マーケティング「VRIO分析」

VRIO分析とは、マーケティングにおいて、「自社の経営資源についての価値」をフレームワーク化したものである。

V(value)経済価値

まずVRIO分析のうち、最初のVは、「自社の経営資源には経済価値があるのか」について分析することができる。

R(rarity)希少性

2つ目のRは、「自社の経営資源には希少性があるのか」についての分析である。

I(imitability)模倣困難性

3つ目のIは、「自社の経営資源は、競合企業に模倣されにくいか」についての分析である。

O(organization)組織

最後のOは、「自社の経営資源を活用し、組織能力を発揮できるような組織がデザインされているかどうか」についての分析である。

以上が、マーケティングにおける、自社の持つ経営資源について詳細に分析するためのフレームワークであるVRIO分析である。

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このVRIO分析は、マーケティングだけに留まらず、「一人の人間としての価値」を測るためにも応用することができると私は考える。

つまり、もし人間の価値を測る基準が、①外見、②性格、③特技だとしたら、

①自分にはどれほどの価値があるのか
②自分には希少性があるのか
③自分のいう存在は、代替できるのか
④自分の能力を十分に発揮できる環境に身を置けているのか

という視点で、自分自身の価値を考えることができる。

私がマーケティングの学習を面白いと思う理由は、このように、机上の空論に留まらず、現実世界にも応用できる要素がマーケティングには詰まっているからである。

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