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6年制薬学部での学び(勉強編)

今、薬学部の勉強が大変だったかと自分に聞いてみると、大変だったんだろうが国家試験に受かったから全て良しという答えが出てくる。ただ国家試験で定められた範囲だけの勉強に留まってしまった事は後悔している。

冒頭から勉強できた風なことを言っていますが、4年生時の校内順位250人中212位でした。笑

そう私は1年生の時から再試験のために膨大なお金を払い、ときには一時期の試験に10,000円を払って再試験を受けたことがあります。(当時再試験に1万円払う人のことを諭吉プレーヤーと呼んでいました)

治療で苦しんでいる人に薬を研究し、開発し、広めたいという入学時の思いとは裏腹に、勉学に怠け、学生生活を謳歌してしまったのです。

ただそんな私も1つだけ絶対できないことがありました。それは留年です。
留年をすると年間2,000,000円の授業料がパーとなる。それだけは絶対できない。親に迷惑をかけれないと、ギリギリになって詰め込み勉強をして何とか乗り切ってきました。

最大のピンチは大学3年生の夏でした。2年で分析化学の単位落とし、3年次に再度試験をしなければいけませんでした。その試験の前日、3年生の科目と合わせて勉強していると、やばい、これは絶対に間に合わない、これを気づいた時は深夜3時。
今回ばかりは終わると思いました。
その時私を救ってくれたのは、

台風でした。

その結果、試験は延期になり、勉強する時間が増えてなんとかすべて単位を取ることができました。

本当に命拾い。2,000,000円、いやそれ以上の価値がある1年間は見事台風によって救われました。

6年生になって初めての国家試験の模試。ほぼ最下位といった結果が返ってきました。
わかっていたことでしたが、とても危機感がありました。

当時製薬会社に内定をもらっていた私は、MRになることを心から楽しみに思っていました。

ただ国家試験に受からなければ、今までの6年間が何だったのか、親にどんな顔をして今後生きていけばいいのか。

絶対に国家試験に合格してMRになるという目標を掲げました。

そうすると、目標に向かって勉強することで、勉強が苦じゃなくなり、とても楽しく毎日勉強することができました。模試の成績もうなぎ登りとなり、学年順位も100番以内に入るような成績になってきました。

そうなるとどんどん勉強もはかどり、第100回薬剤師国家試験、自己採点でもボーダーより上をいく結果があり、無事薬剤師国家試験に受かることができました。

信念から掲げた目標は人を動かす原動力になる。目標達成する気持ちよさを感じたのもこの時かもしれません。

ただ今薬剤師として働いていますが、その場しのぎの勉強ばっかりしていたので、知識のなさにがっかりすることがあります。笑


今学生に戻ったら、たくさん学びたいことがあるのになぁと後悔の毎日です。笑

最後まで読んで頂いてありがとうございました。



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