貧乏ゆすりでバターは作れるのか
私には昔から貧乏ゆすりの癖がある。気が付いてやめようと思えば止められるが、貧乏ゆすりというものは意識の合間を縫ってくるもので、かれこれ十数年続いている。
カタカタと足が鳴り始める度に、そんなに震えてどうしたって言うんだ、その分のエネルギーをほかに回せよ、と思う。
実際問題、この震えを活かせるとしたらなんだろう。
バターしかないね。
準備するもの
生クリーム ボトル 食塩
多分ちょっと余裕があった方がシャカシャカなりやすそうなので、ボトルに七分目まで生クリームを入れる。塩もほんのちょっと入れる。
足にセットする。
あとは普通に過ごします。
1日目
料理中もカタカタ。
風呂でもカタカタ。
布団でもカタカタ。
このまま寝ようかと思いましたが、もしかしたら一晩中布団の中だと腐ってしまうかもしれません。
冷蔵庫に入れておきましょう。
おやすみなさい。
2日目
おはようございます。
様子を見てみましょう。
中身は固めのクリーム状になっていて、逆さにしても落ちません。が、まだバターにはなっていないようです。
引き続き普通に生活していくつもりでしたが、ガッツリ二度寝しました。
とは言え夕方過ぎには起きたので、ここから生活していきます。
ゲームもやりづらい。
信号が早く変わらないことにイライラしてると思われるのは心外。
あ、今貧乏ゆすりしてる、って気が付いたらカメラ回すようにしてるので、編集中にカタカタし出した時はカメラとパソコンとで慌ててしまいました。
ここで気づいたことがあります。
使用しているのは動物性の生クリーム。
消費期限は検証開始の10月26日(木曜日)の15日後。しかしこれは、“未開封”ならの話。
調べたところによると、“開封後”は厳密ではありませんが1〜2日しか持たないそう。
背に腹、変えられず……
音がモタモタからバシャバシャに変わったら分離の合図なので、液体を捨てる。
出来ました。
めちゃめちゃ美味しい。
貧乏ゆすりでバターは!!作れませんでした!!
終わり終わり終わり!!!!!
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