かんじかけない
ここ数年、字を書くことが増えました。
なんとなく あーこんなに文字を書いていなかったんだなあ とじんわり実感していったのですが、
いちばん大きかったのは 漢字が本当に書けないと思ったこと。
それ自体はよくある話だと思うんだけど 漢字を書けないとすぐ携帯電話やパソコンに手が伸びる。
そしたら1発で答えを教えてくれる頭のいい先生たち!
そうやって機械の力に頼りながらなんとかかんとか文章を書いていくと ある程度漢字力が戻ってくるみたいだ。
書いたことのないはずの漢字を頭で想像して書ける場面も増えてきた。
そうやって過ごしている中でひとつ気づいたことがあって、これは書き残しておきたいなあと思いました。
興味のないことや、気にしていないものに関する漢字ほど書けない。
それがどれだけ簡単なつくりの漢字でも、今まで書いたことのある漢字でも 本当に思い出せなかったりする。
そんなことも 特別大きなことではないのかも知れないけど ぼくがそう強く思ったのは
家族
という漢字を書いたときだ。
族
がほんっっっっとうに!出てこなくて
何回書いても
旅
にしかならない。
小さなことだけど ぼくにとっては人生を揺るがすほどショックを受けたことでした。
文字はひとを映すなあと思って、ほかの漢字でも あ この漢字は書けないなあ興味ないもんな そう思うことは結構あったけど
それにしてもこれは…
一旦悲しくなってから これからの自分が進みたい方向が見えたようで前向きになれました。
かんじおぼえよう。
かぞくはたいせつ。
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