宇都宮ライトレールを見てきました(R4春)
一昨年、昨年と3年連続で宇都宮ライトレールの沿線視察にGWで行ってきました。
昨年の内容については、下記の記事を参照していただければ幸いです。
昨年同様に、今年も自転車で沿線視察を決行したのですが、今年も雨に降られました。
昨年は、鬼怒川や芳賀町で通り雨に降られる程度で済みましたが、今回は、途中で大雨に打たれてしまいましたので、途中からは車(カーシェアを使用)を利用し沿線視察を行っています。
※自転車および自動車車内から撮影した写真については、周囲の安全を確認し、停車してから撮影を行っています
1.JR宇都宮駅東口~宇都宮大学陽東キャンパス
JR宇都宮駅東口から東方向へ抜ける鬼怒通りの現況について紹介します。
昨年は、中央分離帯が撤去され、歩道部分が縮小し、道路が拡幅される程度でしたが、今年は、軌道のスラブ(コンクリートの板)が設置され、信号制御がトラム導入に対応したシステムに。そして道路も2車線削減され、来年の開業に向けて準備が進められている状況でした。
雨が降り始めてから自動車で移動した際、鬼怒通りは東行き(JR宇都宮駅東口方向)が1車線となったことから、渋滞が発生しており、周辺道路への迂回を促す看板も設置されている状況でした。
2.宇都宮大学陽東キャンパス~鬼怒川西詰
鬼怒通りを外れて、車両基地を通り、鬼怒川橋梁に向かう区間です。
昨年は、鬼怒通りからオーバーパスする橋梁の橋脚が見られる程度で、橋桁は設置されていない状況でしたが、今年は橋桁が設置されていました。
また、車両基地についても、昨年訪問した際は、車両が到着する直前(数日後に1番目の車両が到着)でしたが、既に10編成以上の車両が到着しており、開業を待ちわびている状況でした。
鬼怒川橋梁については、昨年の時点で橋梁自体がほぼ完成している状況ではありましたが、今回訪問した際に架線柱が立ち始めるなど、1年間という時間で少しずつ変化していることを確認しました。
3.鬼怒川橋梁~ゆいの杜西
犬山城~ゆいの杜西にかけての風景です。
昨年の時点で、既に電停や軌道が整備されており、大きな変化はあまり見られませんでしたが、昨年と変わったところは、電停そばに駐輪場が整備されていたことや架線柱が整備されていたことです。
また、希望の丘歩道橋も架け替え工事が実施され、新しい歩道橋になっていました。
野高谷町交差点については、昨年、一昨年の時点ではあった歩道橋が撤去されておりましたが、オーバーパスする橋梁はまだ建設中でした。
4.ゆいの杜西~芳賀・高根沢団地(終点)
再び鬼怒通りに戻ってきて、自転車を漕いでいきます。
宇都宮市内の区間については、昨年訪問した際は、工事があまり進んでいない印象でした。しかし、今回の訪問では、まだ軌道や架線柱、電停等は整備されていないものの、工事が進捗し、道路の中央部分にトラムが走るのが分かるような雰囲気になっていました。
一方で、芳賀町に入ると、道路拡幅の工事が昨年と比較して、あまり進んでいないように感じました。昨年は、芳賀町の方が工事が進んでいる印象でありましたが、一年間で進捗状況が逆転したように思えます。
一方で、管理センター前交差点を左折し、かしの森公園通りに入ると、工事が昨年より進行し、トラムの行き交う姿が想像できる風景に変わっていました。
また、新たに終点付近の道路の縁石に養生テープでキロ程が記載されており、新しいトラム・鉄軌道が整備されることを感じました。
5.まとめ
本来は、今年開業して既にトラムが行き違っているはずだった宇都宮ライトレール。
用地買収やコロナ風邪などの影響で1年工期が伸びてしまい、まだまだ絶賛工事中という状況ですが、車両も車両基地に集結しはじめ、いよいよ開業が目の前に迫っていることを感じることができました。
開業は、あくまでもスタート地点ですが、日本の公共交通復権や鉄道復権に向けて、背負っている役割は大きなものだと言われています。
地元にもトラムが開業すれば便利になると思っていますが、ちゃんと公共交通を理解し、交通まちづくりを推進する政治家が出てくるのはいつになるのだろうか。。。
それでは、次回の更新をお楽しみに!
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