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Sequence1メモリー3「成人編」

今日も1日が始まる。
何も無い毎日。
いつも通りの今日。
生きてるだけで感謝はしてる。

このアニムス…不具合だらけで非常にやりにくい。
真っ当な人に生まれたかった。
好きで障害者になったわけじゃないのだから。
たまにそう思う時はある。
けど、産んでくれた親には失礼になるし、今は精一杯親孝行をしていこう。

成人した今でも苦労することはある。

それは、社会が障害者に対する理解もそうだが、健常者という基準で世界は作られているため、障害を持つ人からしたらやりにくいだとか行きづらいだとか色んな問題も出るわけ。
少しずつ理解は広まってるものの、まだまだ道半ばだろう。

聴覚の当事者としては、やはり音だろう。雑音を聞きながら会話を聞く。
神経を研ぎ澄まさせ、、話を聞く。それを8時間あるいは9時間。
今はもう無意識にできるがそれでも疲れる。
無意識にやるせいだろう。

想像はしにくいだろうが、脳ミソが焼けるぐらい頭が痛くなるほど疲れるのだ。
聴覚情報をカバーできるのは視覚情報。
だから目に見えるものはしっかり理解できるし飲み込める。
じゃないと聴覚で聞いた事忘れるもん。
視覚の方がずっと残るでしょ。イメージしやすいから。

仕事では、報告や相談を全てチャットでお願いしています。時には口頭もあります。
その代わり自分からきちんと報告をしてあげないと相手には伝わりません。
チャットで仕事の依頼を受けて、終わったら口頭で報告する。もしくはチャットで。

私は、普通にコミュニケーションできるから
「えっ、君って聴覚障害なん?まじかw気づかんわー」
健常者と間違えられることはしょっちゅうある。

人工内耳という医療機器。

技術の進歩で小型化になってるとはいえ、イヤホンと間違えられることもあるし、まだまだ理解は広まってるとはあまり思えない。

映画の「聾の形」1度は見てみてみるのもオススメだよ。
私の体験した物語と似ているよ。
是非とも物語を追体験して欲しい。

今日はここまでにしよう。
まだ語るべき物語はある。
少しずつ小分けにして伝えよう…。

私の物語。どうか広まりますように。

Sequence1メモリー3 完了

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