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初級編Ⅰ -物語の幹-

小説を作るうえで誰しもが一番最初に学ぶ、起承転結。
そのほかにも、序破急などいろいろな方法があります。
起承転結は一つの物語を四小節で紡いでいく物語で、序破急は三小節で物語を紡ぐものです。

詳しく上げると以下のようになります。

起:物語の始まり、時代設定など
承:キャラクターがどんな性格で、どんな暮らしをしているのかなど
転:キャラクターたちに事件が起こり、それに対峙し、乗り越える努力をする。
結:キャラクターたちが無事に事件を乗り越え決着となる。

序:物語の時代背景やキャラクターの性格。どんな暮らしなのかなど
破:事件が起きて、キャラクターがその事象に対峙することになる。
急:キャラクターが乗り越え。物語の結末となる。

この物語の根幹をなすものは、誰しもが一度は学ぶもので、練習するとできるようになります。
起承転結は、長編小説などに多く使われ、詳細な環境から世界観を説明し、読者を物語の世界へと引き込むシナリオになります。
また、読者視点で起承転結の小説を読むと、世界観に没頭することができ、まるで体験してるかのように読むことができるものが、これにあたります。

序破急は、比較的に短い作品。短編集に使われることが多く、恋愛ものや少ない登場キャラクターで物語が進行していくもので、ライトノベルやアニメはこの構成で作られています。
読者からすると、とても読みやすく、小説の入門編に近い位置づけで、小説に気軽に触れてみたい人に向けての作品になっています。

これは、小説家を志したり、シナリオライターを目指したりする人が最初に身に着けるもので、これを覚えたから次からできるようになる……。というわけでもありません。

ここでピックアップしたのは、あくまでも執筆の形のみです。
あくまでも、方法のひとつで、これを自分で作れるようになり、自在に扱えるようになってくると、立派なシナリオライターや小説家へと進んでいくことができます。

次回は、初級編Ⅱとして、より詳しく取り上げていきます。

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