインの建設が進んでいます。
私が訪問したのは、5/22(土)だったのですが、翌週の5/27(木)には、車両基地にライトラインで運行される車両が納入されました。
また、約2カ月経った現在では、新たに架線柱を取り付けたところも出てきているようで、工事が訪問時よりも進展しているようです。

今回は起点側から終点方向に向けて進展状況を紹介していきたいと思います。

宇都宮駅東口

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青囲みがある右側(左側の写真)にライトラインの始発となる電停ができるようです。7月に入って、架線柱が設置されたようです。
また、芳賀町まで行き、宇都宮駅東口まで戻ってきた際に、駅広場の入り口には、トラムの車両がまもなく納入されることがPRされていました。(右側の写真)

鬼怒通り(宇都宮駅東口~国道4号)

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この区間には、「東宿郷」と「駅東公園」という電停が設けられます。
市街地にあることから、道路は6車線で運用されていますが、トラムの線路が建設されると、東方向が3車線、西方向が2車線になります。
現在は、歩道を狭くして、トラムの軌道幅を確保するための工事を行っており、訪問時には新たな縁石を設置するための工事を行っていました。

鬼怒通り(国道4号~専用軌道分岐付近)

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この区間は、「峰」、「陽東3丁目」、「宇都宮大学陽東キャンパス」の3電停が設置されます。そのうち、「宇都宮陽東キャンパス」には傍にベルモールという大規模商業施設もあることから、バスや自転車などの乗り換え拠点であるトランジットセンターが設けられる予定です。
道路幅は、ライトレール建設前も建設後も変わらず4車線道路ですが、国道4号をオーバーパスする箇所については4車線から2車線に車線が減少します。国道4号と交差する交差点に向かう側道については4車線が保持されます。
この鬼怒通りでトラムが建設されていることが唯一分かる区間が終点方(芳賀町方面)の分岐部分になります。
専用軌道の橋脚が現在建設されていることが写真からも分かるかと思います。

この文章は起点から終点という形で紹介させて頂きますが、私は、このまま鬼怒通りを芳賀町方面へ走り、終点方から起点方に向けて現地を訪問していきました。

車両基地付近

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車両基地付近まで来ると、市街地が終わり、田園風景が見られるようになりました。
ここには、「平石」という電停が設けられ、「宇都宮大学陽東キャンパス」電停と同様に地域のコミュニティバスが結節するトランジットセンターとなります。現在は、まだ電停の工事も行われておらず、どのような形になるかは未知数なところですが、また現地を訪問する機会がありましたら、その際にご報告させて頂きます。
左下の写真を見てみると、架線柱に架線が張られていることに気付くかと思いますが、この数日後に車両(HU300形)が納入されることになります。

平石~鬼怒川橋梁

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この区間では、平石中央小学校の前(写真左上)の位置に「平石中央小学校前」という電停が設置されます。
田園地帯は、区画整理が行われ、線路が敷設される位置がわかるものの、宅地や工場があるようなところについては、まだ線路がどこにできるのかが分からない状況となっています。
来年には工事も佳境を迎えるでしょうから、また違った形になっていると思われます。
自転車を漕いでいくと、鬼怒川橋梁の橋脚が見えてきました。
橋梁本体の工事は竣工となっており、これからは、レールの敷設や架線等の電気工事が主体となっていくものと思われます。

まだ終点に向けて、紹介しきれていないですが、文章も長文になっていることと、写真を多く使用していることから、ここで一旦区切りたいと思います。
続きについてはまた次の投稿で紹介させて頂きます。

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