消費とは、「問題解決行動」である

以前の記事で、マーケティングミックス(4p)のうちの製品(product)に対応する4cのうちの一つ、顧客ソリューション(customer solution)というフレーズを紹介した。

ソリューションとは、「問題解決」という意味であり、すなわち消費者が製品を買う根本的な理由は、「消費者の中である問題」が起きたからであり、その問題を解決するために、消費という行動を取るというメカニズムである。

わかりやすい例を挙げるならば、家の浴室に置いてあるシャンプーの中身が無くなりかけている状態である。この時、問題なのは、「シャンプーの中身がなくなってしまい、髪の毛を洗えず、清潔感が保てなくなってしまうこと」である。これが今回の消費者にとっての問題であり、その問題を解決するために、新しいシャンプーを購入するのである。

そのため、生産者側(売り手側)が自社商品を売るためにまず熟考すべきことは、「消費者にとっての問題が何なのか」と、「自社の商品は、消費者のどんな問題に対応することができるのか」ということである。

これも前回の記事で述べた、マーケティングコンセプトの最重要事項である、「顧客ニーズを起点にすること」に通じていると言えるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?